映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』は10月21日より全国公開

『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』山田孝之 インタビュー

インタビュー

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作品選びの極意は直感を信じるのみ

世界的な人気を誇るDCコミックスのヒーローたちと、超がつくほどの低予算Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」が奇跡のコラボレーションを遂げた最新作『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』。ありえないほどパロディー満載の本作で、まさかのバットマン役に挑戦した山田孝之。バットマンのはずが、なぜかマザコンやらトランプ大統領にまで成り切った、本作へのアツい想いを語った。

喉がガッスガスになったバットマンの声!

Q:バットマン役が決まったときのお気持ちは?

過去に別の仕事でバットマンのコスチュームを着たことはありましたが、そのときは僕の顔のままだったので(笑)。今回は、まさか自分が、声優としてバットマンの声ができるというのは想像していなかったので、うれしかったです。

Q:ハリウッドでも、ベン・アフレックやジョージ・クルーニー、マイケル・キートンなどの渋い声のスターがバットマンを演じてきました。山田さんバージョンも、かなりセクシーなバットマンの声に仕上がっていました。

実際に『バットマン』シリーズの映画を観ると、バットマンに変身した後って多分声が加工されているんですよね。すごく低い声になっています。自分の場合は、そこまで求められていると思っていなくてちょっと声を落として話す感じにしようとしていたら、FROGMAN監督に「あのハリウッド版バットマンの感じでガサついた感じの声でやってください」って言われました(笑)。

Q:その声は日頃出さない声じゃないですか?

全く出したことのない声です(笑)。しかも僕は声優じゃないから、そういう声をどうやって出すのかっていうスキルも持っていなくて。ただ喉にグウーッと力を入れて出していたので、後半はきつかったですね。

Q:そんな声を出していたら、ガッスガスになりそうですね。

なりました。これまで一切出したことのない声なので、あれをずっと出していたら潰れると思います。

Q:ネタバレになるので細かくは言えませんが、いろんなキャラクターに成り切っていらっしゃいましたが、すべて山田さんが演じられたんですか?

全部自分で演じました。でも、個人的にはあのくだりがあってすごく良かったと思っています。テンポも良いし、面白かったので。バットマンを演じていると、テンションも話すスピードもどうしても同じになっちゃうので、いろんなキャラクターを演じるパートがあったことで相当変わったと思います。もしただ単にバットマンの声だけだったら、あんまり変わりがなかったと思うんですが、いろんなキャラクターになれたことで「鷹の爪団」に参加できた感じがしました。

Q:トランプ大統領の声は、どう意識するように言われたのですか?

あの人の声に関しては、「豪快に」とか「横柄に」って言われました。

作品選びは自分の直感で決める!

Q:山田さんは個性的な作品選びをされていますよね。映画『ミロクローゼ』で演じた熊谷ベッソンとか本当にサイコーなキャラクターでした!

さっきちょうど、某大統領に似せた話しをしましたけど、そういえば熊谷ベッソンも参考にしたのは政治家です。ベッソンは、麻生太郎さんを参考にしているんです。だから、政治家のキャラクターはすでに演じたことがありました(笑)。

Q:毎回個性的な作品を選ばれていますが、どのように作品を決めているのですか?

直感で、自分が面白いと思ったものをやっているだけです。この監督と仕事がしたいとか、この脚本家と仕事がしたいとか、この人と共演したいという理由で参加するときもありますし、その時々のタイミングですね。

Q:本作について、山田さんをワクワクさせたのは何でしたか?

もちろん「鷹の爪団」シリーズが好きだったってこともありますが、DCコミックスとのコラボっていうのも、男としてすごくワクワクしました。そして、何よりもパロディーが大好きなのでそこが一番決め手になりました。

パロディーをやるからにはとことん!

Q:劇中で、かなり日本映画のことをいじっていて爆笑ものですが、山田さんの立場的にありですか?

全然、問題ないです。日本映画界はどこか保守的だから、あまりこういうことはしないですよね。でもだからこそ、やるからにはとことんやってほしいと思っています。

Q:監督さんの名前もどんどん出てきていましたね。

今話題の新海誠さんとか(笑)。僕も散々パロディー作品をやっていますが、とにかく楽しんだ者勝ち。だからこういうのをやるときは、あまり考えないで突き抜けるのが一番だと思っています。

Q:何と言っても、DCコミックスがOKしていますからね!

そうそう、それってすごいですよね。だって東の方のちっちゃーい島国が、こういうパロディーやるんだって言っても、向こうは全く怒らないわけですから。怒らないどころか全面協力だし、いじられまくっても「好きにやってくれ」って言えちゃうなんて、かっこいいです。

取材・文: 森田真帆 写真: 日吉永遠

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)