(C)2017「探偵はBARにいる3」製作委員会

出演作から紐解く!松田龍平はなぜこんなに“メガネ”が似合うのか

コラム

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

12月1日(金)公開の『探偵はBARにいる3』は、人気シリーズの3作目とあり、心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
本作の魅力のひとつが、大泉洋演じる「探偵」と、松田龍平演じる相棒「高田」の凸凹コンビです。男臭さと哀愁を漂わせる探偵はもちろん、いつもぼんやりしているのに実は空手の名手である高田のキャラクターは、これまで多くの人々を惹きつけてきました。

そんな高田のギャップを引き立てているのが、“メガネ”です。本シリーズの1作目で初めてメガネ役に挑戦し、今ではすっかりメガネが板についた松田龍平。彼はなぜこんなにメガネが似合うのでしょう。ここでは、魅力たっぷりの松田のメガネ役を振り返り、その理由を探ります。

地味だけど熱いサラリーマン“ミズタク”-「あまちゃん」(2013年)

NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)で松田は、主人公アキを支えるマネージャー・水口琢磨を演じました。水口はスーツに丸メガネをかけたサラリーマンで、髪やヒゲはボサボサ。一見すると、ダサくて地味な人物ですが、個性の強い本作のキャラクターの中でも指折りの人気を集めました。

その理由は、普段は真面目で冷静なのに、アキを売り出すことには必死で時に熱くなるという“ギャップ”。「ミズタクの良さをわかるのは自分だけ」と思わせるコアな魅力にハマる人が続出し、放送当時は各媒体がこぞって彼を取り上げました。

松田龍平は、故・松田優作の息子であるという、生まれながらの大物俳優。その溢れんばかりオーラを、本作ではメガネで中和することに成功しています。一般人の役でありながら、時折滲んでしまう本来のかっこよさが、女性たちの心を鷲掴みにしたのでしょう。

生真面目なボンボン“別府”-「カルテット」(2017年)

今年放送されたTBSドラマ「カルテット」(2017年)では、世界的な音楽家の家に生まれたお坊ちゃんでありながら、そのことをコンプレックスに感じている生真面目で温厚な青年・別府司を演じました。感情を表に出すことが少なく、松たか子演じる巻のことが好きでストーカー的な行為までしているにも関わらず、この役もまた多くの女性票を集めています。

高橋一生演じる家森は、会ったばかりの女性にキスしてしまうような、チャラくてモテる男。別府はその対になる存在として描かれましたが、友達以上恋人未満な同僚と、ある夜勢いで関係を持ってしまいます。この行動は批判を買いそうなものですが、おとなしい別府が草食系のメガネを外し肉食系になったシーンとして歓迎されました。

本作においてのメガネは、松田の品の良さをアップグレードさせるだけでなく、外した瞬間に弾け飛ぶほどの彼の色気を抑えるリミッターのような役割も果たしています。

まるで高等遊民のような“おじさん”-『ぼくのおじさん』(2016年)

これまでは松田龍平のかっこよさを引き立てるアイテムとしてのメガネ役を紹介しましたが、『ぼくのおじさん』(2016年)では、“ダメなおじさん”を体現するために用いられています。

『ぼくのおじさん』DVD発売中
価格:4,700円(税抜)5,076円(税込)
販売元:テレビ朝日・東映ビデオ
https://shop.toei-video.co.jp/products/detail.php?product_id=16658

松田演じるおじさんは、屁理屈ばかりこねて、万年床で漫画を読み漁っている癖の強い人物。そんな役を演じるにあたって、山下敦弘監督と松田は何十種類ものメガネとベストを試着し、役に合うものを探したといいます。結果、「(松田は)不思議な色気があるが、本作ではそれがすごく柔らかかった」という公開時のインタビューにおける監督のコメントからもわかるように、どこか浮世離れしたユニークなおじさんが実現しました。

この役でのメガネは、松田がかっこよさと同時に持つ、佇まいのゆるさと掴みどころのない雰囲気を助長させています。ハワイのシーンでアロハシャツと短パンを着ているメガネ姿のおじさんは、観る者に強い印象を残す、本作の象徴的なキャラクターとなりました。

記事制作 : YOSCA

関連映画

マイシアターとは?
お気に入りの映画館を「マイシアター」に設定しておくと、上映中の作品やスケジュールがかんたんに確認できるようになります。
マイシアターは2つまで設定できます。