山崎育三郎 (C)Mina Soma

ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎が新境地を開く!“コミカルな新感覚ヒーロー”とは?

コラム

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「ミュージカル王子」「ミュージカル界のプリンス」とも称される、山崎育三郎の初主演ドラマ「あいの結婚相談所」(テレビ朝日系・毎週金曜23時15分)が話題を集めています。山崎育三郎といえば、2015年のTVドラマ「下町ロケット」でのブレイク、同作で演じた熱血漢・真野賢作の強烈なキャラ&狂言回し的な役柄が印象深い方も多いでしょう。でも、今回の役柄はキャラクターが180度異なる、“コミカルな新感覚ヒーロー”。作中のテーマソングも担い、歌とダンスの才能を惜しげもなく発揮する姿に注目です。

20代でミュージカルの四大舞台を制覇した王子様

役者・山崎育三郎の原点は、幼い頃に家族で観に行ったミュージカル「アニー」。毎日テーマ曲の「Tomorrow」を歌っていたところ、母親に勧められて小学校3年生から歌のレッスンに通い始めた彼は、12歳でミュージカル「フラワー」の主演オーディションに合格し、3時間に及ぶステージを熱演。客席からの拍手喝采に感動し、「役者を一生の仕事に!」と心に誓ったそうです。

そんな彼が子供の頃から定めていた目標は、30歳までにミュージカル界の大舞台「レ・ミゼラブル」「モーツァルト!」「ミス・サイゴン」「エリザベート」への出演を果たすこと。演劇界では壮大な目標ですが、21歳での「レ・ミゼラブル」マリウス役を皮切りに、なんと20代で目標を達成してしまいました。演劇界で人気を集める俳優の井上芳雄・浦井健治とともにエンターテイメント・ユニット「StarS」まで結成した彼は、いつしか「ミュージカル王子」「ミュージカル界のプリンス」と称されるようになりました。

ドラマ「下町ロケット」への出演が決まったのは、その四舞台への全出演を果たした直後。まさに“飛ぶ鳥を落とす”勢いでしたが、同作では「プリンス」とは程遠い髭面&作業着姿で、ファンを驚かせました。彼が見せた演技の多面性は、TVドラマ進出への戸惑いなど、ファンの疑問を一気に払拭するものでした。

“華麗で繊細なプリンス”と“面白くていい奴”なギャップ

ミュージカル俳優と呼ばれる人たちには、アクの強さとも言い換えられる、身体に染み付いたクセのようなものがあります。それが良い方向に出るか、マイナスに働くかは本人の演出次第ですが、彼の演技はそうしたクセを感じさせません。なぜでしょう?

「子どもの頃から人前が苦手で、心配した母が、何か自信がつくものをと考えた」。ミュージカルの世界に入ったきっかけには、そんな背景もあったと彼は言います。男ばかりの四兄弟に育ち、大人しい三男で兄達からよく泣かされたこと。男子が少ない音大付属高校に進学し、声楽を学んだこと。まさに「プリンス」らしい青春時代で、ミュージカルでの共演から親しくなった尾上松也も、「第一印象が王子様で、最初は仲良くなれそうにないと感じた」と話します。

が、その一方でこんな一面も。声変わりで歌が歌えなくなった自分に反発し、本格的に音楽学校(音大付属高)で学ぼうと決めたこと。同校での数少ない男子同級生が個性派揃いで、自由奔放な高校時代を過ごせたこと。こうした様々な要素が、彼の男性としての多面性を磨いたのでしょう。最初は遠い存在に思えて、実は気さくで面白く、いい奴だった。そんな同性からも好かれるギャップが、アクの強さをいい方向に転じさせるのかもしれません。

TVドラマ「あいの結婚相談所」で彼が演じる藍野真伍は、“成婚率100%”の結婚相談所所長を務める元・動物行動学者の准教授。成婚率100%と動物行動学者という二つのキーワードが、彼が歩んできた多面性を象徴するかのようで興味深いところ。劇中ではラブソングやウェディングソングとも言えるテーマ曲を、華麗で繊細なダンス&ピアノ演奏とともに披露しています。“歌う”ことで喜怒哀楽を表現するキャラクターは、まさに山崎育三郎の本領発揮と言えそうですね。

(文/藤井淳@アドバンスワークス)

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記事制作 : dmenu映画