10月21日に公開されるアニメーション映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』。俳優の山田孝之や安田顕、女優で歌手の知英といった豪華キャストが声優を務めることから話題となっていますが、今回は「鷹の爪団」という秘密結社の存在に注目。実はこの「鷹の爪団」、テレビ番組や映画を超えてさまざまなシーンで活躍するユニークな結社なのです。

超低予算ながらも人気作品に!

「鷹の爪団」は、Adobe Flashで制作されたフラッシュアニメーション「秘密結社 鷹の爪」に登場する秘密結社で、リーダーの「総統」や戦闘主任の「吉田くん」をはじめとする、5人のキャラクターで構成されています。また、「秘密結社 鷹の爪」は、アニメーション監督のFROGMANが監督、作画、声優などをほぼ一人でこなしているという超低予算作品。しかし、世界征服をたくらむ彼らがあれこれと作戦を立てるも失敗ばかりで、なかなか目的を達成できないという、シュールなストーリーが人気となり、これまでさまざまな媒体やTV局で放送されました。

「鷹の爪団」の人気もうなぎ上りとなり、映画館「TOHOシネマズ」のマナームービーのキャラクターや「JR 西日本」のキャンペーンキャラクターに採用されたことも。「吉田くん」にいたっては島根県吉田村の出身だということで、「しまねSuper大使」と銘打った島根県のキャラクターにも任命されました。

劇場公開作品の中には“映画史上初”となる試みも…。

これまでに9つもの劇場作品も公開されていますが、映画史上初となる、ネーミングライツのあるタイトルがついた作品もあります。それは、2008年5月に公開された作品『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE2 〜私を愛した黒烏龍茶〜』。「脂肪の吸収を抑えるお茶」としてお馴染みの「黒烏龍茶」という商品名を含んだサブタイトルが付いているだけではなく、作中にも「黒烏龍茶」が頻繁に登場するという、ほかに類を見ない作品となっています。

というのも、超低予算作品である「鷹の爪団」は劇場作品中に「バジェットゲージ」が登場するのがお決まり。これは作品の予算があとどれくらい残っているのかを示すゲージで、例えばオープニングでCGを使いすぎたり、大物声優が登場したりすると減少し、それに合わせてキャラクターや背景の画が手抜きされます。『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE2 〜私を愛した黒烏龍茶〜』でも「黒烏龍茶」をわざとらしく登場させてゲージを回復するという、ユニークな演出がされました。ネーミングライツのあるタイトルは、「鷹の爪団」作品の要ともいえそうです。

新作での山田孝之の活躍に期待!

『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』では、「鷹の爪団」とハリウッドのアメコミヒーロー映画『ジャスティス・リーグ』の格差コラボレーションが実現。「鷹の爪団」のキャラクターたちが、往年の人気作品として知られる『バットマン』のジョーカーやハーレイ・クイン、ペンギンらとともに死闘を繰り広げるという壮大なストーリーに期待が集まっています。

本作でバットマンの声を演じる山田は、「小さい頃から好きだったバットマン役で参加できてうれしく思います」と発言するなど、意欲を表しています。唯一無二の魅力をもつ「鷹の爪」作品に実力派俳優の山田が参加することでどのような“化学反応”が起きるのかと、楽しみにしているファンは多いでしょう。

(文/おがたま)