『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
11月3日(金・祝)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国公開!
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まさにホラー版『スタンド・バイ・ミー』!? ノスタルジーをかきたてる『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

コラム

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文=紀平照幸/Avanti Press

9月10日に全米公開された『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は初登場からものすごい勢いでヒットを記録、全世界で6億3000万ドルを超える興行収入をあげ(10月17日現在)、ホラー映画史上ナンバーワン・ヒット作品になりました。大ベストセラー作家スティーヴン・キングの小説が原作なのですが、原作が出版されたのが30年以上前の1986年。1990年には前後編でテレビムービー化されていることも考えると、今回の映画化の話を聞いた時には「今頃になって……」感があったのも事実。しかしこの映画、原作に手を加えることで予想をはるかに超えた傑作になっていました。

平和な田舎町で子どもの連続失踪事件が発生。弟を失い悲嘆にくれる少年ビルとその仲間たちの前に、ピエロの姿をした不気味な“それ”が現れます。変幻自在、神出鬼没の“それ”は、子どもたちの恐怖心を利用して、彼らに襲いかかるのです。やがて、27年ごとに町で変事が起きていることを知った少年たちは、自分たちの力で怪物である“それ”=ペニーワイズに立ち向かう決意をする……というのが大まかなストーリー。

『グレムリン』『バットマン』「ストリートファイター」
ノスタルジーをかきたてる80年代要素

原作からの変更点は時代背景を変えたこと。原作やテレビ版では“現在”である80年代から50年代末の少年時代を振り返る構成になっていたのですが、新作は少年時代を80年代に置いています。それによって21世紀の映画ファンの感覚に対応し、彼らのノスタルジーをかきたてる効果を出しているのです。

部屋に貼られた映画『グレムリン』(1984年)のポスター、映画館で上映中の(あるいは近日公開の)映画の看板(『エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド』『リーサル・ウェポン2/炎の約束』『バットマン』)、Tシャツの絵柄(当時の人気テレビシリーズ「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」)、ゲーム(「ストリートファイター」)、ウォークマンから流れるニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの曲など、さまざまなガジェットが観客を80年代後半の世界に誘います。

記事制作 : Avanti Press(外部サイト)

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