3月22日に「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)が最終回を迎え、前身番組から数えて30年の歴史に幕を閉じた。最後に2人で「情けねえ」を歌う姿に胸打たれた視聴者も多く、「みなおかロス」に悲しむ声や、とんねるずを再評価する声があちこちから上がっている。そんなとんねるずは、これまでによくも悪くもたくさんの伝説を残してきた。その一部をご紹介しよう。

カメラ転倒で800万円弁償!? 伝説の“アノ事件”とは!?

破天荒な芸風で知られるとんねるずの最も有名な伝説は、「テレビカメラ破壊事件」だろう。1985年、深夜バラエティ番組「オールナイトフジ」(フジテレビ系)でデビュー曲の「一気!」を歌唱中、カメラに石橋が突進。カメラマンはビックリしてカメラを動かし、そこで貴明も振り落とされないようにつかまった結果、バランスが崩れて倒れてしまってカメラが破損してしまったのだ。

壊れたカメラの修理代は800万円だったと、のちにスタッフがインタビューで明かしている。2014年11月3日放送の「ごきげんよう」(フジテレビ系)に出演した木梨によると、この修理代は「大人になって聞いたら、保険入っているんで、大丈夫なんです」とのことだ。

また、1985年に「ザ・ベストテン」(TBS系)に出演した際には、石橋が観客に罵声を浴びせるシーンが流れ大きな話題になった。スタッフが担ぐみこしにとんねるずを乗せ、客席の間を通ってステージに向かうという演出のはずだったが、観客が興奮してみこしに殺到したため石橋はみこしに乗れなくなってしまった。

これに激怒した石橋が、観客に「馬鹿野郎!」「お前ら最低だ!」と怒鳴り、観客に引っ張られてボロボロになってしまった衣装の飾りを投げつけた。生放送だったためこの模様は全国に中継され、とんねるずの伝説エピソードとして今も語り継がれている。

デビュー前からCMが決定していた大物・とんねるず

破天荒なエピソードが多いとんねるずだが、「お笑いスター誕生!!」(日本テレビ系)に出演すると瞬く間にブレイクした、下積み時代ゼロの芸人でもある。その才能を買った森永製菓は、とんねるずとして正式にデビューする前にもかかわらずCMに起用した。

まだ芸能事務所に所属していなかったため、石橋の兄が窓口となって1年契約。その後とんねるずとしてデビューし、どんどん売れていったため12~13年にわたって契約し続けてくれたと、3月1日に放送されたラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で石橋より語られている。芸人というと下積みが長いイメージが強いが、とんねるずはデビュー前から注目を集めていたのだ。

お笑いだけでなく、音楽活動でも数々の功績を残した。1992年発売の「ガラガラヘビがやってくる」は140万枚超の大ヒットを記録。「とんねるずのみなさんのおかげでした」最終回で再集結した、同番組のスタッフととんねるずによる音楽ユニット・野猿も、2回の紅白出場を果たしている。

また、昭和の歌姫・美空ひばりと仲が良く、とんねるずが20代半ばだったころに、「タカとノリは(私の)マブダチだから“お嬢”って呼んでいいわ」と、ごく親しい人たちの中でのあだ名を快諾してくれたというエピソードも、2014年7月12日の「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!」(BS日テレ)で石橋より明かされている。

「みなさんのおかげでした」終了後、コンビでのレギュラー番組はゼロになってしまったが、4月16日からは石橋がMCを務める「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)がスタートする。この番組に木梨憲武がゲスト出演して、とんねるずの破天荒な姿が見られる日がまた来てくれないか、と期待せずにはいられない。

(文/河村綾香)
 
※2018年4月12日 記事に一部誤りがあり、修正させていただきました。