春は、生活環境が大きく変わる季節。今年高校を卒業した人の中には、大学に進学予定の人もいれば、浪人生活を選んだ人もいるでしょう。現在、大活躍中の俳優やタレントの中で、浪人生活の経験がある人が当時の心境や様子を語ることもありますが、そこはさすがスターたち。浪人時代も、周りとは一味違ったエピソードもチラホラ。今回はそんな芸能人たちの、浪人生活にまつわるエピソードを紹介します。

個性派俳優のムロツヨシは浪人生活も個性的だった!?

話題のドラマや映画に多数出演するなど、人気急上昇中の個性派俳優・ムロツヨシ。ムロは、1年間の浪人生活の後、理系の名門校・東京理科大学に進学していますが、その浪人生活はやや風変わりだったことを、地元横浜のウェブマガジンのインタビューで語っています。

高校を卒業した後、すぐに予備校に通うことなく、友達とサッカーばかりしていたというムロ。しかし、年度が変わったらしっかり勉強しようと決めていたそうで、その決意通り4月1日からは、真面目に予備校の授業に出席するようになったのだとか。

努力の甲斐あって偏差値は順調に上がり、翌年には、模範生として予備校のパンフレットに掲載されるまでに。当時からスターの素質があったのでしょうか、ピカリと光るエピソードです。念願かなって大学生になったムロでしたが、入学3週間ほどで「芝居をやりたい」と思い、大学を退学。思い切りの良さも、スター街道には必要だったのかもしれません。

挫折の末、入学した大学で待ち受けていたものは…

俳優のみならず、ミュージシャンや司会者としても活躍する藤木直人も、浪人生活を経験した一人。2009年4月23日放送のトークバラエティ番組「徹子の部屋」(テレビ朝日)に出演した際、当時の様子について語っています。

現役で他大学の合格を勝ち取ったものの、「さらに偏差値の高い大学を」という思いから、浪人生活を選んだという藤木。「せっかく1年間浪人するなら、目指せる一番上の所を目指したいなって(思った)」とのこと。その後めでたく、藤木は“私大理系の最高峰”といわれる、早稲田大学の理工学部に入学しています。

多数のドラマや映画に出演するなど、引っ張りだこの大泉洋は、2年間に及ぶ浪人生活を送ったことを「朝日新聞×マイナビ転職」のインタビューにて明かしています。志望校への入学は叶わず、人生初の挫折を味わったそうです。最終的に地元北海道の大学へ入学することになった大泉は、そこで演劇研究会に入会し、その後の人生を決定づけるTEAM NACSのメンバーたちと出会うのです。もし2年浪人していなければ、俳優・大泉洋は誕生していなかったのかもしれません。

その後の大泉は、学生時代に地元テレビ局の深夜番組への出演から芸能活動を開始。そして、伝説のバラエティ番組「水曜どうでしょう」(HTB)の出演から一気にブレイクし、北海道で不動の地位を確立。東京進出をしてからも、持ち前のスター性で、日本を代表する人気俳優となりました。

“浪人”経験がのちの人生を変えた!?

学生生活を満喫する元同級生たちを横目に、勉強に励まなくてはならない浪人生。それゆえ浪人生活は、孤独で辛いものです。しかし、そこで耐えた月日はその後の糧になるのでしょう。ここで紹介した人気俳優・タレントたちは、浪人時代の経験があったから、芸能界で長く愛される存在になったのかもしれません。思いがけない出来事が、道を切り開く場合もあります。どんな時も、「これはチャンス」と考えるといいのかもしれません。

(文/おがたま)