「結構グサッとくることをサラリと言われる」なんて深田恭子に言われてしまったのは、俳優の松山ケンイチ。ドラマ「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)で夫婦役として出演する2人だが、さきほどのコメントは、その役作りにおいて語られた時のもの。俳優たちは果たして、どういった役作りをしているのだろうか? 今回は、俳優たちの役作りにまつわるエピソードを紹介しよう。

マツケンは夫婦役の深キョンとのコミュニケーションに苦戦中

1月10日に東京・水天宮でドラマ「隣の家族は青く見える」のヒット・撮影安全祈願が行われた。「隣の家族は青く見える」は、深田と松山演じる夫婦が、集合住宅「コーポラティブハウス」に暮らしながら、“妊活”に向かってゆく姿を描いた作品だ。

テーマがテーマだけに、仲むつまじい夫婦を演じるためのコミュニケーションが必要になる。会見で松山は、夫婦役を演じる上で距離を縮めようと、あるシーンの撮影時に「手をつないだりとかしたほうがいいんじゃないですかね?」と提案したと明かした。松山への提案に深田は、そこまでの前フリがとても長かったために何の話をしているのかなかなか理解できなかったとのこと。最終的には松山の思いが伝わったようで、深田も「仲の良さが出てくるいいシーンになったんじゃないかなと思います」と手応えを語った。

また、同ドラマは“妊活”がテーマということもあり、深田がランジェリー姿になるシーンも。深田との距離を縮めようと同シーンについて、「下着ってセクシーとかエッチな感じだなって思って買うもんなんですか?」と話題をふったという松山。

深田は、そのエピソードを思い出して「困りましたね(笑)」と苦笑いしつつ、「セクシーなランジェリーを着ているシーンの後に、“さっきのはどうでしたかね?”って(松山に)聞いたら、その次のTシャツとデニムの方が色っぽいと思うって遠回しにダメ出しされたり、結構グサッとくることをサラリと言われる」と訴え、松山は「気をつけます」と反省しきりだった。

役になりきりすぎてもはやホラーに? 東出昌大の置手紙

役作りに苦戦する俳優がいる一方、役になりきりすぎてしまう俳優も。昨年、ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)で、不倫にのめり込む妻へ行き過ぎた愛情を見せる怪演が話題になった東出昌大もその一人。東出は、同ドラマ撮影時、あまりにも役に入り込みすぎてしまい、妻の不倫相手・有島役を演じた鈴木伸之から「ゾッとしました(笑)」と言われてしまう置手紙をしたことが鈴木のブログで公開されて話題になった。

撮影現場である有島家のベビーベッドに置かれていたというその置手紙には、「有島さんへ 娘さん、スクスク大きくなってますね。いいなぁ、欲しいなぁ…。また、来ますね。渡辺涼太」と書いてあったのだそう。この手紙は涼太になりきった東出が、有島夫婦がいない間に部屋に忍び込んでテーブルで一人書いていたようだ。ネット上に「怖すぎ」「東出くんやばい」といった声が溢れるのも納得だ。

遠藤憲一、役作りに熱中した結果、職質されるハメに!?

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)の日本語吹き替え版でベビー・グルートを演じた遠藤憲一は、小さくてキュートなベビー・グルートの役作りのため、子供心を学ぼうと公園で子供たちを3時間観察したそう。結果、徐々に子供たちはお母さんに連れられて帰ってしまい、挙句の果てに職務質問されてしまったとインタビューで語っている。

他にも、菅田将暉が映画『火花』(2017年)で漫才コンビを演じた20歳年上の川谷修士にタメ口で接していたという役作りエピソードが話題に。監督の板尾創路からは「本当にコンビに見えるのは菅田君が修士と同級生に見えるように、ものすごくタメ口で上からいっているからなんです。でもそれって菅田くんの礼儀正しさでもあり、俳優としての素晴らしさなんです」と、同作の完成披露試写会にて絶賛していた。さすが、売れっ子俳優は監督からの信頼度も違うようだ。

作品ごとにまったく異なる役を演じる俳優たち。役作りの苦労を想像しながらドラマや映画を見てみると、より一層作品にコクと深みが生まれるかもしれない。

(文/ゆきかたとも)