(C)2017 東映ビデオ/エクセレントフィルムズ

峰なゆか、水嶋あい、紅音ほたる…元・セクシー女優の“引退”後の新たな道

コラム

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7月1日より公開されている映画『身体を売ったらサヨウナラ』は、元セクシー女優という過去をもつ新聞記者が、その実体験を赤裸々に綴った作品です。

原作となった本の著者である鈴木涼美は、現在は社会学者として活動をしています。これまでセクシー女優の引退後といえば、そのまま名もなき一般人に戻るケースが多い中、今は彼女のように自分の経験を活かしながら活躍し続ける女優たちも増えているようです。今回は鈴木涼美のように、引退後に新たな道を歩んでいる元・セクシー女優たちを紹介します。

『アラサーちゃん』が大ヒット!漫画家になった峰なゆか

日本テレビのトーク番組「恋のから騒ぎ」出身のセクシー女優・峰なゆかは、引退後は漫画家に転身。壇蜜の主演で2014年にドラマ化もされた『アラサーちゃん』の作者として一躍有名になりました。

ちなみにデビュー作のタイトルは『恋のエロ騒ぎ』で、内容も完全に番組のパロディ。その後の出演作でも生のサンマを使ったプレイをしたりなど、肩書きに縛られすぎていたという現役当時のエピソードや、収録現場でのあるあるなどを盛り込んだマンガも話題になりました。

たびたび自分の過去をネタにしている一方、男性のダメ行為を斬り倒す元セクシー女優独自の視点も健在。その視点をフルに活かした、一般男性とガチンコのデートをレポートした漫画『女くどき飯』も大ヒットしています。

映画脚本家として本名で活動する白石ひとみ

1990年にデビューした白石ひとみは、お嬢様セクシー女優として人気を博し、瞬く間に業界のトップにまで昇りつめました。その演技力の高さを武器に、「ギフト」(1997年)や「ナニワ金融道3」(1998年)などのテレビドラマへの進出も果たしています。

しかし、その後に「元AV女優はAVを引退してもAV女優としてしか見てもらえない」という言葉を残して芸能活動を停止。白石ひとみとしては、今に至るまで公の場に姿を現していません。

そして現在、彼女は本名の落合雪恵名義で、所属会社である有限会社カエルカフェが制作する映画の脚本家として活動しています。近年では脚本のほか、編集や美術も担当しているとか。代表作に堀北真希が主演した『春の居場所』などがあり、2017年には宮川一朗太や石橋穂乃香が出演した映画『箱入娘面屋人魚』が公開されています。

セクシー女優専門のヘアメイクになった水嶋あい

2009年にデビューした水嶋あいは、幼さの残るルックスで絶大な人気を博し、現役時代は約300本の作品に出演していました。2010年には新宿ニューアートにてストリップデビューも果たしましたが、改名を繰り返しつつ2015年に引退を発表。以前から勉強していたメイク技術を活かし、ヘアメイクの仕事に就くことになりました。

現在は元セクシー女優の過去を活かし、セクシー女優専門のヘアメイクとして活躍し続けています。現役のセクシー女優たちからの信頼も厚く、現場を知り尽くしたヘアメイクとして、メーカーや監督たちから重宝されているとか。彼女のように自分の技能を磨いて、完全な裏方業務に回るという元セクシー女優は今後増えていきそうですね。

去年惜しくも急逝……女性向けの性意識改革プロジェクトを推進した紅音ほたる

2004年に秋月杏奈の名でデビューし、1000万枚以上のDVDを売り上げるトップ女優だった紅音ほたる。2009年にセクシー女優を引退した後は、タレント活動と同時にHIV予防啓発活動など、女性の性意識改革プロジェクト推進に尽力しています。2010年には、一般社団法人「つけなアカンプロジェクト」を設立し、代表理事に就任しました。「女の子は「ゴムつけて」という勇気を。男の子はそれを受け入れる優しさを。」を合言葉に幅広い活動に励み、8年間で1万5000人以上の若者に直接コンドームを手渡しています。

しかし、紅音ほたるは、2016年8月に持病のぜんそくが悪化し、32歳の若さで亡くなってしまいました。これまでの活動が実を結び始めたタイミングでの急逝。この早すぎる死には日本だけでなく、啓蒙活動で招かれていたアジア各地でも惜しむ声が挙がったそうです。

(C)2017 東映ビデオ/エクセレントフィルムズ

『身体を売ったらサヨウナラ』はエリートコースを歩みながらも、大学在学中に出演したという過去をもつ主人公・鈴木リョウコが、昼と夜の世界で矛盾する日々を送る中で心の拠りどころを求め続けるというストーリー。「女の身体は何度でも売れる」と呟く一方で幸せになりたいと願う、元セクシー女優という肩書を背負った1人の女性の人生ドラマがリアルに描かれています。

『下衆の愛』や『獣道』で注目を浴びた内田英治監督がメガホンを取り、『恋の渦』にも出演した柴田千紘が主演を務めました。小西キス、久保田悠来、内田慈、品川裕ら個性派キャスト陣が脇を固めているほか、希島あいりや神ユキといった現役のセクシー女優たち、監督のカンパニー松尾、セクシー男優のしみけんなど業界の裏側を知る人々のインタビュー映像も収録。新宿のK's cinemaでの7月1日から2週間限定で実施されるロードショーにはじまり、全国各地で続々公開予定です。お見逃しなく!

(文/もちづき千代子@H14)

記事制作 : H14

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