映画『銀魂』は7月14日より全国公開

『銀魂』小栗旬&菅田将暉 インタビュー

インタビュー

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みんなバカ!な最高のB級映画

SFと時代劇がミックスされたぶっ飛んだ世界観で大人気の漫画「銀魂」を実写映画化!ぐうたらだけどカッコいい銀時を演じた小栗旬と、万能突っ込み役の新八にふんした菅田将暉が、作品とお互いについて熱い思いを語った。

最高のB級映画!じゃなくてA級映画!!

Q:完成品をご覧になって、どんな映画になったと思われましたか?

小栗旬(以下、小栗):福田(雄一)監督がテレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで頑張ってきたことが、全部詰まっている映画になったと思います。今の日本では、本気でみんながバカをやる映画にお金を使ってくれることが、なかなかなかった。原作のパワーがあるからこそだと思いますが、最高のB級映画ができあがったと思っています。

菅田将暉(以下、菅田):いやいや、A級ですよ(笑)。こんな夢のような映画ないです。

小栗:そうだね。僕もまさか歌手デビューできるとは思っていませんでした。

菅田:めっちゃ面白かったですね(笑)。

小栗:きっとこれから歌方面のオファーが来ると思うから、今後はそっち寄りで売っていきたいです。第二の福山雅治さんを狙います!……なんてね(笑)。

「いい具合に茶化して遊ぶ」スタイル

Q:公開前、「実写化してすみません」という謝罪がお二人からありましたが、完成後に心境は変化しましたか?

小栗:原作の空知(英秋)先生が「いい具合に茶化して遊ぶ」というスタイルだったので、僕らもそれに乗せてもらいました。「全部福田監督のせい。俺は踊らされて出ただけだ!」ってことで(笑)。

菅田:僕の場合、急に福田さんから「小栗くんが謝罪動画を上げるから何かリアクションして」って雑な振りが来まして(笑)。けど、そういうフットワークの軽さとノリの良さが大事な組でした。

小栗:真面目な話、福田監督はいつも原作の世界観を壊さないように作っていると思います。僕も、原作物を演じるときはオリジナリティーを出そうとは考えず、自分が読んだ原作のイメージに近づけます。ただ、それが万人に受けるかは別問題ですけど。

菅田:僕も漫画やアニメーションが大好きで、実写化に携わることは多々あるんですが、実写だからこそやるべきことは絶対あると思うんです。コマとコマの間の解釈とか、人間でやることの意味とか。今回だったら、たとえば冒頭のシーン、(近藤役の中村)勘九郎さんは本当に体にハチミツを塗りたくっています。だんだんと股間に流れていって、「お妙さーん」って飛ぶと股間から飛び散る。それは実写だからこその面白さで、そこまでやるのが美しいわけです。

小栗:その日が撮影初日だったんですよ。この映画は勝てると思いました(笑)。

Q:ご自身が演じられたキャラクターのお好きなところは?

小栗:ふだんちょっとダサいけど本気出したらカッコいいって、男の子が大好きなキャラクターです。それに、銀ちゃんは楽して勝ちたい人で、僕もそうです(笑)。

菅田:新八はウソがない気がします。とりつくろわない。ビビるときはビビるし、楽しいことは全力で楽しむんです。彼らを見ていると、人生が豊かになる気がしますね。

小栗:まだ出てない個性的なキャラクターも原作には多いですから。もし「次」があるなら、将軍と遊びたいって、ずっと現場で言っていました。それもこれも、今回がヒットしなかったら消える話ですけど(笑)。

小栗の言葉で吹っ切れた菅田

Q:お二人は本作の前にも共演されていますが、当時と印象は変わりました?

小栗:初めて会ったのはテレビドラマ「獣医ドリトル」で、まだ将暉がアイドル売りのころ。あまり話をする機会はなかったけど、きっといろんなことに迷っている時期だろうなと感じていました。

菅田:そのころ、小栗さんが「キラキラできるうちにしといたほうがいいよ」って言ってくださって、僕はそれがいまだに残っています。迷いが吹っ切れました。それからしばらくして、映画『共喰い』の撮影前日にいてもたってもいられなくて小栗さんに連絡しました。

小栗:たまたまうちで友だちの誕生日会をやっていたんですが、将暉が「この映画で自分の人生が変わりそうなんです」って話してくれて。「頑張れよ!」ってみんなで見送ったら、そのとき将暉が着ていたTシャツの背中に「THE END」って書いてあった(笑)。

菅田:あのときのメンバーに会うと、いまだに言われます。あのTシャツはだめだよって(笑)。

小栗:あそこで1回終わって、新しく始まったんだよ、きっと。あの後、あれよあれよという間に「天才・菅田将暉」になった(笑)。将暉は、すごく繊細な感覚をしていて、頭が良くて、現場でも人のことをよく見ている。福田監督の演出にも瞬時に対応していて、器用な役者だと思います。

菅田:小栗さんは会うたびに最近観たドラマや映画の話をして、「あれ、カッコよかった」って悔しがっているんです。そういう貪欲さや前に進もうとする姿は、後輩からするとすごく指針になります。

Q:小栗さんの周囲には人が集まると伺いますけど、愛されるコツとは?

小栗:特にマメでもないし、自分がしたいようにしているだけです。

菅田:そんなに愛されてないっすよ(笑)……ってことを、後輩が言えるこの空気が真髄だと僕は勝手に思っています。小栗さんがいなくても小栗さんの話題で盛り上がるとき、みんなが楽しそうなんです。

小栗:だから僕、くしゃみが多いのかな(笑)。まあ、人を集めるのは好きですね。最近はだいぶ淘汰されてきて本当に親しい人しか集まらなくなっていますけど、ときどき菅田世代が入ってきたりします。

菅田:おうち、広いですもんね。みんなでご飯食べられて、最高に楽しいです。

小栗:そういう交流が、作品作りにもつながっていくといいなと思っています。

取材・文:早川あゆみ 写真:尾藤能暢

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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