鈴木紗理奈がフライデーされた心境を赤裸々告白!映画『キセキの葉書』で“女優”として大躍進!

インタビュー

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童話作家・脇谷みどり氏の『希望のスイッチは、くすっ』を原作にした映画『キセキの葉書』が、11月4日(土)より全国順次公開される。本作の舞台は、阪神・淡路大震災から半年後の兵庫県西宮市。重度の障がいを持つ娘と、認知症とうつ病を併発した母親を抱える主人公・美幸が果敢に生き抜く姿を描いた感動作だ。美幸役に抜擢されたのは、女優、タレント活動の他、MUNEHIRO名義でレゲエのシンガー・ソングライターとしても活動する鈴木紗理奈だ。本作ではバラエティ番組で見せる弾けたキャラクターとは一転、苦境の中で前向きに生きる逞しいヒロイン像を好演し、スペインのマドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた。今後の活動に注目が集まる彼女にお話を伺った。

本作が描き出したのは、日本の母親像

Q:美幸のどのようなところに共感されましたか?

台本を読む前は、特別な人を演じるという思いを抱いていました。台本を読んだ後、自分も親として、彼女の気持ちが分かり過ぎて。子どもがいらっしゃる方は、きっと自分に置き換えて観てくださるだろうと確信しました。親なら誰もが子育てに行き詰った時に“自分の時間がもっとあったら”と考えるだろうし、口に出して言ってしまうこともあるかもしれない。でも、あるきっかけで、ひょいと乗り越えられる。本作の主人公は特に母性が強いわけではなく、日本の母親像を描いていると思っています。

Q:役作りとしてはどのようなことを?

たくさん台本を読み込んで、その役を生きるという気持ちで挑みました。役作りをした感覚は全くなくて。もし、私が上手く演技が出来ていたとしたら、日々の子育てが役立っているんだと思います。子どもに演技を練習させてもらったかなと。

Q:7歳の息子さんは、鈴木さんのお仕事を応援されているのですね?

はい。息子は、「(主演女優賞の)トロフィーは僕のおかげで取れたんでしょ、僕と一緒に取ったんでしょ?」と言っていました。いま、トロフィーは子どもの部屋に飾られています。本当は玄関みたいな、目立つところに飾りたいんですけどね(笑)。

Q:トロフィーを子供部屋に飾っているところからも、鈴木さんの母性を感じます。

なるべく子育てを優先しながらお仕事をしているのですが、映画となると、そうもいかなくて。撮影中は3日間、家に帰れないときもありました。家を空けるとき、子どもは私の母親に預けていましたが、それでも寂しい思いをさせたと思っているので、トロフィーは子どもに渡したんです。

映画を地で行く奇跡が起こった!

Q:映画のタイトルにちなんで、最近、鈴木さんに身の周りに起こった奇跡を教えてください。

この映画のお話をいただいたのは、去年の夏でした。デビュー当時ほど、バリバリ働いておらず、フレッシュでもない私を主演に抜擢してくださった、このことがまず、奇跡ですよね? 私は、40歳が自分の大きな節目だと感じながら生きてきたんですけど……。

Q:今年がまさにその年ですね。

マドリード国際映画祭へ旅立つ日が、40歳の誕生日だったんです。出発する何日か前に、京都へお参りに行って、コインを投げて細い筒の中に入れるという願掛けをやったんですが、左手でポンと投げたら、地蔵にコン! と当たって、スポッと入ったんですよ。入るはずのないところに! もしかして、私、何かキテるかも? と思いつつ、当たると評判の占い師の方に見ていただいたら、「ミラクル・イヤーが始まるわよ。願ったことが40歳になった途端に全部叶うから、強く願いなさい」と言われて。そこで、願いを強く念じていたら、本当に受賞しちゃって。劇場が取れなくて公開されない日本映画がたくさんある中、上映館が次々と決まるとか、去年の夏から本当の奇跡が起こっているんです。大阪の先行公開でも満席のお客さんが大歓声で迎えてくださって。あまりにも良いことが続き過ぎて、悪いことが起こるんじゃないかとおびえ出したら、マネージャーさんから電話があったんです。「明日、フライデーに載ります」と。

Q:まさかの……(笑)

私、何かした? 友達と飲んでいるとき? やべぇ……と思って。もう私、ドキドキですよ! 次の日、マネージャーさんが「こんな記事でしたよ」と言って送ってきたのが、私と息子が空手の型をふえーっとやっている。

Q:微笑ましい写真だったのですね(笑)

息子とも仲が良い、といったことが書かれていて。えっ、それだけ? 逆に怖い! みたいな。最近はそういう日々を過ごしています(笑)。これらの奇跡を前向きに捉えるならば、ここ8年ほどの間に、出産して、ひとりで子育てし、離婚もしたけど、絶対に気持ちは死んだらアカン。死んだら芸能人として終わるから希望だけを見て、ひとつひとつの仕事を大事にしていこう。これはいただいた試練だから、乗り越えたらきっと良い人生が待っている……。私は、この映画の主人公のように考えて生きてきたんです。それがやっと報われたのかなと。まさに奇跡のストーリーだと思っています。

(C)2017「キセキの葉書」製作委員会

映画『キセキの葉書』
11月4日(土)より渋谷ユーロライブほか全国順次公開
配給:ミューズ・プランニング
公式サイト:http://museplanning.co/movie-kisekinohagaki.html
(C)2017「キセキの葉書」製作委員会

取材・文/田嶋真理 写真/横村 彰

記事制作 : 田嶋真理

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