メンバー単独での出演を含め、ほぼ毎日テレビでみかける関ジャニ∞。CMや映画のほか、昨年夏には野外フェスのステージを経験するなど、さまざまなジャンルで活躍しています。しかし、今の人気に至るまでの彼らの道のりはたやすいものではありませんでした。今回は彼らの下積み時代について紹介します。

苦しい時代を助けてくれたのは、「黄金期」を共にしたあの人たち

メンバーは全員関西出身で、グループを組む前は関西ジャニーズJr.として、ソロ活動やユニットで活動していました。渋谷すばる・村上信五・横山裕らは、のちのタッキー&翼や嵐などと共にジャニーズJr.の全盛期と呼ばれている「ジュニア黄金期」を経験。中でも渋谷は「東のタッキー・西のすばる」と呼ばれるほどの人気を誇っていました。

ジュニアメンバーが中心のテレビ番組にも多数出演し、そのまま順風満帆かと思いきや、共に「黄金期」を担っていた嵐やタッキー&翼がデビュー。関西ジャニーズJr.は東京に呼ばれる機会が減り始め、仕事の面でも、そして経済面でも厳しい時代を迎えます。

昨年11月2日に放送された「櫻井・有吉 THE夜会」(TBS系)では、渋谷・村上・横山が当時をどう乗り越えてきたのかを語りました。東京と大阪を行き来していた彼らは、数日後にも上京が決まっているときは、新幹線のチケットを金券ショップに売って現金に換え、仕事がない間も東京に残っていたそう。その時の宿泊先は、嵐の二宮和也や相葉雅紀の実家。また、渋谷は滝沢秀明の家で過ごし、食事をごちそうになるなど半同棲状態だったそう。

しかし、そんな苦労をしながらも、なかなか東京での仕事が増えなかったメンバーたち。村上は大阪で遊園地のチケットもぎりのアルバイトをし、横山は出玉チャンピオンになるほどパチンコに通います。渋谷は引っ越しのアルバイトをしようとしましたが、小柄な体格なため、「2,000円やるから帰ってくれ」と言われてしまう残念な結果に。司会の有吉からは「よくここまできたね」と思わずねぎらいの言葉も飛び出しました。

過去の苦労が今につながり、さらに次のステップへ

今では考えられない日々を過ごした彼らですが、関ジャニ∞としてデビューした後も苦労が多かった様子。今ではドームツアーが組まれるほどですが、大阪・松竹座での1,000人余りの会場の集客がままならない時期もあったことを2012年4月20日放送の「A-Studio」(TBS系)にて語っています。

関西地方で活躍をする機会が多かった彼ら。情報番組などで共演した芸人たちのお世話になることもあったそう。そんな経験が彼らのトークスキルを上げ、コンサートにコントを取り入れるなど「笑い」のセンスを磨くきっかけになり、チケットが入手困難になるほどの現在の関ジャニ∞の活躍につながったのでしょう。

4月からは関ジャニ∞の中でも特に弁が立つと言われる村上が、文化放送の新番組ラジオ「村上信五くんと経済クン」(文化放送)でパーソナリティを務めます。土曜の朝の放送とあってさらに広い世代がリスナーになります。しかし、雑誌の対談でもビートたけしから「努力家」と言わせた村上ですから、本人にとっても、またグループにとっても更なるファン層が生まれるチャンスになるかもしれません。これからも関ジャニ∞の活躍に期待しましょう。

(文/北舘和子)