12月29日に公開予定の『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』。かつて一世を風靡した大人気アニメということで、2000年に公開された映画のリバイバル上映ながら、情報が公開されるや否やSNS上で大変な話題となりました。

「カードキャプターさくら」のストーリーは、主人公・木之本桜(さくら)が封印の解けてしまった魔法のカードを集め、世に災いがもたらされるのを防ぐというものです。『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』は、1999年〜2000年に放送されたTVシリーズ「クロウカード編」「さくらカード編」に続くその後のストーリーとなっており、さくらとライバル・李小狼とのもどかしい恋に焦点が当てられています。

17年の時を超えてなお、同作品がファンの心を鷲掴みにし続ける理由とは何でしょうか? 美しいデザイン、魅力的なキャラクター、少女漫画の王道をいくストーリー……。様々に挙げられますが、その中でも特に2つのポイントを挙げて分析します。

女子が憧れるキュートな衣装と芯の強い主人公

「カードキャプターさくら」といえば、華麗なバトルコスチューム。親友・知世の手作りという設定の衣装は、なんと戦闘の度に新しいデザインに変わります。そのコスチュームの種類も羽根つきフリルスカート、猫耳、チャイナ風など多種多様で可愛らしく、女子のハートをがっちりつかみました。知世ちゃんのほとばしる熱意、そして毎話全く違う衣装と格闘しなくてはならないアニメ制作会社にひたすら感謝しつつ視聴していたものです。

女の子らしいキュートさが目立つさくらですが、ひとたび世に散らばったカードとの戦いになれば「絶対、だいじょうぶだよ!」と芯の強さを見せます。ボロボロになっても折れず、傷つけられた相手に手を差し伸べようとするさくらの男前ぶりにキュンと「萌え」た女子は少なくないでしょう。

男子も虜になる壮大なバトルシステム

また、女子だけでなく男子のコレクター魂をピンポイントで刺激してくれるのが、「カードを倒して集める」という点。さくらはカードを封印する度、そのカードの力を新たに使えるようになります。どんどんパワーアップする魔法を駆使し、さらなる強大な敵を相手にド派手なバトルを繰り広げる様は男女関係なく視聴者を興奮のるつぼに叩き込みました。

そしてこの要素は、現在の「プリキュア」シリーズや「魔法少女まどか☆マギカ」のような魔法少女バトルアニメへ受け継がれていきます。「プリキュア」シリーズにおけるアクションヒーローのような立ち回りや、「まどマギ」を彩るSF的なストーリーなど、男女ともに夢中になれる“ハイブリッド魔女っ娘アニメ”。その先駆けとなったのが「カードキャプターさくら」だったと考えられます。

性別や年代を超えて愛され続ける「カードキャプターさくら」。2018年1月から新たに「カードキャプターさくら クリアカード編」もTV放映される予定です。TVよりも一足早く、さくらと、さくらが「大切な人」として選んだ小狼がどう関係を展開させていくのか、劇場でぜひ確かめてみてください。

(小泉ちはる@YOSCA)