『スター・ウォーズ』シリーズの魅力とは何でしょうか。銀河をまたにかけた壮大な世界観、家族愛をテーマにしたストーリー、ライトセーバーやブラスター、ビークルなどのガジェットとその魅力を挙げれば、きりがありませんが、“個性豊かなキャラクター”は、シリーズをここまで人気作に押し上げた1つの要因でしょう。

中でも観るものの心を掴んで離さないのがR2-D2、イウォーク、BB-8などかわいい系のキャラクターたち。多くのキュートなキャラを生んできたシリーズ史上で、“最もかわいい”との呼び声も高い新キャラが、最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)に登場します。

あまりのかわいさにキャストもメロメロ!? ポーグって何者?

そのキャラクターが“ポーグ”です。ルーク・スカイウォーカーが隠遁生活を送っていた惑星オクトーに生息するこの鳥のようなクリーチャー。小柄なサイズに丸みを帯びたボディ、フサフサの毛並み、さらにまん丸でつぶらな瞳という激カワなルックスは問答無用に見るものを虜にしてしまいます。

オクトーのロケ地となったスケリッグ・マイケル島にすむ海鳥ニシツノメドリから着想を得て生まれたというポーグは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でメガホンを握ったライアン・ジョンソン監督が「(レイ役の)デイジー・リドリーをはじめ、みんなすっかり夢中になっていたよ」と明かすように、現場でもスタッフやキャストをメロメロにしていたんだとか。

ファンアートも続出!初お披露目から瞬く間に人気キャラに!

持ち前のキュートさを武器に、撮影中キャストたちをメロメロにしていたポーグは、さらにファンたちも魅了していきます。7月15日、アメリカのアナハイムで行われたディズニー公式ファンイベント「D23 Expo」内での『スター・ウォーズ』プレゼンテーション。この時に、流れた約3分間の特別映像で、ポーグは世界に初お披露目されました。するとこの映像を観たファンからオンライン上で質問が殺到。この大反響を受け、お披露目から5日後、コンセプトアートを交えながら、ポーグについて紹介するページまで公式サイトに登場しました。

さらに、約1か月半後の8月31日には、ぬいぐるみや、カフスボタンなど、ポーグのグッズも発売。最新作のイチオシキャラクターとして、異例ともいえる特別待遇を受けてきました。その結果、ネット上には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のポスターに描かれるキャラクターをポーグに置きかえたものなど、ポーグを題材にしたファンアートが続出する事態に。

そして10月に公開された予告編。雄叫びを上げたチューバッカに続いて、手をばたつかせながら咆哮する、キュートすぎる姿で登場したポーグ。YouTube上にアップされているリアクションマッシュアップ映像(予告編を見たファンたちのリアクションを集めたもの)では、思わずガッツポーズをする人や、悶絶する人など、わずか1秒ばかりの登場シーンにも関わらず、ファンは大興奮。製作者の思惑通り、ポーグは瞬く間に、人気キャラの座を掴みました。

かわいすぎるゆえ?『スター・ウォーズ』の宿命?公開前から賛否の声も

公開前から大人気キャラとなったポーグですが、そのかわいすぎるルックスゆえに、「あざとい!」「狙いすぎ!」との声も。さらに、2015年にグッズの収益だけで820億円以上を稼ぎ出した『スター・ウォーズ』シリーズだけに、「グッズ要員」といった声まで挙がっているのも事実です。

しかし振り返ってみれば、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)に登場したイウォークも、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントムメナス』(1999年)に登場したジャージャー・ビンクスも、新キャラクターが登場するたびに賛否両論が巻き起こりました。すでに構築された世界観に、新たなものが入ってくる、拒絶反応とでも言えるでしょうか。人気シリーズであるがゆえ、アンチが付いてしまう宿命なのでしょう。

ミレニアム・ファルコン号にチューバッカとともに乗り込んでいることを考えると、ポーグは、今作だけのキャラクターではなく『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』にも登場するような仲間となるのでしょうか? 余談になりますが、筆者も、ポーグのフィギュアをしっかり購入済み。今作でポーグがアンチを黙らす大活躍を見せ、その後の作品にも絶対に登場して欲しいです。だってかわいいんだもの!

(文/ケヴィン太郎・サンクレイオ翼)