人気番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)が、3月31日の放送をもって22年の歴史に幕を閉じる。1996年の放送開始以来、長きにわたりバラエティ界を牽引してきた同番組。

「めちゃイケ」と共に歳を重ねてきた視聴者にとって、土曜夜8時に届けられた数々の名企画は、まさに青春そのものであった。今回はそんな「めちゃイケ」を盛り上げた名企画たちを振り返ろう。

抜群の運動神経に大熱狂!“岡村オファーがきました”

「思い出深い企画を一つ挙げるとすれば、ジャニーズJr. に入ってSMAPのコンサートに飛び入りした“岡村オファーがきました”シリーズの第1弾。(中略)あの時は1日で何曲も覚えなきゃいけなくて本当に大変で」とオリコンのインタビューで語ったのは、ナインティナインの岡村隆史。

芝居やダンスやスポーツにガチンコで挑むこの企画。劇団四季の「ライオンキング」に出演した際は、難易度の高い“ハイエナダンス”を成功させ、モーニング娘。やEXILEのコンサートでは、メンバーに扮し完璧なパフォーマンスで会場を沸かせた。

テニスプレイヤー・杉山愛とテニスで勝負する回では、練習してきたジャンピングスマッシュエースを決めるミラクルを巻き起こし、元プロボクサー・具志堅用高とボクシングで対決する回では、3度のダウンを浴びるもギブアップせず。短い準備期間の中でもきちんと結果を残そうとする、岡村のプロ意識に感激した視聴者は少なくなかっただろう。

コンビーフ寿司、覚えてる?“矢部浩之のオファーしちゃいました”

圧倒的熱量の“岡村オファー”シリーズの対を成すのが、“矢部浩之のオファーしちゃいました”シリーズだ。相方の矢部が企業に「働かせてほしい」と逆オファーするこの企画は、“職業体験もの”でありながらも、あくまでバラエティらしく、ゆるく仕事に奮起する矢部の姿がどこか味。普段は知ることのない、裏方仕事を覗き見するのも面白い。

矢部がこれまでに経験したのは、情報番組AD、雑誌記者、探偵、芸能事務所マネージャー、「餃子の王将」「かっぱ寿司」「安楽亭」といった飲食店など。「かっぱ寿司」では、オリジナルのメニュー「コンビーフ寿司」を考案した。

この企画から派生したのが、後の人気企画“やべっち寿司”だ。コンビーフ寿司やトウフ寿司といった創作寿司を取り揃え、フジテレビ社内の廊下に屋台を構えるこの寿司屋には、ハリウッドセレブのキャメロン・ディアスやトム・クルーズらに交じり、めちゃイケファンにはおなじみのヨモギダ君まで来店し、視聴者を喜ばせたのであった。

バラエティの神髄! 珍回答続出の“抜き打ちテスト”

出演者の学力をテストする“抜き打ちテスト”も番組史上に名を刻んだ名企画である。答案用紙に自分の名前を“Masaru HamaguCHe”と書き、エンドロールに「はまぐちぇまさる」とクレジットされてしまったよゐこ・濱口優。そして“catch”(捕まえる)を「カトチャン」、“church”(教会)を「中1」と訳した重盛さと美の珍回答はあまりに有名。

AKB48のメンバーらのユニークな回答も度々話題に。“Haste makes waste.”(急がば回れ)を「ハステとワステが仲良く作った」と訳したのは、元メンバーの川栄李奈。なんと、その回答をタイトルに冠した“BKA48”名義の楽曲「ハステとワステ」まで誕生し、番組は大いに盛り上がりをみせたのであった。

数々の伝説を残した「めちゃイケ」。あえて言うまでもなく、ここで挙げたほかにも、さまざまな企画で我々を楽しませてくれた。“爆走数取団”をマネてゲームをした人、“爆烈お父さん”のジャイアントスイングにシビレた人、“中居&ナイナイの日本一周 〇〇の旅”で腹を抱えて笑った人、31日はみんなテレビの前に集合!

(文/ナカニシハナ)