2019年1月より放送予定、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の出演者発表会見が11月29日に開かれ、タレントのビートたけしや俳優の森山未來、神木隆之介ら、出演キャストが発表となった。彼らがドラマで演じるのは、巧みな話芸で演芸場に笑いの華を咲かせる「落語家」。落語をテーマにした作品の中でも、イケメン俳優たちが落語家を演じる作品では、若い女性たちに「落語」の面白さを再認識させ、新たな落語ブームを生み出しています。そこで今回は、過去にイケメンたちが落語家を演じた作品を紹介します。

イケメン人気俳優の森山と神木が、なんと落語を披露!

「いだてん~東京オリムピック噺~」は、1912年の「ストックホルム」、1936年の「ベルリン」、1964年の「東京」の3つのオリンピックを軸に、明治から昭和にかけて移り変わる東京の様子やオリンピックにまつわる秘話を描く作品です。

ドラマの語り手は、“落語の神様”こと古今亭志ん生で、この志ん生役はビートたけしが演じることが決まっています。また、森山未來は若き日の志ん生を、神木隆之介は志ん生の弟子・五りんを演じます。

森山や神木といったイケメン俳優が出演することから、本作には早々に女性ファンから注目が集まっていますが、注目されている理由はそれだけではありません。近年、女性を中心に“落語”自体にブームが起きているからです。

「タイガー&ドラゴン」放送後、寄席が女性客でいっぱいに!?

女性たちに“落語ブーム”が起きる大きなきっかけの一つとなったのが、2005年4月より放送されたドラマ「タイガー&ドラゴン」(TBS系)といわれています。

本作の主人公は、落語家の借金を取り立てるうちに落語の世界に魅了されてしまうヤクザ・虎児と、才能がありながらも落語の世界を離れ、洋服店を営む青年・竜二。古典落語になぞらえて描かれる、コミカルでハートフルなストーリーが共感を得たこと、そしてTOKIO・長瀬智也とV6・岡田准一という二人のイケメンが主演を務めたことから、ドラマは人気となりました。

また、このドラマの放送がきっかけとなり、寄席の老舗である「新宿末広亭」をはじめとした各地の演芸場には、若い女性の姿が増えることとなりました。

ビートたけしも絶賛!TOKIO・国分の落語

2007年に公開された『しゃべれども しゃべれども』も、落語をモチーフにした作品です。本作は、落語家・今昔亭三つ葉のもとに集まった不器用な男女3人が、落語を通して人生を好転させていく姿を描いたハートウォーミングストーリーで、今昔亭三つ葉をTOKIO・国分太一が演じました。

国分による落語シーンは好評だったようで、ビートたけしもその完成度の高さに言及しています。2009年4月3日に教養バラエティ番組「たけしのニッポンのミカタ!」(テレビ東京系)の製作発表記者会見が都内で開かれた際、同番組でコンビを組む国分について「映画で落語をやっているのを見て、ジャニーズ事務所でもちゃんと芸事をやれる子がいるんだなと感心した」「ツービートをこの人とやってたら良かったな」と太鼓判を押しています。

「いだてん」により、ますます落語ブームが加速するかも!

また、落語家・立川談春によるエッセイを原作とした、2015年12月放送のドラマ「赤めだか」(TBS系)では、若かりし頃の立川談春を嵐・二宮和也が好演。2016年1月に公開された、落語家の青春を描いた映画『の・ようなもの のようなもの』では、俳優・松山ケンイチが主人公の出船亭志ん田を演じました。

「いだてん」の放送がスタートすれば、落語ファンがさらに増え、落語ブームにますます火をつけることになるかもしれません。この機会に、ぜひ落語について注目してみてください。

(文/おがたま)