(C)岡田和人(ヤングチャンピオン) (C)2017「教科書にないッ!」製作委員会

中山美穂や菊池桃子も!? 男の子を夢中にさせた、エッチな“寸止め”青春ラブコメの歴史

コラム

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6月17日公開された『教科書にないッ!4』(2017年)は、漫画『いっツー』や『すんドめ』などでも知られる岡田和人原作の人気ラブコメディーを、元AKB48・森川彩香の主演で実写映画化。R指定ではない“寸止めエロチズム”が人気となり、本作でシリーズ4作目を迎えました。

過去にもこうした“ちょいエロ”青春ラブコメディーの名作が数多く存在し、性のエネルギーに満ちた思春期の男子達を熱狂させてきました。そんな、今なお語り継がれる名作の歴史を紐解いてみましょう。

清純派アイドル菊池桃子による昭和のチョイエロ映画『パンツの穴』

1980年代といえば、まだ携帯電話やインターネットも普及していない時代。情報が少ないために、アイドルという象徴も現在よりもっとピュアな存在でした。世の男子達は彼女たちに恋をして、出演するテレビドラマや映画を食い入るように観ていたものです。

そんな80年代を代表するスーパー清純派アイドル菊池桃子を、一躍スターダムへとのし上げた青春ラブコメ映画が『パンツの穴』(1984年)です。アメリカ映画のいわゆる“童貞青春ムービー”に色濃く影響を受けた作品で、菊池は水着シーンやパンチラシーンに挑戦しています。本作は大ヒットとなり、当時無名だった菊池も映画初主演ながら、世の中に認知される大きなきっかけになりました。

その後も『パンツの穴』シリーズはアイドルの登竜門的に続編が作られ、2011年には21年ぶりにグラドルの篠崎愛主演でリメイクされています。一作目の清純派なヒロイン像とは違い、積極的な女の子の姿が描かれており、篠崎はグラドルならではのスタイルをいかした大胆な着替えシーンにチャレンジ。ちょいエロの描写が、時代とともに変化してきたことを伝えています。

アイドル・中山美穂のセミヌードシーン!?「毎度おさわがせします」

コンプライアンスという言葉がよく囁かれる昨今ですが、“その時代だからやれたエロチズム”がテレビドラマの世界には数多く存在しています。

国民的大女優・中山美穂のデビュー作として、1985年にTBS系で放送されたドラマ「毎度おさわがせします」は、その代表格といえるでしょう。21時からの放送という時間帯ながら、当時15歳だった中山の下着姿やセミヌードシーンを収録。劇中の男子学生の会話には、ストレートな性描写を表す単語が頻繁に登場し、社会現象になるほどの人気を博しました。

一部視聴者からは批判的な声も多かった同作。その一方で定番のシーンとしては、息子が父親に性や恋に対する悩みを相談する、男同士の入浴シーンが見られました。これにより性教育というテーマを盛り込み、家族愛を訴えかけた、画期的なホームドラマとしての役割も担っていたのです。

ロックバンドC-C-Bが担当した主題歌「Romanticが止まらない」も大ヒット。87年まで3シリーズが続き、中山自身もこの作品でデビュー作ながら、アイドルとして一気に知名度をあげています。

漫画実写化にみる、“ちょいエロ”作品

人気漫画の実写化となると、そのキャスティングに注目が集まります。それがちょいエロ漫画原作となると、世の男性にとっては特に気になるところでしょう。

昭和のちょいエロ漫画を数多く生み出した永井豪の代表作『キューティーハニー』は、70年代の作品ながら、2004年にグラドルの佐藤江梨子主演で初の実写映画化。2016年にも人気女優・西内まりやの主演で映画化されています。原作ではお馴染みのアンドロイド女子校生・如月ハニーの全裸変身シーンの再現に、どちらの作品も注目が集まりました。

一方、えびはら武司原作の『まいっちんぐマチコ先生』は、2003年にグラドルの仲谷かおり主演で初実写化。その後も2009年までに磯山さやかや森下悠里へと受け継がれて、全9作品が作られています。23歳の“お色気先生”役という立ち位置から、大人グラドル達のチャレンジの舞台として、今後もリメイクが期待できそうです。

“ちょいエロ青春ラブコメディー”には、アイドル達の知名度を一気に高める可能性があります。テレビというフィールドではなかなか表現が難しくなっている現在ですが、それだけに時代を超越し、映画の中で生き続けて欲しいジャンルといえるでしょう。

(文/村山琢也@H14)

記事制作 : H14

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