1月6日公開の『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-』。10年以上続く人気の特撮ドラマ『牙狼<GARO>』シリーズの最新作です。2013年のテレビシリーズ『牙狼<GARO>~闇を照らすもの~』、そして2015年の劇場版&テレビシリーズ『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』に続く、黄金騎士ガロの称号を受け継ぐ道外流牙の戦いが描かれます。

『牙狼<GARO>』シリーズには悪役が多く登場しますが、その中でも高い人気を誇るジンガというキャラクターがいます。そのジンガを演じるのは、2009年「仮面ライダーディケイド」でテレビデビュー、主役のディケイドを演じた井上正大。本作では正義のヒーローとは正反対の悪役で、注目を集めています。

2017年には、井上自身が主演・総指揮を務め、ジンガにスポットを当てた舞台『牙狼<GARO>-神ノ牙 覚醒-』も上演。この舞台は、テレビシリーズの最終回から今回の映画『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-』までの間をつなげるストーリーで、多くのジンガファンが、見逃すまいと劇場に足を運んだそうです。

悪役でありながら見る人を引きつけるジンガの魅力は、一体どこにあるのでしょうか? 過去のエピソードから探ってみました。

とにかく強くてカッコいい!キレのあるアクションに惚れ惚れ

(C)2018「神ノ牙」雨宮慶太/東北新社

ジンガを演じる井上正大は、182cmの長身。股下なんと90cm! の長い足で見せる蹴り技は、美しいのひと言です。それもそのはず、井上はテコンドーの有段者なのだとか。他にも、サッカーや野球、水泳にゴルフなど、さまざまなスポーツをこなす運動神経の持ち主。あらゆるアクションがキレッキレでカッコいい! 思わず見入ってしまいます。

ジンガは、常に自信満々の上から目線。態度も口も相当悪い上に、巧妙な計画を練り、確実に進めて行く頭脳派です。しかも、実は元々、道外流牙と同じく人間を喰いものにするホラーを倒す使命を持った魔戒騎士であり、かなりの戦闘力をもっているのです。登場したテレビシリーズ全編に渡り、主人公であるガロの道外流牙を苦しめます。

愛する人とは常に一緒。一途に愛する姿が素敵!

(C)2018「神ノ牙」雨宮慶太/東北新社

ジンガの側には、アミリという女性が常にいます。長い黒髪の妖艶な美女で、彼女もまた善と悪、両方の力をものにした、戦闘力の強い悪役です。元々2人は共に人間で、ガロと同じくホラーという敵を倒す使命を持って戦っていたのに、あることをきっかけに闇へと墜ち、ホラーになってしまいました。

しかし人間だった頃も、ホラーになった後も、片時も離れることがありません。テレビシリーズでは、2人で月を眺めながら、「俺の月はお前だ、アミリ……あんなものより美しい……」と、アミリを見つめながら囁くジンガにドキドキしてしまうシーンもありました! 俺様キャラなのに堂々と愛を語る、そんな姿もまたカッコいいですね。

ただ悪役なだけじゃなく、悲しい過去を背負うダークヒーロー

(C)2018「神ノ牙」雨宮慶太/東北新社

元々ジンガは、ガロと同じ魔戒騎士。しかも「神の牙」という異名を持つほど優れた能力を持っていたのに、なぜ、闇へと堕ち、最凶のホラーとなってしまったのでしょう? そこには、悲しい過去がありました。

ジンガとアミリの夫婦には、ユウトという息子がいました。2人はユウトを連れてホラーを倒すために流浪の旅に出ていたのですが、途中に立ち寄った村で、2人が村を救おうとホラーを倒している間に、2人の話を信じなかった村人の手によりユウトがホラーに捧げる生け贄として殺されてしまっていたのです。

怒りと悲しみのあまり、ジンガは村人を次々と惨殺していきます。ひとつの村だけでは治まらず、次々と村を襲いました。その代償として悲しくも悪の道を進むことになってしまったのです。単なる悪役ではなく、悲しい過去を背負ったヒーローこそ、ジンガの正体。凶悪な彼の心の奥にある人間への絶望を思うと、悪役であるはずのジンガに同情すらしてしまいます。

(C)2018「神ノ牙」雨宮慶太/東北新社

テレビシリーズの最終回で、ガロが倒したはずのジンガが再び登場し、ガロたちの前に立ちはだかります。東京国際映画祭でも上映され、公開前から注目を集める『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-』。

宿命の再会はどんなストーリーとなるのか? ファンならずとも見る価値ありの作品です。手に汗握るアクションシーンはもちろん、ジンガのカッコいい姿は、ぜひ劇場で!

(文/サワユカ@H14)