俳優・山田孝之が自身のインスタグラムで公開した食事メニューの写真が話題だ。豆腐と納豆のみの写真に「焼肉食べたい。ステーキでも可。」とコメントを添えた投稿は「ヘルシーすぎる!!」とファンを驚かせた。山田の食事について「また追い込み期間中ですか?」と次作の役作りのためと捉える声も上がっているが、役者は時として、役作りのために厳しい食事制限を行うことは珍しくない。

めかぶやキウイ…大胆な減量を行うためにはそこまで…!?

佐藤健は『亜人』(2017年公開)の撮影中、美しい肉体を維持するために、朝昼必ず「めかぶ」を食べていたという。食事やお酒の付き合いに1回も行かなかった現場は初めてだったそうで、「ずっとみんなで“めかぶ”ばっか食べて……」と2017年10月2日放送の「PON!」(日本テレビ系)にVTR出演した際、映画撮影を振り返った。

また、「昼食べていためかぶが美味しくてしょうがない、めかぶありがとう、って感じでした」と、ストイックな食事制限が必須な撮影中で、めかぶに助けられたことを過去のインタビューで語っている。ちなみに、めかぶ以外のメニューも、タレなしの納豆、ほうれん草、サラダチキンなど、佐藤の食事内容はかなりストイックだったそうだ。

2011年公開の『あしたのジョー』で力石徹を演じた伊勢谷友介は、本物のボクサー並みの過酷な食事制限をおこない、役に挑んだことを同作の完成報告会見にて明かしている。減量中はキウイとレモンを一個ずつしか食べられない生活を送っていたそうで、「キウイをいかに食べごたえがあるようにカットするか」と考えていたのだとか。伊勢谷は、食事制限と併せて筋力トレーニングやサウナでの発汗も行った結果、なんと10kgもの減量に成功し、体脂肪はたったの4%前後になったとのこと。

「今は男として生きている元女性」を演じるために中谷美紀が食べたのは?

また、女優だが役作りで男性的な体を作り出すために奮闘したのが中谷美紀。2017年放送の「連続ドラマW東野圭吾『片想い』」(WOWOW)で性同一性障害の主人公を演じることになった中谷は、主人公が「1年前からホルモン治療を受けている」という設定に説得力を持たせるために筋トレを開始。さらに、アミノ酸の摂取量を増やし、ヒレステーキを1日3~4枚食べるなど食事も工夫して男子的な体を作り出すことに成功した。

クランクアップ直後には、「役づくりとしてはもうちょっと筋肉をつけたい、という思いと、キャミソールが似合わないという現実に、葛藤がありました(笑)」「どうやって女性に戻ろうか、戻れるのか、それが一番心配」と語った中谷。まさに体当たりで役に挑んだことが伝わってくる。

役作りのための大減量においては、ほかの作品との兼ね合いで数週間~数か月の短期間で体を絞らなければいけない。健康にも気を遣う彼らは、専門家などの指導のもと体づくりを行っているが、それでもかなりストイックな食事制限だ。そんな影の努力があってこそ、よりリアリティのある作品が生まれるのだろう。

(文/河村綾香)