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広瀬すず、小松菜奈、有村架純…男性教師と女子生徒の禁断の恋を描いた邦画5選

コラム

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「男性教師と女子生徒の恋」を扱う映画は、これまで数多く発表されてきました。作品によって展開も様々です。女子生徒が教師に対して片想いしつづけるもの、両想いだけどお互いが恋心を秘め合うもの、ほのかに想いを通わせ合うけどプラトニックな形で終わるもの、など。

中でもやっぱり気になってしまうのは、教師と生徒が禁忌を犯して結ばれ合い、波瀾万丈の恋に乗り出してしまう筋のもの。「一線を越えてしまった男性教師と女子生徒の純愛」を描いた映画にはどのような名作があるでしょうか。特別のドキドキ感を味わえる新旧様々な“禁断の恋”を、ここでは邦画に限定して振り返ってみたいと思います。

過激な描写とショッキングな事件の詰め合わせ―『高校教師』

1993年にTBS系列で放送され、社会現象にまで発展した伝説のテレビドラマ「高校教師」。教師と生徒の恋愛、同性愛、暴行、肉親との恋愛、自殺など、倫理的にタブー視されていたテーマに大胆に切り込み、センセーションを巻き起こしました。その成功を受け、アナザーストーリー的試みとして制作されたのが、映画版『高校教師』(1993年)です。しかし、ヒロインの女子生徒の名が「繭」であるという点を除けば、テレビドラマ版とのリンクはありません。

テレビドラマ版が教師と生徒の間の生々しく性的な描写を意図的に避け、婉曲的で透明感のある演出にこだわったのに対し、映画版はストーリーをよりスキャンダラスかつドラマチックなものに作り替え、これでもか! というほどに過激な描写を盛り込んでいるのが特徴です。友人を植物人間にしてしまう、父親を射殺する、出会ってすぐ暴行される、人工呼吸器を停止させて殺す、拳銃自殺するなど、ショッキングな事件の詰め合わせで、鑑賞後しばらくは呆然としてしまいます。

世界に絶望した少女が拠り所としたのは小学校時代の担任―『害虫』

不安定な精神世界で生きる女子中学生の人生ドラマを描いた『害虫』(2002年)は、当時まだ10代半ばだった宮崎あおいの貴重な熱演を拝めるというだけでも関心度の高い作品ですが、その問題だらけのストーリーもまた大いに好奇心をそそります。

物語の主人公は、「母親の自殺未遂」や「小学校時代の担任・緒方との親密な関係」が学級の噂となり、校内に居場所を失った13歳の少女サチ子。 あてもなく街をふらつく日々の中で、万引き少年や精神薄弱の中年男とつるんだり、母親の恋人から暴行されかけたり、クラスメイトの自宅へ放火したりと、尋常ならざる様々な経験を重ねます。世界への不信感を一層募らせ、絶望の果てに唯一の拠り所である緒方に救いを求めるサチ子ですが、運命のいたずらに弄ばれて願いは叶わず、最終的には緒方もろともすべてから決別して新たな人生を選択します。

りょう、田辺誠一、蒼井優らが主要キャストに名を連ねている他、伊勢谷友介、大森南朋、寺島進、木下ほうかなど、今ではすっかりお茶の間に存在が浸透した実力派俳優たちが脇を固めているところも見どころです。様々な事件を通して「ゆらぎ」と「エスカレート」を重ねていく少女と、彼女に近づき破滅していく周辺人物の群像をフィルムに刻んだ点に本作の面白さがあります。

記事制作 : YOSCA

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