米倉涼子主演のドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第8話に、落語家の林家正蔵がメインゲストとして出演。“根治手術が不可能な病を患った元大臣秘書官”という役柄に合わせ、食事制限をしてかなり体重を落としたという。役者は時に、役柄に合わせて大幅なダイエットをする。今回は役づくりのために減量に挑んだ俳優たちの“役者魂”を紹介しよう。

13kg増量したのに撮影スケジュール変更で元に戻した西島秀俊

正蔵の痩せっぷりは、違う現場で周囲に「大丈夫? 具合悪くない?」と心配されたというほど。「役者としてどうしても出たかった作品が『ドクターX』」というだけあって、気合の入れようは半端ではない。トレードマークの小太りからインパクト十分のほっそり体型になり、視聴者を驚かせた。

西島秀俊は、2009年公開の映画『サヨナライツカ』に出演した際、役作りのために体型を大幅に変えた。この映画では1975年と25年後である現在のシーンがあり、西島は先に撮影する予定だった現在のシーンに合わせてまず体重を13kgも増やした。しかし、急きょ1975年のシーンから撮影することになってしまい、体型を元に戻さなければならなくなったそう。西島は食事制限やジム通いでダイエットを行い、たった1ヶ月で15kgもの減量を行ったというのだから驚きだ。

高橋一生や竹内涼真、鈴木亮平も作品のため大幅に減量

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演していた高橋一生も、作中に短期間でのダイエットに挑戦したとのこと。インタビューで「今川に目付としての選択をせまられ、井伊を裏切ったあたりで、1週間半くらいで4~5kg落としました。クマを作ったり頬をコケさせたり、割と僕はいつも意図的にやっています。よく食べますし、よく運動もしてますし、『高橋一生、激務だね』とかどうか思わないで欲しい(笑)」と語った。高橋は健康管理のため普段から一日一食しか食べないというから、減量方法も限られたことだろう。

大人気ドラマ「陸王」(TBS系)で実業団のランナー役を務める竹内涼真も、長距離ランナーの体型に近づけるため8kg減量して撮影に臨んだという。学生時代プロサッカー選手を目指していた竹内は、スポーツ選手の役を演じることの難しさをよくわかっていた。だからこそ「本当のマラソン選手のようだと感情移入してもらえるように頑張りたい」と、肉体改造に挑んだようだ。

過去には、鈴木亮平が20kg減量した直後に30kg増量するという驚異的な肉体改造を行っていた。当時、「空腹は耐えられる、食べるほうが辛い」と語っていた鈴木。役者として必要なことなのだろうが、俳優たちのプロ根性には恐れ入るばかりだ。

(文/河村綾香)