現在放送中のドラマ「ごめん、愛してる」(TBS系)で、人気ピアニスト・日向サトルを演じている坂口健太郎。ドラマでは、坂口扮する日向がピアノを演奏するシーンがたびたび登場するが、これらのシーンはプロ奏者によって吹き替えられたものではなく、坂口が実際に演じたものだというエピソードに注目が集まっている。

難曲を次々と…。俳優・坂口健太郎の“天才っぷり”に隠された秘話

同作で坂口は、ショパンの「革命のエチュード」やドビュッシーの「夢想」(または「夢」)といった名曲の数々を披露している。いずれも難易度が高い曲であるにもかかわらず、まるでプロ奏者のように完璧に弾きこなす坂口の姿に多くの視聴者が驚いたはずだ。

そのひょうひょうとした佇まいから、何ごとも器用にこなす印象のある坂口だが、今回の役を演じるためには並々ならぬ努力を重ねたようだ。7月上旬に行われた同作のプレミア試写会では「保育園のとき、2年間くらいピアノを習っていたんですけど、もう楽譜も読めないので一から教わりました。(宿泊している)ホテルにもピアノを持ち込んでずっと練習していましたね」「弾けないから『もう嫌だ』と思って鍵盤に頭をガンってぶつけたら、そのまま寝てたときがありました」と、苦労談を明かしている。

さらには自身の誕生日も、ピアノの猛特訓に費やした様子。「(誕生日だった)7/11は何をしたかというと、ピアノのスタジオにこもっていましたよ。笑 他には特に何もしなかった」と自身のブログでつづっている。

1,000回以上も“ブラームス”を聴きこみ、「のだめ」に臨んだ玉木宏

ドラマで天才音楽家を演じたイケメン俳優といえば、玉木宏もその一人。出演作品は、言わずと知れた大ヒット作品「のだめカンタービレ」(フジテレビ系)だ。

玉木も、“天才指揮者”という難しい役どころを演じきるために、密かに努力を重ねたという。2009年6月に放送されたラジオ番組「ANA WORLD AIR CURRENT」(J-WAVE)に出演した際、当時の状況について「正直、『のだめカンタービレ』という作品に関わるまでクラシックは全然分かりませんでした。ピアノもヴァイオリンも、もちろん指揮も経験したことがなかった」と明かしたうえで、「とりあえず、聴き込もうと思って、ブラームスの『交響曲第1番』とかを1,000回ぐらい聴いたんですね」と語っている。

玉木の努力はしっかりと実を結んだようで、同作でバイオリニスト役を演じた俳優の瑛太も、「玉木くんの指揮の迫力はすごかった」と玉木の演技を賞賛している。

“演奏シーン”では、数々のイケメン俳優が苦悩!?

その他にも、ドラマ「コウノドリ」(TBS系)でピアノの演奏シーンを披露した綾野剛や、ヴィオラ奏者役でドラマ「カルテット」(TBS系)に出演した高橋一生もまた、役作りのために演奏を猛特訓したという。演奏シーンにまつわる苦労談をもつイケメン俳優は、意外なほど多い。ドラマではさっそうと演奏し、“イケメンっぷり”を最大限に発揮している彼らだが、裏側では想像をはるかに超えるような努力を重ねているようだ。

(文/おがたま)