映画『海辺のリア』より、黒木華(左)と仲代達矢(右)。(C)「海辺のリア」製作委員会

若手実力派女優・黒木華の3つの顔…『海辺のリア』では“期待を裏切る”○○を魅せる!

コラム

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年を追うごとに目覚ましい活躍を見せる若手女優の黒木華。日本アカデミー賞で2度最優秀助演女優賞に輝いた彼女は、若くしてすでに演技派女優として注目を集めています。しかし、彼女はまだ27歳。女優としての進化はまだ止まっていません。そのことを物語るように、現在出演中のドラマ「みをつくし料理帖」、公開中の映画『ちょっと今から仕事やめてくる』、6月3日公開された映画『海辺のリア』の各作品でまったく違う顔を見せています。

女性料理人役でその腕前を披露

まず、5月にスタートしたNHKの土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」は、高田郁の同名小説のドラマ化。若くして大阪から江戸へと移り、一流料理人としてその才能を開花させていく主人公、澪の成長が描かれます。黒木が演じているのは澪。森山未來扮する店の常連客に“下がり眉”とからかわれる、困り顔が愛くるしい女性料理人です。料理人役となると、気になるのはやはりその料理の腕前。しかし、さすがに若手演技派と呼ばれる黒木だけに、そこに抜かりはありません。なんでも事前にみっちりと料理のいろはを学んだそう。第一話からカツオをおろすシーンで見事な包丁の腕前を披露しています。また、着物姿で日本髪が美しい彼女に出会えます。

大人の女性の色気漂う表情でイメージ一新

一方、現在公開中の映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は、ブラック企業に就職してしまった青年が新たな希望を見出だしていくヒューマンドラマ。ここで黒木は、主人公の憧れの先輩・五十嵐美紀を演じています。この美紀は、常に営業成績トップのエリート女性社員。赤いルージュをひき、メイクも服装もバッチリ、いかにも“できる女性”という役柄です。これまで、明るくちょっと控えめで清楚な女性を演じてきたイメージの強い黒木にとっては、従来にはなかったタイプの役といっていいかもしれません。どちらかというと童顔の彼女ですが、ここでは大人っぽく艶っぽい、女性の色気をほのかに漂わす姿に出会えます。

父親に無残に捨てられた愛人の娘役で女の狂気を体現

最後に6月3日公開の映画『海辺のリア』は、認知症の疑いがあるかつての大スターの処遇をめぐり、壮絶な争いが巻き起こる家族劇。ここで黒木は、スター俳優の桑原兆吉にかつて無残にも捨てられた愛人の娘、伸子を演じています。『ちょっと今から仕事やめてくる』では“できる女性”に扮した黒木ですが、この伸子役では一転して、ボロボロのジーンズにスニーカーというお世辞にも品が良いとは言い難いいで立ち。父親である兆吉に汚い言葉を浴びせかける、心の荒んだ女性を体現しています。“静”のイメージのある黒木ですが、この伸子役では叫び、他人を罵るシーンも。これほど怒りや狂気をあらわにした黒木の顔は、これまでの作品で見たことがないかもしれません。良い意味で期待を裏切る演技を見せてくれています。

この3役で、また新たな魅力を見せている黒木華。すでに報じられているところでは、来年公開予定の岡田准一主演の大型時代劇映画『散り椿』への出演が決定しています。次にどんな役でどんな姿を見せてくれるのか、期待が募るばかりです。

(文/水上賢治@アドバンスワークス)

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記事制作 : dmenu映画

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