スティーブン・スピルバーグ監督のSF最新作『レディ・プレイヤー1』が4月20日(金)に全国公開となる。スピルバーグが13年ぶりの来日をはじめ、日本人キャストの出演など、日本でも盛り上がりをみせる本作。

全米で過去10年のスティーブン・スピルバーグ監督作品史上No.1のオープニング記録と、すでに本国では大ヒットの予兆を感じさせるが、本作大ヒットを感じさせるのは、何も話題性だけではない。実は、本作には最近話題となった映画や、海外ドラマのアドベンチャー作品と、ある“共通点”があるのだ。

[オアシス]に仕掛けられた謎を解くカギは、皆の個性!

『レディ・プレイヤー1』は、今から27年後の世界で、誰でもなりたいものになれる夢の場所[オアシス]を舞台に繰り広げられるSFアドベンチャー作品。[オアシス]をつくった天才創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と、56兆円の莫大な財産をめぐって、全世界を巻き込む争奪戦を描く。

本作の主人公はどこにでもいるような17歳の少年ウェイド。ウェイドも[オアシス]の“大いなる遺産”をめぐる争奪戦の挑戦者の1人。この壮大なアドベンチャーの中で、ウェイドは彼の人生を一変させるような大切な仲間たちに出会うことになる。

まずは、サマンサ。彼女は並み居るライバルたちをものともせず、「もうやるしかないよね!」とウェイドをぐいぐいと引っ張る強気な女の子。

そして、森崎ウィンが演じるトシロウ。彼はどんなピンチに出会っても常に冷静沈着で、自らの危険も顧みず仲間を助ける正義感溢れるキャラクターだ。

そしてその素早さでは、[オアシス]内で右に出る者がいない忍者風のショウや、どんなにひどい壊れ方をしたアイテムも瞬く間に直してしまう天才メカニックのエイチなど、ウェイドが出会う仲間たちはみな個性的だ。彼ら一人ひとりが自分のスキルを最大限に活かして3つの謎に挑む姿が、本作における見どころのひとつだ。

このウェイドの大冒険に関して、役を演じたタイ・シェリダンは、「この映画はウェイドの“成長”の物語でもあるんだ。映画の冒頭では彼の人生はあまりいいものではない。でもこのアドベンチャーを通して、大切な仲間と、本当の自分を見出していくんだ。そしてそれが人生で最も大事なことであることをね。バーチャル・ワールドで誰になれるかではなくてね」と語り、ウェイド自身の成長ドラマでもあることを明かしている。

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「少年少女たちの絆」と「チーム戦」は欠かせない!?

あらすじだけでも、SFファンやアドベンチャー作品好きには、ワクワクする人も少なくないだろう。そう思わせてくれるのは、本作には「少年少女たちの絆」と「チーム戦」という、アドベンチャー作品には欠かせない要素を含んでいるからだ。

例えばスピルバーグが製作に名を連ねた『グーニーズ』(1985年)も、そのひとつだ。4人の少年たちが、伝説の海賊が隠した財宝を探し、ギャング一味たちと繰り広げる攻防戦と、探検の模様に老若男女が心を躍らされた。

最近の話題作だと、Netflixオリジナルシリーズのヒット作品となった「ストレンジャー・シングス 未知の世界」もそうだ。主人公たちはみな少年少女たち。ある日突然行方不明となった少年を探すため、その友達3人が兄弟や大人たちを巻き込みながら事件の謎を追う。本作も『グーニーズ』や、スピルバーグの名作『未知との遭遇』(1977年)などを彷彿とさせる雰囲気に世界中が熱狂した。

また昨年公開され、ホラージャンルの歴代1位の興行収入を叩き出した、スティーヴン・キング原作の『ITイット“それ”が見えたら、終わり』もそのひとつ。児童失踪事件が相次ぐ田舎町、それぞれにトラウマを抱えた少年少女たちが、「それ」の秘密を共有することで仲間となり、勇気を出して「それ」に立ち向かっていく物語だが、やはりこの作品も少年少女たちを主人公にしたアドベンチャーだ。

スティーヴン・キング原作といえば、『スタンド・バイ・ミー』(1986年)も忘れてはならない。この作品もまた、少年4人の冒険と絆を描いている。

このように、過去の名作も然り、昨今のヒット作には「少年少女たちの絆」と「チーム戦」の要素が多く含まれていることがわかる。

少年少女たちのアドベンチャー映画の集大成ともいえる『レディ・プレイヤー1』。果たして主人公ウェイドと4人の仲間たちは無事に3つの謎を解くことができるのか!? 映画館でぜひ、確かめてほしい。

監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ザック・ペン 原作:アーネスト・クライン著「ゲームウォーズ」(SB文庫)
キャスト:タイ・シェリダン、オリビア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィン

『レディ・プレイヤー1』
4月20日(金)全国ロードショー 3D/2D/IMAX3DR/4D
配給:ワーナー・ブラザース映画