(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation  20世紀フォックス映画配給

不老の戦士が老人に!? 可憐で“野性的”な少女との絆を描いた『LOGAN/ローガン』

コラム

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6月1日公開された、映画『LOGAN/ローガン』。すでに世界各地で大ヒットしていますが、その人気の秘密は重厚なストーリーに加え、魅力的な登場人物の存在が大きいと思います。

そこで、歴代作品におけるウルヴァリンの姿と、今回初登場となるキャラクター・ローラについて、原作と比較しながら解説していきます。

不死身の戦士!究極のタフガイ「ウルヴァリン」

多くのヒーローが共存するマーベル・シネマティック・ユニバースのみならず、アメコミ界でも屈指の人気者であるウルヴァリン。ウルヴァリンの本名はジェームス・ハウレットなのですが、通称であるローガンの名で呼ばれることが多く、こちらの方が有名です。

ウルヴァリンは怪我だけでなく、例え骨になっても回復するヒーリング・ファクターの影響で長命となっています(推定150歳以上!)。戦いの日々で愛する者との別れを繰り返してきたため、すさんだ性格の印象が強いです。初期の作品では特に乱暴で、立ち読みを注意されただけで“爪”を出して威嚇するほど。ちなみに“爪”は、皮膚を突き破って出てくるため、その度に痛みがあるのです。

しかし、一方では女性や子どもなどには優しい一面をもちます。実はかなりモテるのですが、本命にはフラれるという悲しい一面も……。

アメコミではティーンエイジャーの少女がパートナーになることが多いのですが、これには“強い父親像”が反映されているといわれています。家族を守るために命をかけることも厭わず、信念を貫くその姿は、多くの人を魅了しています。

(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation  20世紀フォックス映画配給

今作ではなんとヒーリング・ファクターが弱まり、全身傷だらけの年老いた姿に。実はアメコミでも“年老いたウルヴァリン”は何回か登場していますが、これほどボロボロになった姿は初めてです。

なぜかミュータントが絶滅寸前となった世界で、病気になった恩人であるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの介護をしながら、ひっそりと生活していたウルヴァリン。激しい闘争本能と共にウルヴァリンの名を封印し“ローガン”として静かに暮らしていました。しかし、一人の少女との出会いが、彼を最後の戦いへと導くのです!

可憐な外見と野生が同居中「ローラ」

今回、ウルヴァリンのパートナーとなる少女がローラです。かわいらしい少女ですが、なぜか世間知らずで感情の起伏が激しいのが特徴。彼女についてあまり情報がありませんが、存在そのものが今作の大きなカギとなっています。

彼女は元々アニメ「X-Men:Evolution」のオリジナルキャラクターでした。人気キャラクターとなったためアメコミに逆輸入されたという、珍しい経歴の持ち主なのです(同じ例にバットマンシリーズのハーレイ・クインがいます)。その後、個人シリーズをもち、今やアメコミ界でもトップクラスの人気者になっています。

映画のローラは原作に比べると幼いですが、その愛らしさは健在です。彼女の笑顔がウルヴァリンの凍り付いた心を溶かすのではないでしょうか?

最後のウルヴァリンは「絆」の物語

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“ウルヴァリン最後の戦い”を描いた今作。ヒーローが年老いた姿になるのは非常に珍しいのではないでしょうか? X-MENのメンバーも登場せず、ひたすらハードボイルドな雰囲気の中、少女を守る一人の男の戦いを描いている今作のテーマは、2人の“絆”といえるかもしれません。

束の間の団らんで笑顔を見せる2人からは、穏やかな雰囲気を感じられます。お互いを大切にする“絆”と“想い”が継承される今作、ヒューマンドラマとしてもぜひ鑑賞してほしい作品です。

(文/二輪京太@H14)

記事制作 : H14

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