5月11日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系) に出演した長嶋一茂が、「学生時代は常に銀行口座に100万円振り込まれていた」など数々の“おぼっちゃま育ち”エピソードを披露。ダウンタウン・浜田雅功は、世間とはちょっとズレた長嶋家の子育てについて、「お前(一茂)が偉いんちゃう、親父(茂雄)が偉いんやで!」と苦言を呈し話題となった。実は、浜田は大御所芸人でありながら、厳しく子育てをしてきたのだ。

息子の将来を案じて厳しく子育て

浜田家には、息子が二人いる。長男は人気バンド・OKAMOTO'Sのベーシスト、ハマ・オカモト。ハマは、星野源のバックバンドを務めたり、楽器メーカー・米国フェンダー社と日本人で初めてエンドース契約を結んだりと、日本を代表するベーシストの一人として活躍中だ。

浜田とハマは、2013年1月3日放送のラジオ「RADIPEDIA」(J-WAVE)で一度だけ親子共演を果たしている。ラジオ内では、浜田は息子の進む道について「畑ちがうとこ行ってくれて助かったよ、こっちは。もしお前がお笑いやりたいとか言ってみ? もうナメるんじゃねえってボッコボコやでそんなん」と厳しい父親の一面をのぞかせた。これにハマは、「そんなこと微塵も思ったことない。だって父親より面白くなるってことでしょ? 考えたことないそんなん」と答え、浜田が子どもたちを甘やかさず、芸能界や世間の厳しさをしっかりと教えこんでいたことを感じさせた。

ラジオでは、まだハマが浜田の息子であることを公表していなかったとき、雑誌の特集で浜田が付録CDを出すことになり、ベーシストとしてハマがレコーディングに参加したときのエピソードも披露。ハマが「あの時のベースはどうでした?」と聞くと、浜田は「よかったです。ありがとうございました」と恥ずかしながらも嬉しそうに答え、優しい父親の一面をのぞかせていた。

しかしハマはそのレコーディングで、現場の緊張をほぐそうと、浜田に「おいっす!」とあいさつした際、浜田に「“おはようございます”だろ!」と言わんばかりのものすごく怖い顔でにらまれてしまったこともあったようだ。浜田曰くこの一件は、「親父だけど、ここは仕事場。『おいっす!』ってあり?」と思ったとのこと。これから芸能界で生きていく息子へ「シャキッとせえよ!」と言わんばかりの愛情のにらみだったようだ。

忙しい人気者でありながらしっかり愛情を注いだ

このように、浜田が息子たちへ厳しくするのは、愛情以外の何物でもない。妻・小川菜摘も浜田のイクメンっぷりをたびたび語っている。たとえば、生まれたばかりの次男が周囲の愛情を一身に受けているころ、浜田は、それをポツンと見ている長男をかわいそうに思い「あいつが起きている間は、下の子は抱っこしない」と宣言し、長男が寝た後に次男を思いきり可愛がっていたそうだ。

また、子どもが泣いていても「うるさい!泣かすな!」ということは言わず、「何で泣くんやろな」と言うなど、子育ては常に一緒に悩んでくれたという。さらに、子どもたちの受験の際には、忙しい合間をぬって「しょっちゅう、仕事の前に30分でも幼稚園、顔出して『ちょっと授業見せてもらいますので』って」と幼稚園見学に行っていたことも2017年6月23日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)で明かしている。

厳しさと愛情をもって、家庭を第一に考え子育てを一生懸命していたという浜田。前述の親子共演を果たしたラジオでは、学生だったハマに「音楽で食べていくつもりか」と聞いた時、ハマから「そんなに甘くねえよ!」と返されたことで、「世間の厳しさをしっかりわかってるな」と安心したことを明かしている。ハマが親の七光りではなく実力で成功をつかみ取ったのも、浜ちゃんの子育てのおかげだろう。

(文/河村綾香)