タレントのイモトアヤコが3月11日放送の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で、担当マネージャーが突然辞めてしまったことを明かした。なんでも「南極に1か月行って、帰ってきたらいなくなっていた」そうで、「なんのあいさつもなければ私も彼に何にも伝えることができなかった。塚田くーん! 元気ー!?」とカメラに呼びかけていた。

イモトのマネージャーは去ってしまったようだが、芸能人にとって一番身近な存在であるマネージャーはさまざまな成功の「きっかけ」を与えてくれる存在でもある。

オーディションへの出演がきっかけで人気芸人に

今ではインスタグラマーとしても高い人気を誇る渡辺直美は、2017年7月1日に放送されたAbemaTVの「渡辺直美の女子高生オーディション」の事前番組内で、自身のブレイクのきっかけについて告白。芸人1年目のころに「普通は絶対に出られない」お笑いライブのオーディションに、当時のマネージャーが無理を言って出演させてくれたという。そこであのビヨンセのモノマネを披露したところ、先輩芸人・今田耕司の目にとまり、「さんまのまんま」(フジテレビ系)への出演が決定。そこから一気に人気芸人へと駆け上がっていった。

その後、マネージャーは一度現役を離れてしまったが、昨年渡辺と再びタッグを組んでワールドツアーを成功させた。同番組では、「ニューヨークでビヨンセを踊っているとき、黒人さんが腹抱えて笑っていて。その後ろで、マネージャーさんが泣いているんですよ」と、苦楽を共にしてきた二人の絆を語った。

3度目の正直も、マネージャーのアドバイスから

女優の夏菜も、マネージャーの一言がきっかけとなり成功をつかんだエピソードを2013年9月5日放送の「はなまるマーケット」(TBS系)で明かしている。

夏菜はブレイク前は100本以上のオーディションに落ち続け、NHK連続テレビ小説の主役オーディションは過去2回一次選考で不合格。そんな女優として後がなくなった夏菜に、マネージャーは「髪を短くすれば?」とアドバイスしたのだとか。安室奈美恵に憧れていた夏菜は渋ったが、マネージャーの強い勧めを受けて2009年にショートカットにし、名前も現在の夏菜に改名した。

そこからが夏菜の快進撃のはじまり。2009年に行われた『GANTZ』(公開は2011年)のオーディションで岸本恵役に選ばれ、バラエティ番組「ピカルの定理」(フジテレビ系)でのレギュラー出演や、数々のCM出演、さらには過去2度不合格だったNHK連続テレビ小説のヒロインオーディションで見事に役を勝ち取り、「純と愛」のヒロイン・狩野純役として、初の連続ドラマ初主演を飾ることとなった。

二人三脚でコツコツと営業を続け、人気女優に

そして、女優・吉田羊のブレイクにもマネージャーの影響があったことを、2016年9月30日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)で本人が語っている。

もともとは小劇場を中心に活動をしていた吉田だったが、大手芸能事務所から独立したマネージャーがスカウト。当時は吉田のアルバイトを禁止し、生活費は事務所から借金させてでも吉田が女優業に専念できる環境をマネージャーが作ってくれていたとのこと。

マネージャーは吉田を売り込むためにコスプレした年賀状を毎年業界関係者に送ったりと必死にアピール。コツコツと営業を続けた結果、2008年のNHK連続テレビ小説「瞳」などへの出演が決まり、CM女王と呼ばれるほどの人気女優になった。

どんなにスタイルがよくても、演技がうまくても、多くの人に見てもらえる場所に立てなければブレイクできないのが芸能界。そのきっかけを作るために奔走してくれるマネージャーとの出会いも、人気者への階段を駆け上がるのに必要なのかもしれない。

(文/河村綾香)