近年、日本の芸能界では2世、3世タレントが様々な分野で活躍しているのを目にする機会が多くなりましたが、海外に目を向けてもそれは同様です。アンジェリーナ・ジョリー、キーファー・サザーランド、グウィネス・パルトローなどは親よりも有名になった2世と言ってもいいでしょう。最近では、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップがシャネルの広告塔を務めるなど、その勢いは目覚ましいものがあります。

11月18日公開の映画『ローガン・ラッキー』に出演している女優のライリー・キーオも、そんなスーパースターの遺伝子を受け継ぐ女優の1人。その家族構成は、誰もがご存知のスーパースターがズラリ! もはや世界最強と言っても過言ではないんです。

モデルから女優に転身!GG賞にノミネートされた“ハリウッドの新星”

(C)2017 Incarcerated Industries Inc. All Rights Reserved

まずは彼女のキャリアを簡単におさらい。ライリーは、14歳にしてドルチェ&ガッバーナのショーでモデルデビューすると、21歳の頃に『ランナウェイズ』(2010年)で女優デビューを果たします。アカデミー賞6部門受賞した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)では、5人のワイブス(妻たち)のうちの1人、ケイパブルを演じて脚光を浴びました。

『ローガン・ラッキー』のメガホンを握ったソダーバーグが、自らの監督作を再度映像化したテレビドラマ「ガールフレンド・エクスペリエンス」(2016年)では、ゴールデングローブ賞にノミネート。ハリウッドの新星として注目を集めています。

音楽界の“キング”だらけ!? 類を見ない家族構成

(C)2017 Incarcerated Industries Inc. All Rights Reserved

そして驚くべきはライリーの家族構成です。なんとお爺ちゃんは“キング・オブ・ロックンロール”こと、エルヴィス・プレスリー! 言われてみれば、彼女のあごのラインやキリっとしながらもどこか憂いを感じさせる目元の雰囲気など、どことなくエルヴィスっぽさが漂っていますよね。

そしてライリーのお母さんが、これまで4度の結婚・離婚を繰り返したリサ・マリー・プレスリーですが、過去に結婚していた相手もビッグネームばかり! 2番目の結婚相手はなんと“キング・オブ・ポップ”こと、マイケル・ジャクソンです。幼い頃のライリーはあのネバーランドで何不自由なく暮らしていたのだとか。ちなみに3番目の夫はニコラス・ケイジと、こちらも豪華です!

祖父がエルヴィス、継父がマイケルと音楽界の“キング”が2人も家族構成の中にいるなんて、世界広しといえども彼女ぐらいでしょう。ライリーがハリウッドに進出した際、通常3年はかかると言われているエージェントをたった1週間で見つけることができたそうですが、これもプレスリーのネームバリューあってのこともかもしれませんね。

プライベートとは真逆!最新作で負け犬一家の一員に

(C)2017 Incarcerated Industries Inc. All Rights Reserved

『マッドマックス』で共演したスタントマンと結婚し、私生活も順風満帆なライリーは、女優としてのキャリアも順調です。最新作『ローガン・ラッキー』では、ダニエル・クレイグやチャニング・テイタムなど、人気俳優らと共演を果たしています。ロクな仕事もないような家族が人生の一発逆転を狙い、大金が集まるカーレース「NASCAR」の売上金強奪をもくろむチーム犯罪モノの本作で、“負け犬”一家の末妹・メリーを演じています。

勝ち組なプライベートとは正反対な役柄ですが、車を嬉々として爆走させるスピード狂な一面や、下着がうっすら透けたタンクトップに、ミニスカートで車のトランクに腰かける貫禄抜群の立ち姿など、ワイルドかつセクシーなオーラがむんむん! 変人爆破犯を怪演するダニエル・クレイグにも引けを取らないその存在感は、祖父ゆずりのスター性なのか……さすがスーパーサラブレッドといった演技を披露しています。

話題のホラー映画『イット・カムズ・アット・ナイト(原題)』(2017年)にも出演しており、ますます演技の幅を広げているライリー。果たして、彼女は偉大すぎる祖父や継父を超える日が来るのか、今後のさらなる活躍に期待しましょう。

(文/バーババ・サンクレイオ翼)