先日最終回を迎えたドラマ「anone」(日本テレビ系)ではボーイッシュなルックスが話題となり、映画『ちはやふる -結び-』も好調の広瀬すずが、3月11日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に登場。「(私が将来)売れたら『東京のお父さんは俺って名前を言え』って言われていた」と後列に座るお笑いタレント・東野幸治の名を挙げた。

地方出身の芸能人にとって、東京に本拠地を構える芸能界はともすればアウェイ。そんな中、彼らの心の支えになるのが、“東京の家族”のような先輩たちの存在だ。

若手時代からいつもそばに…ナインティナインが慕う“父”タモリ

お笑いコンビ・ナインティナインが「東京のお父さん」と慕うのは、若手時代から2人を支えた、お笑いタレント・タモリである。大阪府出身の矢部と岡村だが、1990年のコンビ結成から4年後の1994年には、活動拠点を東京にシフト。同年出演の「ジャングルTV ~タモリの法則~」(TBS系)、1995年にレギュラー抜擢された「いいとも!」にてタモリと共演し、両者はいつしか懇意な間柄に。

岡村は、2013年10月24日放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送系)にて、「タモさんから怒られたことは1回もないし、『ああせぇ、こうせぇ』ってアドバイスもらったこともないのよ」と語り、タモリから「自由にやっていい。やりたいようにやっていい」と言われていたことを振り返った。

また、2013年12月11日放送の「森田一義アワー 笑っていいとも!」では、体調不良で岡村が休養した際、岡村の体調を心配するタモリに食事に誘われたことを明かした矢部。復帰の場合は、肩に力の入らない「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)に出演してはどうかと提案してくれたタモリに対し、「ほんとにいい人や」と感謝を表し、「すごいお世話になっていて、成長させてくれたのもタモリさんやし」としみじみ語った。

親子役をキッカケに絆で結ばれ…のんが愛する“母”小泉今日子

「(地元と)東京とのギャップを感じて、どこに行けば遊べるのかわからず、引きこもっていた」との上京エピソードを持つのは、女優・のん。

のんに訪れた運命の出会いは、自身がヒロイン・アキ役を務めた2013年放送の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)でのこと。彼女は、アキの母親・春子を演じた歌手で女優の小泉今日子と撮影現場で距離を縮め、ドラマが終わってからも途切れることなく交流している。

のんはブログに、「ママとツーショットおさしん!」「ママに貰ったミシンで作ったスカートです」など、小泉の話題を頻繁にエントリー。小泉も、自身のエッセイ『黄色いマンション 黒い猫』の中で、「私は子どもを持たなかったが、役を通じて母親の気持ちを体現できるのは女優という仕事の面白いところである。ヒロインを演じた能年玲奈ちゃん(※)の瑞々しさはアキそのもので、この子を全力で守りたいという気持ちにさせてくれる魅力的な女の子」とつづり、こちらも“なさぬ仲”ではありながらも、本物の母娘の絆を感じている様子である。(※のんは、2016年に「能年玲奈」から現在の名前に改名)

現在絶賛ブレイク中のお笑いコンビ・ガンバレルーヤは、ブレイクのきっかけとなったのが内村光良の番組だったことから、「(内村を)“東京のお父さん”と勝手に思っている」とイベントにて述べている。今日のビッグスターたちの成功は、温かい“東京の家族“の存在あってこそなのだろう。

(文/ナカニシハナ)