映画『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日より全国公開

映画『東京喰種 トーキョーグール』窪田正孝 インタビュー

インタビュー

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オリジナルを超えるのは難しい

世界累計発行部数3,000万部超の石田スイによる漫画を、CM界で実績を積み、本作が長編映画初監督となる萩原健太郎が実写化。人間を喰らうことでのみ生きながらえる喰種がはびこる東京で、期せずして“半喰種”となって葛藤する主人公のカネキを演じた窪田正孝が、ハードなアクションシーンなどについて語った。

原作に込められたテーマ

Q:原作の魅力をどのように感じましたか?

エンターテイメントとして楽しめるのはもちろんですが、その中に真面目に考えてしまうような、さまざまな題材が込められています。原作に描かれたテーマを映画でも確実に届けなければいけないと思いました。

Q:漫画の実写化に当たって、どのようなことを意識しましたか?

こんなふうに考えることが正しいとは思わないですが、オリジナルを超えるのは難しいと思うんです。僕自身演じながら、蒼井優さん演じるリゼに侵食されるシーンなどは、かなり原作を意識して演じました。でも、映画はあくまでも映画版として、原作と切り離して楽しんでいただければ。原作を知らない人が観て、「ちょっと原作を読んでみたいな」と思ってくれたらうれしいです。

Q:カネキを演じる上で、特に意識したことは?

原作ファンの中には、僕がカネキを演じることに対して、違う! という方がいて当たり前だと思っています。僕自身はカネキの苦悩や葛藤を大切に演じました。そこには人との出会いから生まれるものや、喰種になることへの想いがある。そこをちゃんと見せようと思って……頑張りました(笑)。

オリンピック選手並みのトレーニング

Q:アクションシーンがふんだんにありますが、事前にどんな準備を?

筋トレなどを集中的にやったわけではありませんが、柔軟はずっとしていました。カネキは、清水富美加さん演じるトーカから猛特訓を受けて喰種としての戦い方を身につけていくのですが、そもそも喰種になって突然戦えるようになるものか? と思う部分もあったんです。内村航平選手レベル!? みたいなトレーニングのシーンもあったのですが、そんなのぜったいに無理です。ワイヤーを使っています(笑)。

Q:アクションシーンの撮影はいかがでしたか?

やっぱり映画の撮影現場はアナログなんだなと思いました(笑)。今回はほとんどワイヤーを使ったアクションでしたが、腰回りにベルトをつけ、3人がかりで……。ワイヤーアクションは『ヒーローマニア −生活−』で初めて体験していたのですが、あのときは日常の中でのファイトレベルでした。今回は人間の想像を遥かに超えるものなんです。だって喰種は、指が折れても半日で治るんですよ! うそぉ!? みたいな感じで(笑)。このタイミングで殴り、相手の拳をかわして当てるとか、心情的にアクションを捉えようとすると、動きが置いてきぼりになります。同じワイヤーアクションと言っても、初めてのことだらけでした。

気になる!スイ先生の感想

Q:清水富美加さんとの共演はいかがでしたか?

彼女もトーカという役を演じる上で、振り切っている印象がありました。完成した映画を観て、彼女と、喰種捜査官の真戸を演じる大泉洋さんのシーンも印象的でした。ちなみに僕自身は大泉さんとは、クランクイン前のお祓いからクランクアップまで一度もお会いしませんでした。「はじめまして」の後はご一緒するシーンがなく、つぎに会ったのは打ち上げで。「一回も会わなかったね」「そうですね!」って(笑)。

Q:映画を観た感想は?

実は、原作者のスイ先生の隣で観たんですよ! もちろん横顔しか見えませんから、うわっ赫子(カグネ)とか出てきたんですけど……微動だにしない、みたいな(笑)。終わってから二人だけでお話させていただき、LINEのアドレスも交換しました。後日改めて、映画の感想を送ってくださって。ありがたいですよね、すごく。でも僕もスイ先生もあまり熱心にメールを送ったりするタイプではなく、まだ2通くらいしかやりとりはしていません(笑)。

Q:CG描写が多かったので、撮影しながら想像したものとは違った部分も多かったのでは?

カネキのマスクやカグネに関しては事前に「こうなります」という繊細な模型のようなものを見せていただいていたのですが、それがかなり忠実に再現されていました。自分の演技に関しては、本音を言ってしまうと……あまり観たくないです(笑)。

Q:主演という立場だと、撮影現場でも座長的な気配りをされたりするのでしょうか?

全然です。周りのみなさんは個性がありますけど、僕が演じたカネキは個性ないですから(笑)。本が好きで、人としゃべるのがちょっと苦手な大学生。それが喰種になってから自己主張し始める、いまはその第一段階です。だからこうして取材を受けていても、僕でいいのかな? 亜門(鈴木伸之)お~い、来いよ~って感じです(笑)。

取材・文:浅見祥子 写真:高野広美

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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