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“イタリアの宝石”と呼ばれる女優、モニカ・ベルッチって? マタニティ・ヌードや最高齢ボンドガールにも挑戦

コラム

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世界三大映画祭を制覇した巨匠、エミール・クストリッツァ監督の9年ぶりとなる最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』(9月15日公開)。監督たっての希望でヒロインを熱演しているのが、“イタリアの宝石”と称されるモニカ・ベルッチです。ハリウッド超大作から衝撃の問題作まで、世界中の名だたる監督たちを夢中にさせてきたモニカの魅力に迫ります!

『007 スペクター』で史上最高齢のボンドガールに抜擢

2015年に公開された映画『007 スペクター』でレア・セドゥと並び、同シリーズ史上最高齢のボンドガールとして話題を集めたモニカ・ベルッチですが、豊満な肉体から放たれる圧倒的な美しさと、匂い立つような大人の色気は、52歳となったいまなお健在。

そんなモニカのデビューのきっかけは、大学時代、学費稼ぎのために始めたモデルのアルバイト。その恵まれた美貌でたちまち売れっ子になったモニカは、1990年に女優デビュー。1992年にはフランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ドラキュラ』で花嫁役に大抜擢され、あっという間にハリウッド・デビューも果たします。

結婚後も、女優として貫きとおした“攻めの姿勢”

その後も、セクシーでミステリアスな女性役を中心に世界各国で活躍。自国イタリアで制作された、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画『マレーナ』(2000年)で、大人はもちろん、12歳の少年をも夢中にさせる役を好演し高い評価も獲得します。

また、1999年には、映画共演をきっかけにフランス人俳優ヴァンサン・カッセルと結婚。夫婦そろって出演したギャスパー・ノエ監督の超問題作『アレックス』(2002年)で、9分間にも及ぶレイプシーンとショッキングな殺害シーンが物議を巻き起こすなど、結婚後も“攻めの姿勢”を貫きとおし、国際派女優として確固たる地位を築いていきます。

そのほかにも、ハリウッド超大作の『マトリックス』シリーズや、メル・ギブソンが監督した映画『パッション』(2004年)、テリー・ギリアム監督の映画『ブラザーズ・グリム』(2005年)にも出演するなど、まさに世界各国の名だたる監督からのラブコールに応え、遂には『007』シリーズでサム・メンデス監督から51歳にしてボンドガールに指名されたというわけです。

雑誌の表紙でマタニティー・ヌードも披露

一方、プライベートでは、39歳で長女を、45歳で次女を出産し、2児の母として子育てもしているモニカ。妊娠中には、未婚女性や同性愛者の女性、出産適齢期を大幅に過ぎている女性への人工授精治療を禁止したイタリアの法律への抗議として、雑誌の表紙でマタニティー・ヌードも披露。次女の出産直後に映画『ダニエラという女』(2005年)で妖艶な娼婦を演じた際にも、「母乳をあげるために、3時間ごとに休憩を入れてもらったの」とインタビューであっけらかんと語って話題を集めました。

ディオールやドルチェ&ガッバーナの広告にも起用される超一流モデルでありながら、常に自然体で居続けられるのも、モニカ・ベルッチの類いまれなる魅力のひとつ。50歳を過ぎた今も、目尻のシワや肌のたるみも隠すことなく、「ありのままの自分を受け入れる」とインタビューなどで発言。そんなモニカの生き方こそが、男性のみならず、多くの女性の共感と憧れを呼び、いまなお世界中で高く支持されている理由なんです。

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まもなく公開となる『オン・ザ・ミルキー・ロード』では、ローマからセルビア人の父親を捜しに来て、戦争に巻き込まれる謎の美女という役柄を演じるため、セルビア語も一から勉強したというモニカ。52歳とは思えぬほど可憐な花嫁姿を披露し、戦火の中、ずぶ濡れになりながら井戸の底に隠れたり、川に飛び込んで泳いだり……と、ずぶ濡れの花嫁姿ながらもセクシーさも漂わせ、まさに身体を張って「愛の力」を体現しています。モニカ・ベルッチが、世界中の巨匠から「イタリアの宝石」と愛されつづける所以を、ぜひスクリーンで確かめてみて下さい。

(文/渡部喜巴@アドバンスワークス)

記事制作 : アドバンスワークス