今春公開となる『ママレード・ボーイ』は、少女漫画雑誌『りぼん』にて連載されたアラサー&アラフォー世代ど真ん中の青春ラブコメディ。ほかにも漫画から実写化された映画は数多くあるが、その中でも30〜40代女性の青春時代を彩った漫画が原作で、映画版も見てみたい! と思える4作品を紹介したい。

(c)吉住渉/集英社 (c)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会

ツッコミどころ満載だけど新鮮…『花より男子』(1995年)

1992年〜2004年まで『マーガレット』で連載していた、言わずと知れた大人気漫画。映画化は2008年の井上真央と松本潤によるものが記憶に新しいが、実は1995年に内田有紀、谷原章介というキャストで映画化されている。

主人公たちが高校生ではなく大学生の設定になっていることや、バブルを感じさせる服装、まさかのキャスティングが新鮮な驚きを与えてくれる1995年版『花より男子』。見所としては、内田有紀の変わらぬ可愛さと、花沢類役のデビュー間もない藤木直人。そして主人公の牧野つくしをいじめる女生徒役に若き日の藤原紀香が出演しているところなども面白い。

一昔前の作品を観ると、当時の時代背景などが垣間見えて楽しいが、この作品は色々とツッコミどころが満載。友人などと一緒に、2008年公開版と比べて観たい作品だ。

手の届かない人へのひたむきな恋模様に共感したあの頃を思い出す…『イタズラなKiss THE MOVIE』(2016年、2017年)

『別冊マーガレット』にて1990年〜1999年にわたり連載され、作者が不慮の事故で急逝したため未完の名作となった『イタズラなKiss』。日本だけではなく、アジア諸国で実写化されるなど、世界的にも人気の名作だ。日本での映画版では『Part1 ハイスクール編』(2016年)、『Part2 キャンパス編』(2017年)、『Part3 プロポーズ編』(2017年)の3部作となっている。

同シリーズでは、ちょっとおバカな高校生・琴子(美沙玲奈)が、イケメンで秀才の入江くん(佐藤寛太)に恋をしてこっぴどく振られるところから始まり、紆余曲折を経て結婚するまでを描く。

3部構成にしても若干の駆け足感は否めないが、原作に沿って漫画の世界観を壊すことなく仕上げられており、安心感がある。日本でのドラマ版(1996年と2014年)、韓国、台湾、タイ版とキャストが異なり、それぞれ好みがある本作だが、大人になって余裕も出てきたアラサー&アラフォー世代なら昔を懐かしみながらおおらかな気持ちで楽しめるはず。

大人になっても楽しめる漫画の代表格…『クローバー』(2014年)

『クローバー』は、1997年〜2010年の期間、『ぶ〜け』、『Cookie』などで連載された人気漫画。少し大人っぽい女子は、『りぼん』や『マーガレット』ではなく、このあたりを読んでいた。長期間にわたり、複数の雑誌にて休載なども挟みながら連載してきたため、その間に読者も大人になったが、続きが気になり新刊が出るたびに書店に買いに走る人も少なくなかった。武井咲と大倉忠義主演で、2014年に映画化された。

ホテル勤務のOL・沙耶(武井咲)は、初恋を引きずってなかなか次の恋に進めずにいた。そんな中、上司の柘植(大倉忠義)から予想外の告白を受け、恋愛のリハビリを兼ねて柘植と付き合ううちに惹かれるようになる。しかし柘植を気に入った創業者一族の筒井栞(夏菜)が現れ、二人の恋は思わぬ方向へ……。

原作を読んでいる人からすると、評価は分かれるところかもしれない。しかしドS上司・柘植役の大倉忠義のかっこよさや最後にほっこりするところは、見ていて幸せな気分になること間違いなし。世知辛い現実から一時逃避したくなったら、漫画を読んでいたあの頃を思い出しながら本作を鑑賞して癒されよう。

今まで実写化されなかったのが不思議なくらい! 皆が待ち望んでいた『ママレード・ボーイ』

(c)吉住渉/集英社 (c)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会

1992年〜1995年の間、『りぼん』にて連載された超人気漫画。シリーズ累計1000万部突破の大人気コミックが、このたび実写化される。

両親がお互いのパートナーを交換することになり、同居することになった光希(桜井日奈子)と遊(吉沢亮)。次第に惹かれ合うようになるが、2人の間に立ちはだかるどうにもならない問題があって……。

光希と遊の恋愛に一喜一憂していた人も多かった本作は、複雑な家庭模様、教師と生徒の恋などを盛り込み、物語としても見応えがあった。かわいいけれど普通系女子の光希に桜井日奈子、イケメンで人気者だが陰も感じさせる遊に吉沢亮という完璧なキャスティング。さらに中山美穂、壇れい、谷原章介、筒井道隆という豪華な両親’sに期待も高まる。

ついに実写化された少女漫画の金字塔。アラサー&アラフォー女性のみならず、様々な世代から期待が寄せられている劇場版『ママレード・ボーイ』は、4月 27日(金)より公開。

(佐々木希@YOSCA)