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永遠のカリスマ! 窪塚洋介、「かっこいい」生き方の秘密を探る 

コラム

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今から17年前の2000年、テレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」が放映されるや否や窪塚洋介はドラマの中のキャラクター安藤タカシの通り名だった<キング>同様、当時の若者たちのカルチャーを代表するキングとなった。それから17年、転落事故や、歌手活動など波瀾万丈な人生を送る窪塚洋介は、当時からの輝きを失うことなく、今なおカリスマオーラを放ち続けている。シネマトゥデイでのインタビューの名言や、SNSでの発言を振り返りながら、窪塚のかっこよさの秘密を探る。

窪塚洋介×ストリート×アート

 

「アートに垣根はない。ストリートカルチャーでつながっているから。これからはおれらのオリジナルでどんどんつながってくし、それは誰もどうこうできないもんだと思う。そういう世代のやつらをここから作っていくわけだから、これからは時代の流れも変わってくるだろうし、すごい高いところにアンテナ張ってその流れをリードしていく」~転落事故から復帰後、初主演した映画『同じ月を見ている』インタビュー中の言葉~

2000年に放映された「池袋ウエストゲートパーク」のキング役をきっかけに大ブレイクしたのち、映画『GO』『ピンポン』『凶気の桜』と全く異なる役柄を演じて瞬く間に日本を代表する人気俳優となった窪塚。当時、ストリートには、窪塚のヘアスタイルを真似した「ツイストパーマ」の若い男性が溢れており、彼の影響力の大きさを物語っていた。

2004年、絶頂期だった頃に起きた転落事故は、ファンに大きな衝撃を与えた。9階から転落するという大事故にもかかわらず、窪塚は1年で仕事に復帰。まるで不死鳥のように、映画界に舞い戻ってきた彼を救ったのは、「信念」だった。転落の原因を好き勝手に憶測するメディアへの鬱憤を晴らすかのように2006年には卍LINEとして音楽活動を開始し、自らの思いを発信し始めた。初の曲「REMEMBER」には、先の言葉にもあるような「自分たちの手で、時代をつくっていこう」というポジティブな思いが溢れている。

常に平和に向き合う、真摯な思い

今、僕らが持っている価値観と当時の価値観っていうのは「時代劇か?」っていうくらい時代が違うと思うんですよ。モハメド・アリが「ベトコンはおれに何もしてない」ってベトナム戦争への徴兵を拒否したけど、それは答えっていうか……本当に正しいなって思う。自分の世界のことではなく、自分とは関係のない誰かと誰かのトバッチリで、「なんでオマエのために死ななきゃいけねんだよ」って思う。~特攻隊員の一人を演じた、映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』のインタビューで「もしもあの時代に生きていたら」の質問に対して~

特攻隊員の青春を描いた『俺は、君のためにこそ死ににいく』のオファーをされた際、窪塚は監督に「あの戦争は間違っていなかったんだとか、清算するような内容になるんだったら出たくない」とはっきり言ったのだそう。その際、監督から「特攻隊員の人たちがいたという事実をそのまま描きたい」という返事があったことで出演を決意したのだという。当時、窪塚は28歳。インタビューでも、言葉を大切に選びながら語る彼の中には常に平和に真正面から向き合う強い思いが垣間見えた。

彼の平和に対する姿勢は今も崩れることなく、昨年の7月12日には、自らのツイッターで「みんなゼッタイ戦争行くなよ。アインシュタインが言ってたぜ、全員でボイコットすりゃいいんだよ。みんなを入れとく牢屋はないからな。(中略)。で、行けって言うやつらにこう言うんだよ、『先ずお前が先に行け!』」と呟いた窪塚。彼が発信した平和への想いは10,000リツイートを超えSNSを通じて多くの若者に伝わった。

窪塚洋介のブレない生き方

「自分が評価されたいからクリエイトするわけじゃなくて、やりたいからやっているということが、ブレないように生きていけたら、人生の最後にも満足すると思います」~2009年太宰治の原作を映画化した『パンドラの匣』に出演した際のインタビューで~

「やりたいことをやって生きる」窪塚の生き方はまさにこの一言に集約されているだろう。俳優としては自分が納得した作品に出演し、ミュージシャン卍LINEとして毎月のようにクラブでライブをしている。ツイッターでは世間の反応や、権力を気にして、言いたいことも言えないようになっている世の中で、周りのことなんて気にせず自分の思いを発信し続ける彼の姿勢は変わらない。

東日本大震災が起きたときは原発を真っ向から批判し、政府やメディアをディスりまくる「日本のうた」を発表。そして昨年7月、参議院選挙期間中に演説と音楽を融合させた選挙フェスと称したスタイルで自身の思いを訴えて、25万7,036票を集めた三宅洋平候補の応援演説では、臆することなくマイクを握り、若者たちに熱い思いをぶちまけた。とことんブレないその生き方が、彼の一番のかっこよさなのではないだろうか。

ハリウッドに進出も調子に乗らない、謙虚な姿勢

「地に足をつけて臨まないと自分がブレちゃうと思うんですよね。調子に乗っていたわけじゃないけれど、20代前半に足元をすくわれた経験もあるので。今良い流れになってきたなって実感があるんです。2周目というか、あらためて自分がやるべきこと、やりたいことをしっかり見据えていかなければと思っているんです」~マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 −サイレンス−』のインタビューで~

江戸時代のキリシタン弾圧を描いた遠藤周作の小説「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が、長い歳月を費やして映画化した『沈黙 −サイレンス−』で本作の鍵を握るキチジローを熱演した窪塚。この作品で、ハリウッドの熱視線を集めた彼はすでにハリウッド進出第2弾作品も決定。スローン・ウーレン監督の『リタ・ヘイワース・ウィズ・ア・ハンド・グレネード(原題) / Rita Hayworth with a Hand Grenade』(仮訳邦題:リタ・ヘイワースと手榴弾)』で主演女優エリザベス・バンクスの相手役を窪塚が務める。 窪塚は、本作で終戦を知らされないまま約30年間、潜伏生活を送っていた日本人兵士を演じている。どんな役者でも調子に乗ってしまいそうな状況の中で、窪塚は変わらない。

私生活では、最高の幸せが訪れた。6月20日に第二子女児が誕生したことをツイッターで明かし、「赤ちゃんはまだモンチッチみたいだけど、初めての女の子、心底愛おしく、心底嬉しいです。より仕事に遊びに精を出して、一生大切にしたいです なるたけ安全に安心して大きくなってもらえるように、家族、仲間と一丸になって僕ららしい幸せを追求します」と喜びを爆発させている。窪塚は2003年に一般女性と入籍して、同年10月に長男が誕生。その後、2012年に二人は離婚を発表したが、今でも家族は家族のまま。現在の奥さんであるPINKYと誕生した娘さんという新たな仲間が加わり、窪塚の人生はより充実したものになりそうだ。

窪塚洋介と Dragon Ash の降谷建志が共演を果たした、映画『アリーキャット』は7月15日より全国公開。

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(シネマトゥデイ編集部:森田真帆)

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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