映画『EVEN~君に贈る歌~』が6月2日に公開された。本作は人気歌手のRINが、売れないインディーズバンド「EVEN」のボーカル・武人とともに交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、武人に憑依してしまうというストーリーだ。武人役は『劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン』でNEW電王を演じていた桜田通が演じる。

菅田将暉に瀬戸康史も!元「仮面ライダー」たちの美しすぎる“変身”って?

桜田をはじめ、仮面ライダー役を演じた俳優の中には、のちにバンドマンを演じているものも少なくないことをご存じだろうか。

佐藤健も磯村勇斗も、楽器初心者でイケメンバンドマンに変身!

「仮面ライダー電王」で主演を務めた佐藤健は、『BECK』(2010年)で天才ボーカリスト役、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年)では人気バンドの元メンバーでサウンドクリエーターという役に挑戦した。

『BECK』の撮影に入る1ヶ月前に初めてギターに触ったという佐藤だったが、その初々しさが、“バンドを通じて成長していく高校生たち”という映画のコンセプトにぴったりだった。ちなみに、『BECK』には「仮面ライダーカブト」で主人公を務めた水嶋ヒロも天才ギタリスト役として出演している。

「仮面ライダーゴースト」で主人公らとともに戦う仮面ライダーネクロム役を演じた磯村勇斗は、昨年公開された映画『覆面系ノイズ』でバンド「in NO hurry to shout;(イノハリ)」のドラマー役に抜擢。ドラムは初心者だったというが、3ヶ月猛特訓し撮影に挑んだ結果、劇中では共演者も見入ってしまうほど迫力の演奏を見せつけた。イノハリとしてメジャーデビューもしており、デビュー曲はMAN WITH A MISSIONが書き下ろすなど本格的だ。

音楽がベースになった作品に出演している仮面ライダー

「仮面ライダークウガ」がブレイクのきっかけとなったオダギリジョーは、2012年放送の「家族のうた」(フジテレビ系)で、元大人気ロックバンドのボーカル&ギターで、落ちぶれたミュージシャン役を演じた。オダギリがギターを弾くシーンはほぼないものの、浅井健一やNOKKO、仲井戸麗市など毎回本人役として登場する豪華アーティストたちと並んでも全く違和感が無いほどに、大御所ミュージシャンのオーラをまとっていた。

バンドではないが、「仮面ライダーW」の主演・菅田将暉は『キセキ -あの日のソビト-』(2017年)でアーティスト役に挑戦している。人気グループ・GReeeeNの実話が基になっていて、菅田が演じるヒデが、ナビ(横浜流星)、クニ(成田凌)、ソウ(杉野遥亮)とグリーンボーイズというユニットを結成し、松坂桃李演じる兄の助けを受けながら、デビューを目指すというストーリーだ。劇中で本物の歌手に負けず劣らずの素晴らしい歌声を披露した菅田らグリーンボーイズは、GReeeeNのデビュー日と同じ1月24日に実際にメジャーデビューを果たし、「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)にも出演。大きな話題となった。

振り返ると、数々のライダー俳優たちが出演作品の中でバンドマンを演じてきている。桜田も、『EVEN~君に贈る歌~』をきっかけに今後活躍の幅が広がっていくだろう。

(文/河村綾香)