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(C)河原和音/集英社 (C)2017 映画「先生!」製作委員会

広瀬すず、小松菜奈、有村架純…男性教師と女子生徒の禁断の恋を描いた邦画5選

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「男性教師と女子生徒の恋」を扱う映画は、これまで数多く発表されてきました。作品によって展開も様々です。女子生徒が教師に対して片想いしつづけるもの、両想いだけどお互いが恋心を秘め合うもの、ほのかに想いを通わせ合うけどプラトニックな形で終わるもの、など。

中でもやっぱり気になってしまうのは、教師と生徒が禁忌を犯して結ばれ合い、波瀾万丈の恋に乗り出してしまう筋のもの。「一線を越えてしまった男性教師と女子生徒の純愛」を描いた映画にはどのような名作があるでしょうか。特別のドキドキ感を味わえる新旧様々な“禁断の恋”を、ここでは邦画に限定して振り返ってみたいと思います。

過激な描写とショッキングな事件の詰め合わせ―『高校教師』

1993年にTBS系列で放送され、社会現象にまで発展した伝説のテレビドラマ「高校教師」。教師と生徒の恋愛、同性愛、暴行、肉親との恋愛、自殺など、倫理的にタブー視されていたテーマに大胆に切り込み、センセーションを巻き起こしました。その成功を受け、アナザーストーリー的試みとして制作されたのが、映画版『高校教師』(1993年)です。しかし、ヒロインの女子生徒の名が「繭」であるという点を除けば、テレビドラマ版とのリンクはありません。

テレビドラマ版が教師と生徒の間の生々しく性的な描写を意図的に避け、婉曲的で透明感のある演出にこだわったのに対し、映画版はストーリーをよりスキャンダラスかつドラマチックなものに作り替え、これでもか! というほどに過激な描写を盛り込んでいるのが特徴です。友人を植物人間にしてしまう、父親を射殺する、出会ってすぐ暴行される、人工呼吸器を停止させて殺す、拳銃自殺するなど、ショッキングな事件の詰め合わせで、鑑賞後しばらくは呆然としてしまいます。

世界に絶望した少女が拠り所としたのは小学校時代の担任―『害虫』

不安定な精神世界で生きる女子中学生の人生ドラマを描いた『害虫』(2002年)は、当時まだ10代半ばだった宮崎あおいの貴重な熱演を拝めるというだけでも関心度の高い作品ですが、その問題だらけのストーリーもまた大いに好奇心をそそります。

物語の主人公は、「母親の自殺未遂」や「小学校時代の担任・緒方との親密な関係」が学級の噂となり、校内に居場所を失った13歳の少女サチ子。 あてもなく街をふらつく日々の中で、万引き少年や精神薄弱の中年男とつるんだり、母親の恋人から暴行されかけたり、クラスメイトの自宅へ放火したりと、尋常ならざる様々な経験を重ねます。世界への不信感を一層募らせ、絶望の果てに唯一の拠り所である緒方に救いを求めるサチ子ですが、運命のいたずらに弄ばれて願いは叶わず、最終的には緒方もろともすべてから決別して新たな人生を選択します。

りょう、田辺誠一、蒼井優らが主要キャストに名を連ねている他、伊勢谷友介、大森南朋、寺島進、木下ほうかなど、今ではすっかりお茶の間に存在が浸透した実力派俳優たちが脇を固めているところも見どころです。様々な事件を通して「ゆらぎ」と「エスカレート」を重ねていく少女と、彼女に近づき破滅していく周辺人物の群像をフィルムに刻んだ点に本作の面白さがあります。

クールなイケメン教師と天才女子高生の爽やかな恋―『近キョリ恋愛』

2008年から「別冊フレンド」誌に連載され、ティーンに人気を博した少女漫画『近キョリ恋愛』。美しい容姿と優秀さで女子生徒たちから絶大な人気を誇るツンデレ教師・櫻井ハルカと、成績優秀・運動神経抜群だが英語だけが致命的に苦手な天才女子高生・枢木ゆにが織り成すラブストーリーが、多くの読者の心をときめかせました。

そんな本作は実写化もされました。主人公の2人を甘酸っぱく演じたのは山下智久と小松菜奈。原作は笑いどころ満載なラブコメですが、映画版(2014年)はコメディ色を抑え、ハートフルな純愛物語に生まれ変わっています。原作ではハルカがクール、ゆにがツンデレという設定ですが、映画版では2人のキャラクターが逆転。教卓の下で2人がキスする名シーンは必見です。

劇的な再会を果たした教師と生徒の濃厚な純愛―『ナラタージュ』

(C)2017「ナラタージュ」製作委員会

この秋、巨匠・行定勲監督の念願により、芥川賞作家・島本理生の衝撃作『ナラタージュ』が映画化されます。本作のテーマは「一生に一度の究極の恋」、そして「恋愛の痛みと、それに勝る幸せ」。教師と生徒として出会った男女が繊細な心の交流を通してほのかな恋に興じます。一度は距離を置くものの、再会を機に狂おしい愛の渦に呑み込まれていくという劇的な展開に、自然と心拍数が高まります。大人のための狂おしく切ない純愛作品です。

主人公の高校教師を熱演するのは松本潤、ヒロインには朝ドラ「ひよっこ」主演の有村架純。劇中における2人の濃厚な“からみ”は大きな見どころのひとつです。高校時代の禁断のキスシーン、浴室でびしょ濡れになっての抱擁シーン、情事を彷彿とさせる甘美なラブシーンなど……行定監督ならではのしっとりとした愛の描写となめらかな質感をたたえる映像美が全編にわたり冴え渡っています。

禁忌を超越する伊藤先生の男らしさに胸キュンが止まらない―『先生! 、、、好きになってもいいですか?』

(C)河原和音/集英社 (C)2017 映画「先生!」製作委員会

「別冊マーガレット」で1996年から2003年まで連載された河原和音の大ヒット少女コミック『先生!』をご存知でしょうか。クールでとっつきにくいオーラをまとった伊藤先生が、次第に響の健気さや天真爛漫さに心を溶かされていくというハッピーすぎる展開が、女の子たちの心を鷲掴みにしました。そんな、ときめきいっぱいのラブストーリーが、なんと10年以上の時を超えて実写映画化され、今秋公開されます。

原作同様、スクリーンの上でもあらゆるタブーを超越する伊藤先生の大胆さ・潔さには、ある意味感服してしまいます。 話題となった数々の胸キュン場面もばっちり再現されています。連載当時中高生だったアラサー女子たちにとって本作は、あの頃響と一緒に追体験した究極の幸福感をもう一度思い出させてくれる作品となるでしょう。そして、原作を知らないティーンたちにとっては、未体験のドキドキを教えてくれる忘れがたい作品となるはずです。

(C)河原和音/集英社 (C)2017 映画「先生!」製作委員会

『ナラタージュ』(2017年)は10月7日(土)より、『先生!、、、好きになってもいいですか?』(2017年)は10月28日(土)より公開です。

(桃源ももこ@YOSCA)

 

記事制作 : YOSCA

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