(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会 『22年目の告白-私が殺人犯です-』は6月10日より全国公開

何人殺した!? 怪優・藤原竜也に憑依した、4人の“凶悪殺人犯”たち

コラム

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

若冠15歳にして蜷川幸雄に見出だされ、舞台『身毒丸』(1997年)で衝撃的なデビューを飾った天才、藤原竜也。その後は、野田秀樹や栗山民也などの演出する舞台や、深作欣二、三池崇史、中田秀夫など巨匠たちの手掛ける映画で主演を務め、正気の沙汰ではない強烈な役どころを数多く好演し、狂人を演じさせたら右に出る者がいない怪優として不動の地位を確立してきました。

(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
『22年目の告白-私が殺人犯です-』は6月10日より全国公開

最近では、TBS系列「リバース」(2017年)での怪演ぶりが話題となっている藤原ですが、6月10日より公開の映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年)では、前代未聞の猟奇的な殺人鬼を演じるとのことで、その狂気の演技に再び注目と称賛が集まりそうです。それにしても藤原竜也は、いったいどれほど多くの人たちを映画の中で葬ってきたのでしょうか……。彼が演じてきた様々な殺人犯から特にインパクトの強い4人をフィーチャーし、その伝説の名演をまとめてみました。

全人類を操る驚異の突然変種━━『MONSTERZ モンスターズ』(2014年)の“男”

視界に入った人類を意のままに操作することができる一人の“男”。気まぐれに人の集まるところに出没しては悪戯を仕掛けたり、銀行の窓の外から客や行員を操り大量の札束を手に入れたりと、ひっそり孤独な人生を送ってきた彼ですが、あるとき偶然、“唯一操れない男”と出会ってしまい、感じたことのない恐怖や不安を覚えます。思い通りにならないターゲットを何としても抹殺したい“男”は、善良な人々を片っ端から巻き込みながら、大胆不敵なやり方で彼を追い詰めます。

本作で藤原竜也演じる“男”が死に追いやった人々の数は、はっきりと視認できるだけでも20名以上!両手で首の骨を折らせる、高所から飛び降りさせる、拳銃で互いを撃たせるなど、まるでマリオネットを操るかのように次々と人命を失わせていきます。

しかし本来の“男”は「化け物」などではなく、繊細な心を持った一人の「人間」。自ら望んでこのように生まれてきたわけではないのに、恐ろしい能力に振り回されることになった青年の苦悩を、藤原は悲壮感を漂わせる切ない演技で見事に表現しています。

死神を超越した頭脳明晰な悪魔━━『デスノート』(2006年)、『デスノート the Last name』(2006年)の夜神月

名前を書いた者を葬ることのできる死神のノートを拾った夜神月(やがみ らいと)。法律の効力に限界を感じていた月は、異常なまでの正義感を煮えたぎらせ、次々とノートに犯罪者の名前を書き込み、彼らに“死の裁き”を与えていきます。やがて月の狂信的な信奉者たちから「キラ」と呼ばれて崇拝されるうち、“新世界の神”になることを夢想し始め、計画を邪魔するものはたとえ善良な者であっても容赦なく抹殺するようになります。

絶叫芸が十八番の藤原竜也ですが、本作においては後編のクライマックスまでその狂乱の演技はほとんど封印。死神にすら「死神より死神らしい悪魔」と言わしめた月の冷酷さや残忍さを、静の演技で妖しく体現します。

藤原演じる月が明らかに殺したと断定できる人々は、数えられるだけでも前後編合わせて70名以上!実際はもっと多くの人を殺しているはずなので、被害者は無数にいると考えられます。

藤原の代名詞といっても過言でないほどのハマり役となった夜神月は、「デスノート」の世界に触れてこなかった鑑賞者にとっても忘れらないキャラクターとなることでしょう。松山ケンイチ演じる世界的名探偵Lとの白熱した頭脳戦も必見です。

記事制作 : YOSCA

関連映画

マイシアターとは?
お気に入りの映画館を「マイシアター」に設定しておくと、上映中の作品やスケジュールがかんたんに確認できるようになります。
マイシアターは2つまで設定できます。