松坂桃李のストイックな役作りに共演者も絶賛!どんな実写化でも応える、こだわりとは?

コラム

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モデルのような抜群のスタイルと優しく丹精な顔立ちで、女性はもちろん男性からも支持を得ている、松坂桃李。2009年に「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューを飾って以来、今日に至るまで様々な作品に出演を果たし、メディアでその姿を見ない日はありません。最新作『ユリゴコロ』(2017年)では、物語の謎を解く、重要な役どころを演じきり、演技力の高さを見せています。

人気コミックを始め、多くの実写映画化作品に出演している松坂桃李。原作の世界観を壊すことなく、演じきる彼の役作りには、どのようなこだわりが隠されているのでしょうか。

昭和を代表するヒーロー戦隊『ガッチャマン』(2013年)に大抜擢!

華々しいデビューを飾った「侍戦隊シンケンジャー」(2009年)以来の戦隊ものへの出演となった『ガッチャマン』(2013年)。本作ではリーダーの鷲尾健に扮し、これまでにないほどの派手なアクションを披露しています。

劇中では5人のメンバーを束ねる鷲尾の成長を演じていますが、その裏には彼以外のガッチャマンたちの的確な発言があり、それらに大きく影響を受けていると、コメント。それゆえに、松坂自身も共演者との関係を大切にしていたと言います。

また、ワイヤーアクションの経験はあるものの、今作で吊られた高さは初めてだったため、ハイレベルなアクションが必要になったと過酷な撮影を振り返りました。

あえて何も準備せず現場に臨んだ『ツナグ』(2012年)

2012年に公開された『ツナグ』では、死んでしまった人との再会を果たす使者に扮した松坂ですが、あえてこの役に対しては何も準備せずに臨んだそうです。役作りをせずに、そこに身を委ねるのは覚悟ある行動のように思えますが、なぜそのような対応をしたのでしょうか。

彼は本作の監督を務めた平川雄一朗から、「頭で考えるのではなくその場で感じたことを大事にしてほしい」と言われていたそうです。彼自身も内側から湧き出てくる感情を大切にし、松坂演じる、歩美という役がこの先どうなっていくのか、などの計算や予測を立てることはしなかったと、過去のインタビューで語っています。感じるままに演じることも役者には必要な役作りのひとつだと教えられる一作となりました。

プロも顔負け!圧倒的な演奏シーンが話題に

さそうあきらの人気コミックを実写化した『マエストロ!』(2015年)では、名門オーケストラ再結成に奮闘する、若きヴァイオリニストに扮した松坂。劇中で披露された演奏シーンはすべて吹き替えなしで挑み、話題をさらいました。

この役を演じるために、1年間ヴァイオリンの特訓に励んだとのこと。彼の真面目な性格がうかがい知ることができるエピソードです。撮影の休憩時間も楽器の練習に費やし、段々とレベルアップしていくことに喜びを感じるようになったという体験は、役者を超えて演奏家になりきることができた瞬間となったのではないでしょうか。

指使いの難しいシーンも驚異の集中力で見事にこなし、それに加えて表情だけで感情を表現した演技は共演者からも絶賛されました。本人も自信をもって公開に臨むことができたという、思い入れの強い作品となったようです。

ストイック過ぎる役作りで、オネエ役がどハマり!

数々のドラマや映画に出演を果たしている松坂が、自身初となるオネエ役に挑戦したのが、2015年公開の『ピース オブ ケイク』でした。ジョージ朝倉の人気コミックの実写化とあって、大きな話題を呼び、中でも注目を集めたのは松坂扮する“天ちゃん”だったのです。主演の綾野剛に「裏の主役」と言わせたほどの存在感はどのように作られたのでしょうか。

この役が決まってすぐにエステを予約したという松坂ですが、常に美意識を高めることに注力したとのこと。美肌パックの大量買いをはじめ、爪の手入れも怠らず、さらにはドレスの似合う体になるためにダイエットを成功させたストイックぶりには、圧巻の一言です。この努力の結果、共演者からも絶賛されるほどの“オネエ”が完成したのでしょう。

初の“死んでいる役”に挑戦した『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)

生田斗真を主演に迎え、大友啓史監督がメガホンを取った『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)は、清水玲子の同名ミステリーコミックを実写映画化した注目作でした。“すでに死んでいる役”に扮した松坂が、役作りのために注力した点は、いかに体を動かさないようにできるかだったと、当時のインタビューで答えています。

彼はこの役では無になることにポイントを絞り、目を閉じて白い紙を思い描き、その中に小さな点を作ってそこをずっと見つめることで、死の中で存在する方法を見出したとのこと。動かないという表現は究極の演技と言っても過言ではないでしょう。彼が俳優魂を見せつけた、印象深い役となりました。

若手実力派俳優として、様々な役に挑戦し続ける松坂桃李。どの役にも、彼らしさや存在感を感じさせる、素晴らしい魅力を持った役者の一人ではないでしょうか。着々と演技の幅を拡げながら、話題作への出演が、目白押しとなっており、これからもその目覚ましい活躍から目が離せません。

(スギウチマサコ@YOSCA)

 

記事制作 : YOSCA

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