2017年の夏ドラマ「警視庁いきもの係」(フジテレビ系)で橋本環奈と他キャストに加え、主題歌を歌う男性グループ「超特急」が着ぐるみ姿で踊るエンディングが「可愛い!」と、SNSを中心に話題沸騰中。出演者が踊るドラマといえば、昨年の「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の「恋ダンス」ブームが記憶に新しいが、ダンスを扱ったエンディングはドラマ史上意外にも多いことをご存じだろうか。ドラマ好き必見のエンディングダンスを紹介しよう。

真似して踊りたくなる? 出演者総出のダンスEDが熱い!

2016年12月より放送のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングは、出演者の一人である星野源のポップナンバー「恋」にのせたキャスト総出の「恋ダンス」が一大ブームに。元フィギュアスケーターの織田信成は、自身のSNSに金メダリストの羽生結弦らと踊る「恋ダンス」を投稿したことで、「プロも踊らずにはいられないダンス」として大きな注目を浴びた。

翌2017年1月スタートの冬ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系)もエンディングダンスを取り入れている。主演の堤真一をはじめ、小泉今日子や元AKB48・島崎遥香らキャストが、部屋で職場で屋上で、三代目J Soul Brothersの「HAPPY」にあわせてダイナミックなダンスを披露。

一部視聴者からは「『逃げ恥』っぽい」「恋ダンスブームに乗っかってる?」という声も挙がっていたようだが、本作の監督が「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京系)で知られる“パロディの神”こと福田雄一であることから、「これは意図的な演出である」とする説が有力なようだ。

まさか最後に踊るとは…本編とのギャップありすぎで「萌え~」!?

2016年7月放送の「グ・ラ・メ! ~総理の料理番~」(テレビ朝日系)では、主演の剛力彩芽と他キャストがケツメイシの「カラーバリエーション」をBGMに軽快に踊る姿が話題に。CMやミュージックビデオなどで、ダンスの実力は折り紙つきの剛力には、「やっぱり『剛力ダンス』はレベルが高い!」「キレキレですね!」と絶賛の声が相次いだようだ。

また、同年12月のドラマ「カルテット」(TBS系)に出演し本格ブレイクを果たす前の高橋一生も、同エンディングで貴重なダンスを披露している。劇中では剛力演じる天才官邸料理人・くるみのライバルで総料理長というプライドの高い役どころであった高橋が、かすかにほほ笑みながら踊る様子に「役とギャップありすぎ、萌える!」「むしろ本編より楽しみにしてるかも」と視聴者も大熱狂。

役柄とギャップのあるエンディングといえば、2005年放送の「女王の教室」(日本テレビ系)も忘れてはならない。劇中では冷酷な鬼教師・真矢を演じた天海祐希が、エンディングではその真矢のトレードマークでもある黒ずくめの服を脱ぎ捨て、カジュアルなTシャツ&パンツ姿となり、EXILEの「EXIT」にのせて元タカラジェンヌらしい力強くも繊細なステップを踏んだ。

劇中では冷めた表情で教え子たちに冷たい言葉を浴びせまくる天海がエンディングで見せる笑顔は、本編で真矢の毒っ気にあてられた視聴者にとっては、なんともホッとする瞬間なのであった。

2013年放送の「最高の離婚」(フジテレビ系)では、踊りとは一見かけ離れたイメージの瑛太や綾野剛もダンスに挑戦。それぞれのパートナーである尾野真千子、真木よう子らも登場し、女性同士、男性同士で絡むセクシーなダンスが話題となった。「いきものダンス」「恋ダンス」が「真似して踊りたくなるダンス」ならば、こちらは「役者の魅力を楽しむダンス」といったところか。いずれにせよ、いまの時代はエンディングもドラマの立派な一部である。われわれ視聴者が思わず魅入ってしまうようなエンディングがもっと増えると嬉しいのだが。

(文/ナカニシハナ)