『蠱毒(こどく) ミートボールマシン』8月19日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー (c)2017キングレコード 

高橋一生、斎藤工も魅了!『シン・ゴジラ』特殊造形Pの“監督作”が韓国の映画祭で大受け

コラム

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文=石津文子/Avanti Press

『シン・ゴジラ』の特殊造形プロデューサー、西村喜廣が監督した『蠱毒(こどく) ミートボールマシン』(8月19日公開)が韓国の映画祭で上映され、大受け!  映画初主演となる田中要次は、満場のファンの熱狂ぶりに「この映画に出て本当によかったです」と俳優生活27年目にして味わう感激を口にした。 

この血しぶき飛び散るバイオレンス・スプラッターは、なぜここまで支持されるのか?

『蠱毒 ミートボールマシン』(c)2017キングレコード
8月19日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

『シン・ゴジラ』ヒットでも西村監督の造形会社は赤字
『蠱毒 ミートボールマシン』はその状況を映画化!?

西村監督、キャストの田中要次、百合沙、笹野鈴々音が参加したのは、7月13日から23日まで韓国・富川(プチョン)市で行われたアジア最大のジャンル映画の祭典、第21回富川ファンタスティック映画祭。特殊メイク、造形の第一人者であり、血しぶき飛び散る残酷描写とブラックなユーモアで、海外映画祭で引っ張りだこの西村監督。『東京残酷警察』など彼の作品はすべて富川ファンタで上映されている。

富川ファンタスティック映画祭で舞台挨拶をする『蠱毒 ミートボールマシン』一行
左から笹野鈴々音さん、田中要次さん、百合沙さん、一人置いて西村喜廣監督

『蠱毒 ミートボールマシン』は、西村が特技監督を手がけた『MEATBALL MACHINE ミートボールマシン』(2006年/山口雄大、山本淳一監督)をパワーアップしたもので、オリジナル版は人気沸騰中の高橋一生の初主演作。今や伝説のカルトムービーとなったこちらも富川ファンタで11年ぶりに上映され、ブルーレイも発売されることになった(高橋、西村、山口らの音声解説つき)。若き日の高橋一生演じる気弱な青年が、謎の生物と一体化し、血しぶきの中、ネクロボーグとして闘う姿はなかなかグロテスク。だが西村喜廣の創り上げる造形は、そんな残酷描写の中にも様式美を感じさせる。ちなみに高橋がブレイクした『シン・ゴジラ』の造形も西村が担当!

高橋一生の初主演作『MEATBALL MACHINE―ミートボールマシンー』8月9日発売
発売・販売元:キングレコード Blu-ray:¥4,800+税 (c)2005キングレコード

『蠱毒~』の主人公は、昼は会社でののしられ、夜は母から小遣いをせびられ、さらにはガンに冒された、中年の取り立て屋(田中)。彼が東京下町を襲った謎の生命体によって異形の戦士ネクロボーグに変身し、想いを寄せる女性(百合沙)を守るために、死闘を繰り広げていくというバイオレンス・スプラッター。

上映後、ロシア民謡風の主題歌を歌いながら登場した西村監督は「借金などお金がモチーフになっているのはなぜか?」という質問に、「『シン・ゴジラ』は大ヒットしたけど、僕の会社(西村映造)は赤字だったんです。造形は凝れば凝るほど儲からない。それに不満というよりも、その状況を映画にしてしまえ、と思ったんです」と意外な背景を暴露。主題歌がロシア民謡風なのも、労働者の声というイメージだそうで「映画の中でも、僕が歌ってるんです」と明かすと、観客からどっと笑いが。また「日本は今、中学生の恋愛映画ばかり。そのアンチテーゼとして、僕が恋愛映画を撮ったらこうなるというのを見せたかった」とも語っていた。

記事制作 : Avanti Press(外部サイト)

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