Pierre Suu gettyimages/『ミッション・インポッシブル』6作目を撮影中のトム。ケガする前のシーン

トム・クルーズは足首骨折、ブラピはアキレス腱断裂!? 撮影中に“大ケガ”をしたスターたち

コラム

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危険なスタントも自らすることで有名なトム・クルーズが、『ミッション・インポッシブル』最新作撮影中、ビルの屋上から隣のビルの屋上に飛び移るというシーンで壁に激突して足首を骨折、撮影が中断されるというニュースが報じられました。細心の注意が払われているとはいえ、撮影中に危険なシーンや思いがけないアクシデントでケガをしてしまうスターは意外と多いようです。

自らスタントをするスターの元祖といえばこの人

Andrew Chin gettyimages/不死身の男ジャッキー

今やハリウッドスターでもある香港の至宝ジャッキー・チェンと言えば、映画のエンドロールにNG集がついていて、そこでアクションシーンの失敗などを笑えるように見せてくれていたけれど、シャレにならないケガも多くしています。『ドランクモンキー 酔拳』(1978年)では眉骨を損傷してあわや失明の危機に陥り、『プロジェクトA』(1983年)ではジャッキーの代表的なアクションとも言える時計台落下シーンにおいて頭から地面に落ちて頸椎を損傷。『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985年)では電飾ポールを滑り落ちるスタントで脊椎がズレてしまい半身不随になりかけたとか。翌年の『サンダーアーム/龍兄虎弟』(1986年)では木に飛び移るシーンで木が折れて落下して頭蓋骨を骨折、左耳の聴覚をほぼ失うことに。『アクシデンタル・スパイ』(2001年)では尾てい骨を損傷して一時的に下半身が動かせなくなったそう。ここまで大ケガの歴史が並ぶとジャッキーを危険なスタントに駆り立てているのは一体何なのか気になります。

アドレナリンジャンキーを自認するイケメンスターも

Steve Granitz gettyimages

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの弓の名手レゴラス役でブレイクしたオーランド・ブルームは、第2作『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)で撮影中に落馬し、肋骨を骨折しています。実はオーリー、自分で「僕はアドレナリンジャンキーだと思う」と語るほど、危険なスポーツや遊びが大好きでバンジージャンプにハマっていたことも。撮影中ではないけれど、子どもの頃、友達の家の3階の窓から落下、医者から「もう二度と歩けないかもしれない」と言われたにも関わらず、その約2週間後には自分の足で歩いて退院できたとか。きっとわんぱくな子ども時代だったんでしょうね。生きていてくれて良かった!

ブラッド・ピットは何とも皮肉な箇所を…

Paul Bruinooge gettyimages

ギリシア神話のトロイア戦争を描いた『トロイ』(2004年)で勇者アキレウスを演じたブラッド・ピットはクライマックスの戦闘シーンを撮影中、アキレス腱を断裂。アキレウスの弱点であったアキレス腱をケガしてしまうなんて何とも皮肉なケガですよね。このケガによって映画の撮影は10週間延長することに。ブラピの親友ジョージ・クルーニーは『シリアナ』(2005年)の撮影中、椅子に縛られて拷問を受けるというシーンで頭を強打して脊椎を損傷。脳脊髄液が鼻から出てきてしまうほどの重症を負いました。一時期は自殺を考えたほどの耐えがたい頭痛に苦しんだのだとか。

鏡やガラスを割るシーンの時は要注意!

クエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ/繋がれざる者』(2012年)で敵役を演じたレオナルド・ディカプリオは激昂するシーンで机をバン! と叩いた際にそばにあったグラスを叩き割ってしまい、掌にガラスが刺さって出血。けれどカメラを止めずに長ゼリフを言い続け、そのシーンがそのまま使用されています。『ナイトクローラー』(2014年)でスクープを挙げることに憑りつかれた主人公=ジェイク・ギレンホールが、イライラのあまり、鏡を割るシーンがありますが、ジェイクはこのテイクで手に数針縫うことになってしまいました。大きなケガとは言えないものの、『地獄の黙示録』(1979年)の冒頭でマーティン・シーンがホテルの鏡を叩き割ってシーツや自分の顔に血がつくシーンがありますが、ここは予定にないアドリブだったため実際に手から流れている血は彼自身のもの。ちなみにこの時、マーティンは酔っ払っていて思わず鏡にパンチしてしまったのだとか。

他にも、最近ではジェレミー・レナーが新作のコメディ映画『Tag』の撮影中に左手首と右肘を骨折したり、日本でも『無限の住人』で木村拓哉が右ひざ靭帯を損傷したりとさまざまなケガが報じられています。スタントマンの死亡事故も多い中、やはり安全第一での撮影を進めてほしいですね。

文=安藤千晴

記事制作 : 熊谷真由子

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