(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

残虐すぎ!?『アウトレイジ』シリーズの斬新な“殺人方法”を振り返る

コラム

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前作から5年。北野武が手掛ける究極のバイオレンス・エンターテインメント映画『アウトレイジ』シリーズの3作目『アウトレイジ 最終章』が10月7日より公開されます。裏切りと駆け引きで悪人が悪人を出し抜く。そんなスリリングなストーリー展開も、もちろん魅力的ですが、本シリーズといえば考えもつかない“死に様”が観るものを惹きつけます。本シリーズでビートたけし演じる大友が見せた、残虐すぎる殺人メソッドの数々は、どれも既成のパターンに当てはまらない、斬新なものなんです。

本記事では、シリーズ過去作の『アウトレイジ』(2010年)『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)で“誰がどのように殺されたか”に触れております。ネタバレを見たくない!という方はご注意ください。

池元組VS大友組!凄惨な抗争で生まれた驚愕の殺害方法

シリーズ第1作『アウトレイジ』では、巨大組織・山王会傘下の池元組と大友組が抗争を繰り広げますが、その元凶となったのは池元(國村隼)の“二枚舌”でした。私欲のために平気で仲間を裏切る下劣な池元に、怒りが爆発した大友は「てめえの舌は何枚あんだよこの野郎!」と恫喝。そして舌を出すよう命令された池元が舌をベロっと出した瞬間、顎に掌底をお見舞いして舌を噛みちぎらせ、直後に射殺。二枚舌が0枚になった池元の死に様は、どこかスカッと爽快感すら感じさせます。

また同作では、大友組の若頭・水野(椎名桔平)がシリーズ屈指の残虐な殺されっぷりを見せています。池元組の組員が「ドライブ行こうか」と車で水野を拉致した後、助手席にいる水野の首と車止めのアーチをロープで固く結ぶと、そのまま車を急発進。ほとんど首が取れてしまうほどの強い力で引っ張られ、水野は瞬時に車外に投げ出され、即死。硬派な若頭のあまりにも無残な最期に衝撃が走りました。

殺られたら殺り返す!? 創意工夫あふれる大友兄貴の殺人プラン

シリーズ第2作『アウトレイジ ビヨンド』でも壮絶な死に様が目白押し。山王会の二代目・加藤(三浦友和)による先代殺しを目撃した舟木(田中哲司)は、大友らに拉致され、真相を喋るように脅されます。「なーんも見てねえ」とニヤニヤしながら口を割らない舟木でしたが、大友がおもむろに手にした電動ドリルで、舟木の手下の顔に穴を開け始めると、態度が一変。「見た!思い出したー!」と真相を洗いざらい告白する姿はどこか滑稽です。

そして第2作で特に印象的なのが、大友を裏切った後、山王会の若頭にまで出世した石原(加瀬亮)の最期です。古参幹部に対しても終始、横柄な態度を取っていた石原でしたが、大友らに捕らえられると、「何でもします!」と土下座しながら、まさかの失禁。必死の命乞いも虚しく、椅子に拘束された状態でピッチングマシンの前に放置された石原は、死ぬまで顔面にデッドボールを食らい続けます。まさに因果応報を感じさせる教訓めいた死に様でした。

残虐すぎる殺人方法は最新作でももちろん健在!

(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

そして『アウトレイジ 最終章』(10月7日公開)でも壮絶な死にっぷりは健在です。ある者は爆弾を口に突っ込まれ、ある者は首から下を地面に埋められた状態で車に轢かれるなど、トリッキーな殺害方法が映画を彩ります。これほどまでに殺し方のバリエーションが豊かな映画シリーズは他に類を見ず、世界のキタノが捻り出す殺人のアイデアには脱帽しっぱなし。ベネチア国際映画祭のクロージング作品としても上映された本作、その殺しのバリエーションには世界の映画人もさぞ驚いたのではないでしょうか。

(文/バーババ・サンクレイオ翼)

記事制作 : サンクレイオ翼

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