1996年にSMAPを脱退し、現在はオートレーサーとして活躍している森且行。そんな森がレースで使うヘルメットに、SMAPのメンバーカラーがデザインされていることが話題を呼んだ。森の“SMAP愛”にファンからは歓喜の声が寄せられたが、同時に各メンバーをイメージするメンバーカラーにも、さまざまなエピソードがあるようだ。

「BISTRO SMAP」でもおなじみのメンバーカラー。実は中居と稲垣は逆…!?

アイドルグループは、メンバーそれぞれに担当の“色”を割り当てられることが多い。SMAPのメンバーカラーはそれぞれ、中居正広が青、木村拓哉は赤、稲垣吾郎はピンク、草なぎ剛は黄色、香取慎吾は緑、そして森が白だった。前述の森のヘルメットには、白と黒の2色をベースに星が描かれており、星の中に青、赤、ピンク、黄色、緑のスワロフスキーがあしらわれていたとのことだ。

このメンバーカラーは、彼らの冠番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の料理コーナー「BISTRO SMAP」にも用いられており、オーナー役の中居を除くメンバーは自分の担当色のコック服を身にまとっていた。しかし、稲垣は中居のメンバーカラーである青のコック服を着用。実は、当初「BISTRO SMAP」は青チームと赤チームに分かれて対決をしており、コック服も2色しかなかったため、青チームになることが多かった稲垣の衣装が自然と「青」に固定されてしまったと、稲垣本人が自身のラジオにて語っている。また、中居が稲垣の謹慎期間中シェフとして参加した際に、ピンクのコック服を着用していたこともあり、稲垣は青、中居はピンク、というイメージが世間に浸透してしまったようである。

メンバーカラーはパロディコントから誕生!?

そもそもこのメンバーカラーの由来は、彼らの知名度を上昇させた番組「夢がMORI MORI」(フジテレビ系)の出演時にさかのぼる。当時番組内では漫画「おそ松くん」のパロディで「音松くん」というコントが放送されていた。彼らの名前には「青松」や「赤松」など、全員に「色+松」が付いていたのだが、そのときの役名がそのままSMAPのメンバーカラーへ反映されたとのことである。

ちなみに「音松くん」は、2006年に「SMAP×SMAP」内で再登場。白松役であった森を除き、5人で復活している。「もう限界……」と恥ずかしがりながら当時の衣装に身を包み、10数年前のコントと同様、キャラクターごとの自己紹介を行う5人の姿は、今となっては貴重だろう。

“国民的アイドルグループ”として幅広い年齢層から親しまれたSMAPだが、従来の歌って踊るアイドル像以外にも新たな道を切り開いてきた。現在のジャニーズタレントたちが、体を張ったコントや企画、ドラマに挑戦するようになったのも、SMAPのおかげだったといえるだろう。そんな彼らの5色がそろった姿を、もう一度見られる日が来ることに期待したいものだ。

(文/相場龍児)