最終回が二度掲載!? 実写映画が12月公開『ハガレン』原作の“人気すぎ”伝説を振り返る

コラム

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Hey! Say! JUMPの山田涼介主演で、今年12月に公開予定の映画『鋼の錬金術師』。この通称『ハガレン』が今、ウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』ではリバイバル連載がスタート、7月12日にはファンイベントが開催されるなど、映画公開に向けて盛り上がりを見せている。連載当時、一大ブームを巻き起こしていた『ハガレン』だが、その人気っぷりは本当に凄まじかったようだ……!?

二度にわたりテレビアニメ化・映画化された、爆発的大ヒット作品

同映画の原作となった漫画『鋼の錬金術師』は、2001年〜2010年まで9年という長期にわたり、少年漫画雑誌『月刊少年ガンガン』にて連載されたダークファンタジー。実写映画化もされた人気漫画『銀の匙』などで知られる大ヒット漫画家・荒川弘の代表作である。幼いころに“禁忌”を犯したことで、体の一部を失った兄・エドワードと、全身を失った弟・アルフォンスが、元の体に戻る方法を探す旅の途中、“錬金術”を駆使し戦いながら成長していく……少年漫画の“金字塔”ともいえる作品だ。

荒川が、「錬金術」などに関する資料を、深く読み込んだことによって作り上げた精巧なストーリーや世界観、魅力的なキャラクターが大ヒット。二度にわたり、テレビアニメ化のみならず、アニメ映画化も果たし、コミックスは累計発行部数6,000万部以上の売り上げを記録した。

長期連載の場合、終盤になるにつれ、人気が落ちてしまい……といった話もよく耳にする。しかしながら、『ハガレン』の人気は別格であったようだ。

最終回掲載の『ガンガン』は、定価の6倍で取引…!? 異例の二度掲載…!?

この『ハガレン』の爆発的ヒットの裏には、アニメと原作の最終回を連動させた点にもあるといわれている。アニメは漫画よりも制作に時間がかかるため、二つの最終回のタイミングを合わせるためには、漫画の原作のプロット(物語の筋)づくりなどを、通常よりも前倒しで進める必要があり、漫画家・アニメ制作スタッフ双方にとってかなりの負担になるようだ。しかし、『ハガレン』は、漫画・アニメともに最終回をほぼ同じタイミングで掲載・放送。原作とアニメが連動してラストへ向かって進んでいく展開は、読者の心をガッチリとつかんだ。また、アニメ放送時、最終回が掲載される『ガンガン』のCMが流されたことも、最終回への期待を煽るきっかけになったといえるだろう。

そうして発売された『ハガレン』最終回掲載の『月刊少年ガンガン』2010年7月号は、通常の2割増の部数で発売されたのにもかかわらず、発売されるや否や、売り切れる書店が続出。ネットオークションでは、なんと定価の6倍以上という高値で出品されていたそうである。

この騒動はニュースにもなり、「コミックスが出るまで待てない!」「どうしても最終回を読みたい」といったファンの声が多く挙がった。そしてついに、『ガンガン』を手に入れられなかった「ハガレン難民」のため、『ガンガン』編集部が急きょ9月号に最終回を再掲載するという異例の事態に発展した。最終回がまさかの二度掲載という、普通ならあり得ないこの出来事は、当時の『ハガレン』の熱狂的な人気を象徴するエピソードだ。

公式サイトやYouTubeで4月より公開された映画の予告編は、公開から8日間で320万回以上の再生数を記録。また、国内のみならず、世界中からもアクセスが殺到しているようだ。連載終了から7年たった今でもその人気は衰えることを知らない『鋼の錬金術師』。超人気作の実写映画公開を、原作人気の思い出に浸りながら、楽しみに待ちたいものだ。

(文/オザキエリ@エクスライト)

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記事制作 : dmenu映画

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