クラウドファンディングによって自身のフォトマガジンを製作し、年末に開催されるコミックマーケット(コミケ)に参加表明をしていた女優の真木よう子。しかし、これが思わぬ大炎上に! 参加者たちから「コミケのマナーをわかっていない」などと、批判の声が挙がり、真木よう子は「全てのことに対し、無知な私の責任です」と謝罪して参加表明を撤回。ツイッターのアカウントを削除するという結末を迎えてしまいました。

コミケにはこれまでに何人かの芸能人が参加しています。サークル参加で出展した人ばかりではなく、中には一般参加で立ち寄った人もいる模様。そんな、歴代の参加者たちを紹介します。

1時間40分で速攻完売した“薄い本”…西川貴教

T.M.Revolutionこと西川貴教は、2016年にコミケ初参戦。HOT LIMITスーツ風のTシャツと同人誌「ドキ!HOT LIMITだらけの薄い本'16 夏」を頒布したところ、なんと約1時間40分で完売してしまいました。

この想像を超えたスピードでの売り切れに、西川自身がツイッターで「誠に申し訳ございません」と謝罪。完売後は本人デザインのうちわを無料配布しながら、その列に並んでくれた人たち全員と握手するという神対応を見せ、「さすが西川アニキ!」とお客さんを感動させました。これ以降の参加は今のところないようですが、コミケファンから再びの降臨が熱望されています。

ちなみに、“薄い本”とは同人誌を指す言葉。一般的にページ数が少ない本が多いことから、そう呼ばれています。

大物歌手復活のきっかけはコミケだった…小林幸子

コミケ参戦で誰もが驚いた大物といえば、元祖は小林幸子ではないでしょうか。2012年に長年所属していた大手レコ-ド会社から独立。理由は個人事務所の社長とケンカ別れしたことなどと報道されていますが、これが発端となったのか、テレビや音楽業界から姿をあまり見なくなりました。そんな彼女が活路を見出した場所こそがコミケでした。

ニコニコ動画で人気のボーカロイド曲のカバーCDを手売りし、お客さんと熱心に交流する姿がSNSを中心に絶賛され、ついには2015年のNHK紅白歌合戦に特別出演枠で出場。「千本桜」という曲を熱唱し、ニコニコ動画などで“ラスボス”と呼ばれている、その存在感を世に知らしめました。消えた芸能人になりかけた小林幸子のコミケ逆転劇は、今後も長く語り継がれていくことでしょう。

人気声優とコラボした書下ろしコントが人気に…ハライチ岩井勇気

相方の澤部との露出格差が広がり、すっかり“じゃない方芸人”と化してしまっていたハライチの岩井勇気。彼は2017年夏のコミケにサークル参加を表明し、その頒布物の豪華さが話題になりました。

頒布していたのは、書き下ろしコントを収録したCD。そして、そのコントを演じていたのは、人気声優の石田彰と関智一だったのです! 彼らはアニメ「昭和元禄落語心中」の八雲師匠と与太郎役で知られており、アニメファンのツボを的確についたキャスティングといえましょう。

同日に叶姉妹という超大物が参加していたことで、マスコミからの注目度は低めだったようですが、自ら接客したり、イベント終了までスペースにいたりと真摯な姿勢が、コミケユーザーたちから高評価。好感度アップの声がネット上にも多く挙がっていました。

実はコミケに一般参加していたこんな人たち

サークル参加ではありませんが、有吉弘行も過去にコミケ参戦したことのある芸能人の一人。2015年の夏に、完全にプライベートのお忍びで後輩を連れて参戦しています。後日のラジオ放送ではコスプレスペースにラムちゃんと天津飯と戸愚呂を探しに行ったことや、ツイッターでコミケに居ることを投稿したら「有吉、オーラゼロだな」とリプされたことに激怒したなどと話しています。ちなみに真木よう子の騒動に対しては「もう有名人は参加しないほうがいいよ。こんなふうにされるから、かわいそうに」と同情していました。コミケ参加の経験を通じて、思うところがあったようです。

その他、アニメ好きのアイドルとして知られるAKB48の渡辺麻友も、忙しい合間を縫って、コミケに参戦したことをブログで明かしたことがありました。2011年の夏コミケの初日に参戦して、アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」の限定ピンズをゲットするために、朝から企業ブースの列に並んでいたのだとか。ただ、この参戦は周囲にはまったく気づかれていなかった様子。2次元のアイドルのグッズを買いに、まさか3次元のアイドルが並んでいるなんて、周りも想像だにしなかったのでしょう。

コミケに興味を抱いて自ら足を運ぶ芸能人は増加傾向にあります。中でも、2017年の夏のコミケにおける叶姉妹のサークル参加は、大歓迎を受けています。彼女たちと真木よう子との大きな違いは、コミケに対する取り組み方です。オタク文化への理解や、営利に走らない姿勢、さらにコミケ参加者へのリスペクト精神が成功の鍵だったのではないかといわれています。

今後コミケ参入を考えている芸能人は、ぜひ彼女たちの成功と失敗を踏まえて行動することが重要ですね。

(文/岸とも子@H14)