未知の巨大生物“KAIJU”に人型ロボット“イェーガー”が勇敢に立ち向かう姿を描いた前作『パシフィック・リム』(2013年)。あの興奮から5年、待ちに待った続編『パシフィック・リム:アップライジング』が4月13日についに公開します。魅力は何と言っても、オタクの心を鷲掴みした武骨でカッコいいイェーガーの数々ですが、今回は、前作から飛躍的に性能を向上させた新世代イェーガーが多数登場するんです!

男心くすぐるカッコよさ!これが第6世代型イェーガーだ!

(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

世紀の死闘から10年が経過し、かつての平穏を取り戻した世界に突如KAIJUが再出現。絶望の淵へ叩き落とされた人類ですが、そんな世界の危機を救うべく、イェーガーたちが立ち上がります。

前作から10年後ということで、現れたKAIJUは超巨大に、そして邪悪に進化しています。しかし、イェーガーも負けていません! 主人公のジェイクが搭乗する“ジプシー・アベンジャー”は、10年前に世界を救った“ジプシー・デンジャー”の後継機で、そのルックスは、武骨さを残しながらも、腹部や関節まわりがグッとスリム化。エルボーロケットやチェーン・ソードなど従来の武器に加え、電磁力で瓦礫を集めて投げ飛ばす新たな武器“グラヴィティ・スリング”が追加され、より強力かつスタイリッシュな機体に仕上がっています。

その他にも、イェーガー最速のスピードとツインブレードを武器とするエレガントボディの“セイバー・アテナ”、電磁鞭アークウィップを巧みに操る“ガーディアン・ブラーボ”、破壊力抜群の棘付き鉄球をぶら下げた“歩く破壊ボール”こと“タイタン・リディーマー”、そして、腹部にある銃座からキャノン砲をぶっ放しまくる“ブレーサー・フェニックス”と、それぞれの特徴をひと目で説明する単純明快さと、純粋に男心をくすぐるカッコよさが同居した“分かってる”デザインに進化しています。

両腕にエネルギーチェーンソーを持つ謎の黒いイェーガー“オブシディアン・フューリー”も出現し、ロボvsロボの激戦が繰り広げられるなど、ギミックもスケールも桁違いにパワーアップしています!

コックピット内もリニューアル!アクロバティックな戦闘が可能に!

(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

もうひとつ注目すべきは、イェーガーを操縦するインターフェイスの変化。もちろんパイロット2人が神経を同調させる“ドリフト”でイェーガーを操縦するシステムは健在です。以前は腕にケーブルを繋ぎ、足をガチガチに固定して操縦していたのに対し、新世代機ではケーブルは首の後ろ、そして床は電磁式になり、パイロットが浮遊した状態になっています。可動域が広がったパイロットは、より自由度の高い操縦が可能になっています。

この変化により、ロボットのアクションの幅が圧倒的に拡大しています。例えば、前作では見られなかった体をそらせて敵の攻撃を回避、ジャンプしながら1回転ひねりを入れての斬撃など、超アクロバティックな動きが縦横無尽に飛び出します。力と力のぶつかり合いという武骨さも良かったですが、スピーディーで躍動感のある華麗なバトルシーンもこれまた最高!

オタクによるオタクのための『パシリム』ワールド!

(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

進化を遂げてバカデカくなったKAIJU、そして性能を一新したイェーガーというこれらの進化を作り上げたのが、ギレルモ・デル・トロ前監督から引き継いでメガホンを取ったスティーヴン・S・デナイト監督です。

ハリウッド名誉オタクからバトンを受け継いだ彼もまた筋金入りのオタクで、「ウルトラマン」や「ゴジラ」などを観て育ってきたそう。子どもの頃から現在に至るまでジャパンカルチャーを吸収しまくってきた生粋の日本好きだからこそ、作品の世界観を壊さずにさらに、パワーアップしたものが作れたのかもしれません。

ちなみに、本作の最終決戦の場として選ばれたのは、日本の首都・東京ですが、これもデナイト監督のアイディアなんだとか。怪獣映画なら東京をぶっ壊さなきゃダメだろ! ということで、愛情をこめて徹底的に首都を破壊し尽くしてくれています。

恰好など微塵も気にせず、好きなものをぶちこみまくる姿勢には、オタク心くすぐられること間違いなし! 前作に感激した親愛なるオタク諸君は、新世代イェーガーたちの活躍を応援せずにはいられないぞ!

(文/バーババ・サンクレイオ翼)