80年代をリードしたロックンローラー・近田春夫氏が発表したアルバムを、1985年に手塚眞監督が映画化したカルト作『星くず兄弟の伝説』の続編となる『星くず兄弟の新たな伝説』が1月20日に公開される。

舞台は『星くず兄弟の伝説』から30年後の近未来。かつて「スターダスト・ブラザーズ」として一斉を風靡したカンとシンゴは、過去の栄光を取り戻すべく若返って月へと旅立ち、歌やダンスを交えて破天荒な大冒険を繰り広げる。映画『ラ・ラ・ランド』(2016年)の世界的ヒットをきっかけとし、ミュージカル・ブームが再燃の気配を見せる現在にぴったりの、最高に奇抜で痛快なロック・ミュージカルだ。『星くず兄弟の新たな伝説』で、若返ったカンを熱演したイケメン俳優、三浦涼介にお話を伺った。

家族の話題で深まった、武田航平との絆

Q:本作に出演することになった経緯を教えてください。

ある日、僕のライブに手塚監督が来てくださって。そのときにこの映画に関するお話を伺いました。

Q:今回、バディとして共演した、シンゴ役の武田航平さんの印象は?

僕が10代の頃に参加していたグループPureBoysの初期のメンバーが武田さんで。

Q:そのようなご縁があったのですね。

僕が新メンバーとして加入した時には、武田さんはグループを卒業されていて。この映画が初共演だったのですが、僕らは同世代 で、これまで歩んできた道筋など、似ているような気がして。武田さんはすごく家族を大切にされているんです。僕も家族が大好きなので、撮影の合間に両親や家族の話で盛り上がって、スタッフさんに“静かにしなさい”とよく怒られていました。武田さんが、あまりに大きな声で笑うんですよ(笑)。

Q:家族の話で盛り上がるって素敵ですね。

武田さんはこれまであまり出会わなかったタイプの方でした。僕は普段、撮影現場での会話には参加せず、静かにしていたいタイプなんですが、武田さんとは自然に仲良く喋れて楽しかったですね。

Q:この発言を、三浦さんの 『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010年)のバディである渡部秀さんが聞いたら、きっとジェラシーですね。

(爆笑) 彼にとって武田さんは仮面ライダーの先輩(※)ですからね。尊敬していると思いますよ。

※『仮面ライダーキバ』(2008年)にレギュラー出演

プロ意識が生んだ、美へのこだわり

Q:映画のお話に戻りますが、三浦さんは前作『星くず兄弟の伝説』公開の約2年後に誕生されていますね。

そうなんです。だから正直言って、映画の公開が近づいてきた今、『星くず兄弟の新たな伝説』に主演出来た凄さを実感しています。そうそうたる方々が出演されているということは台本を読んで知っていたのですが、共演シーンは少なかったので。

Q:本作には、『星くず兄弟の伝説』の高木完、久保田慎吾、ISSAY(DER ZIBET)のほか、井上順、夏木マリ、浅野忠信、野宮真貴(元ピチカート・ファイヴ)、藤谷慶太朗(ROOT FIVE)、ラサール石井、内田裕也といったロック魂全開の超個性派豪華メンバーが大集結しています。ひとつを選ぶのは難しいと思いますが、もっとも印象に残っているシーンは?

井上順さんが月の事務所内で歌って踊るミュージカル・シーンですね。1曲を長まわしで撮るので、僕らは井上さんの動きを把握して、対応しました。すごく難しかったですね。

Q:昨年末、映画『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FINAL』(2017年)で、『仮面ライダーオーズ/OOO』のアンクを再演され、当時と変わらぬ妖艶なルックスが話題となりました。女性よりも美しい男性と称される三浦さんの美の秘訣を教えてください。

特に何もしていないんです。お酒もジャンクフードも大好きですし。ただ、映画『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FINAL』の撮影前は、7年前の衣装を着るために体を絞りました。

Q:あれは7年前の衣装だったのですね!

やるからには、肉を削ってでも!という気持ちで頑張りました。7年前の自分に合わせなきゃと。もしかしたら、そういうところが僕の美へのこだわりかもしれませんね。

Q:プロ意識が素晴らしいですね。三浦さんは2月16日で31歳を迎えますが、これからどのようなキャリアを目指していきたいですか?

自分のテンポを大事にしていきたいです。31歳から60歳ぐらいまでは、あまり気を張らずに、求めていただけることがあれば返していけるような、恩返しのようなこの先にしていけたら良いなと思っています。

(C)2016「星くず兄弟プロジェクト」

映画『星くず兄弟の新たな伝説』
1月20日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
配給:マジックアワー
公式サイト:http://stardustbros.com/
(C)2016「星くず兄弟プロジェクト」

取材・文/田嶋真理 写真/横村彰