新川優愛、演技じゃなければ逮捕モノ!? 『めがみさま』で魅せる新境地とは

インタビュー

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ローカル地域を発信地として公開されるMシネマの第2弾『めがみさま』(6月10日)に松井玲奈とW主演する、女優・モデルの新川優愛。人生に絶望する理華(松井)に救いの手を差し伸べるセラピスト・ラブを演じる。自己啓発セミナーを主催し、「自分の人生を生きなさい!」と悩める人々の心をありのままに解放していくラブだが、ある事件をきっかけにその思想は暴走。キャラクターの豹変ぶりと感情の起伏を目力で体現した新川の姿は、まさに“目”を見張るものがある。プライベートでは無類のホラー好きという、新川の意外な素顔に迫った。

テンションを上げたり下げたりの繰り返し

「日常生活でも演技でも、これまで叫ぶようなシチュエーションはあまりなかったので、新鮮な気持ちでした。歩き煙草の男性に対して頭から水をかけるシーンは普通にやったら逮捕もの。煙草にも顔にもきちんと水がかかる様にしなければならず、1発本番の緊張感はありましたが、未知なる体験として楽しめました」と演じたラブの破天荒ぶりを紹介。

優しい顔を浮かべる一方、180度真逆の威圧的表情を使い分けて、セミナーにやって来る信奉者を意のままに操る。役柄に説得力を持たせるため、新川は様々な工夫を凝らした。「なぜか聞き入ってしまうような喋り方やセリフの言い回しのほかに意識したのは、一度目が合ったら離せなくなるような目力。怒鳴った後に急に優しくなったり感情の起伏も激しく、カットがかかるごとにテンションを上げたり下げたりの繰り返しでした。本番直前はまるでスポーツする前のように準備体操をしていました」と全身全霊体勢を振り返る。

一筋縄ではいかない人物像ゆえに「難しいと悩み、監督とも何度も相談しました。でも苦労した分だけ、お芝居の気持ち良さを知れた気がする。スタッフ・キャストに助けられたことも多く、だからこそ皆で一つの作品を作っている連帯感と充実感があった」とモノづくりの魅力を改めて知ることができた。

小3からのホラー英才教育

新境地ともいえる役どころを演じた新川は、無類のホラー好きで知られている。ホラー映画歴は小学校3年生からスタート。それはホラー映画好きな両親の影響だ。「土曜の夜は映画鑑賞という決まりがあり、その日だけは夜更かしをしてもOK。でもジャンルは両親が大好きなホラー映画でした。両親とは寝室が別だったので、ずいぶん無責任だな!と思いながら一人怯えて寝ていました」と苦笑い。

そんな“ホラー英才教育”の甲斐あって新川自身も大のホラー映画好きに。「オバケが怖い!というジャンルもいいけれど、人間の怖さが描かれているホラー作品が一番好き。どんでん返し系もいいですね。いや~な終わり方をするような『シャイニング』もいい。フェイクドキュメンタリー『戦慄怪奇ファイル コワすぎ』シリーズの工藤ちゃんも大好きで、『FILE-04 真相!トイレの花子さん』は名作」と筋金入りだ。

子役として女優活動をしてきた新川も現在23歳、大人の女性に。学生時代は学園ものへの起用も多く「女優業はお仕事というよりも楽しい部活というような感覚があり、右も左もわからずカメラの前に立っていた」と振り返るが「現在は先輩俳優の方との共演も増えて、作品に向き合う姿勢も責任感も変わってきた。『この仕事で食べていくんだ!』という意識が強くなって、カメラの前に立つまでのプロセスもかなり濃くなった。やっと右と左がわかる様になりました」と心境の変化を実感している。女優業と並行して、情報番組MCに挑戦したり、バラエティー番組にも出演。「挑戦する幅を狭めず、いただいた仕事は全力で」をモットーに、これからも様々に化けるつもりだ。

(文・石井隼人)

記事制作 : 石井隼人

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