バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」の人気コーナー“パパラッチ出川”のカンヌ国際映画祭編に登場し、一気に日本での知名度を上げた中国の女優ファン・ビンビン(范冰冰)。映し出されたのは、ほんのわずかな時間でしたが、「ビンビンビンビン」と名前を連呼する出川哲郎の直撃にも嫌な顔をせず、写真撮影に応じました。漆黒の黒髪に華やかな目鼻立ちの麗しい姿は、その後「美しすぎる!」とネットでも話題になりました。

この番組でファン・ビンビンのことを知った人も多いかと思いますが、実は彼女『アイアンマン3』(2013年)や『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)などハリウッド大作への出演経験も持つ中国が誇る実力派女優。その一方で経営者としても成功を収めるなど、まさに才色兼備を地で行く規格外な女性なんです!

中国のバラエティ番組出演で、顔に19億円クラスの保険がかけられる

(c)2015 TALENT INTERNATIONAL FILM CO., LTD. & DASYM ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

中国では「この世のものとは思えない美貌」と賞賛されているファン・ビンビン。彼女がバラエティ番組に出演した時には、美しいその顔に19億円もの保険がかけられたこともあったとか。もともと番組では出演する人気タレントに1500万~4000万元(約2億9000万~7億7000万円)の保険をかけるそうです。とはいえビンビンの19億円は破格の金額。まるで巨匠の絵画のような扱いに驚きますが、“中国トップ美女”と称される美貌は、もはや芸術品の域に達しているのかもしれません。

高額ギャラや会社経営が成功し、米フォーブズ誌「高収入の女優」では二年連続で上位ランクイン!

(c)2015 TALENT INTERNATIONAL FILM CO., LTD. & DASYM ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

しかしファン・ビンビンのすごさは容姿だけに留まりません。1年で多数の作品に出演する人気女優であり、世界的ファッションブランドの広告塔を務めるなど国際的セレブリティでもある彼女。日本ではウーロン茶を飲みながら、熱々の小籠包やカレーを頬張るキュートな姿が映し出されたサントリーのCMを覚えている人もいるのではないでしょうか? この他にもカンヌ国際映画祭では審査員を務めるなど、精力的にワールドワイドな活躍を続けています。

また自ら設立した個人事務所の看板女優でもあるファン・ビンビン。2015年に主演した連続ドラマ「武則天 -The Empress-」の出演料は約17億円というからビックリ! このドラマでは総合プロデューサーとしても名を連ねている彼女は、映画製作会社を統率し、演劇学校の校長を務めるなど、製作サイドでも手腕を発揮するタフな人物なのです。このように役者のみならず経営者としても成功を収める彼女は、米フォーブズ誌が発表する「世界で最も稼いだ女優」のランキングで、第4位(2015年度)、第5位(2016年度)と二年連続で上位ランクインする快挙を成し遂げています。

最新出演作『スキップ・トレース』でジャッキー・チェンと二度目の共演

(c)2015 TALENT INTERNATIONAL FILM CO., LTD. & DASYM ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

そんな快進撃を続けるファン・ビンビンが、『新宿インシデント』(2009年)以来ジャッキー・チェンと二度目の共演を果たした『スキップ・トレース』(9月1日公開)。ジャッキー扮する香港警察のベテラン刑事・ベニーとジョニー・ノックスヴィル演じるアメリカ人詐欺師・コナーが、世界を又にかけた逃亡劇を繰り広げる痛快アクションです。

ファン・ビンビンは、ベニーの殉職した相棒刑事ヴィクターの1人娘サマンサ役。カジノで働くサマンサはコナーのイカサマの片棒を担いだと組織に誤解され、後見人のベニーに助けを求めます。ジャッキー映画本来の持ち味である“笑い&アクション”がふんだんに盛り込まれた本作において、周囲の心配をよそに自らスタントもこなし、根性を見せた彼女。その体を張った演技はもさることながら、黒いドレスに身を包んだ妖艶な美しさには、目をくぎ付けにされてしまうはず!

美貌や規格外のエピソードに事欠かない彼女ですが、中国国内はもちろん東京国際映画祭でも最優秀女優賞を受賞するなど、その演技力も高く評価されています。『スキップ・トレース』で共演したジャッキー・チェンは、昨年アジア人俳優として初めてアカデミー賞・名誉賞を受賞し、米ショービジネス界で確固たる地位を確立しました。そんなジャッキーとの共演を足掛かりに、その美貌と演技力とバイタリティで、ファン・ビンビンが彼のようなハリウッドスターとなる日もそう遠くないでしょう。

(文/足立美由紀・サンクレイオ翼)