「スター・ウォーズ」シリーズのアナザー・ストーリー第2作目

2015年に公開された新シリーズ『エピソード7』こと『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、アメリカ国内のあらゆる興行記録を塗り替え、ぶっちぎりの興行収入歴代1位を記録。全世界での累計興収も約20億ドルを突破し、もはや映画という枠を超えた史上空前のエンターテインメントとなった。(Box Office Mojo調べ)

2016年には、シリーズ初のアナザー・ストーリーの1作目『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開。ナンバリングされた本シリーズではないながらも大ヒットを記録し、「スター・ウォーズ」シリーズの圧倒的な人気を裏付ける結果となった。

そして、アナザー・ストーリーの2作目となる最新作は、シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロを主人公に据えた、その名も『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』だ。

愛機ミレニアム・ファルコンで銀河を疾走し、その名を馳せた伝説の運び屋にして反乱同盟軍のアウトロー、ハン・ソロ。彼はいかにして“愛すべき悪党”になったのか? ハン・ソロの知られざる過去が、ついに明かされる!

新たなスターの誕生!

若き日のハン・ソロを演じるのは28歳の新鋭

(C)2018 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

ダース・ベイダーやルーク・スカイウォーカーのような特別な力を持たないにも関わらず、その大胆不敵な行動と、ユーモアのセンス、そして自信にあふれ、あくまで我が道をいくアウトロー、ハン・ソロ。

しかし、内に秘めた正義感で、ピンチから仲間を救う彼の姿は、あらゆる世代の心を虜にし、1977年からハン・ソロを演じた俳優ハリソン・フォードの名は世界中に知れ渡ることとなった。

そして全世界が注目する中、約3,000倍の競争を勝ち抜き、今作で“若き日のハン・ソロ”という大役を勝ち得たのは、コーエン兄弟監督作『ヘイル、シーザー!』(2016年)で脚光を浴びた新鋭、オールデン・エアエンライク。

「ハリソン・フォードに似た人物を捜すことはしなかった」というプロデューサー、キャスリーン・ケネディの言葉通り、ハリソンのモノマネで終わることなく、若い世代が共感できるハン・ソロを堂々と演じる。ハン・ソロ役をきっかけにスターダムを駆け上がることになったハリソン・フォード同様、オールデンもこの作品をきっかけに世界的スター俳優へと成長していくはずだ。

脇をかためるスターたち

一筋縄ではいかない仲間に、豪華俳優陣が勢ぞろい

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今作で若きハン・ソロが遭遇する一筋縄ではいかない仲間たちには、ハリウッドの最前線で活躍する個性派俳優たちが名を連ねた。

ハン・ソロの幼なじみで、多くの謎を秘めた女性キーラを演じるのは、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのデナーリス役で一躍スターダムを駆け上がり、大作からのオファーが殺到しているエミリア・クラーク。

危険な世界へとハン・ソロを導くベケット役には、『スリー・ ビルボード』(2017年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、近年話題作への出演が続くウディ・ハレルソン。

そして、ハン・ソロの悪友として過去作にも登場している重要なキャラクター、ランド・カルリジアンの若き日を、グラミー賞受賞アーティストであり、『オデッセイ』(2015年)、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)にも出演した、ドナルド・グローヴァーが演じている。

大人気キャラクターの“交代”

チューバッカを演じる長身スターにも注目!

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生涯の相棒となるチューバッカとハン・ソロがどのように出会ったのかは、今作で気になることの一つだろう。そのチューバッカを演じるのは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)に続いて、ヨーナス・スオタモ。

彼は身長約213㎝で、プロバスケットボールの元フィンランド代表という経歴を持つ異色の俳優だ。シリーズで長きにわたりチューバッカを演じていたピーター・メイヒューが高齢なため、『フォースの覚醒』(『エピソード7』)から一部のシーンで代役を務め、『最後のジェダイ』(『エピソード8』)からは完全にチューバッカ役を受け継いでいる。

映画界を代表する名コンビにどんな過去があったのか。ピーターが演じるチューバッカの動きにも注目しながら、相棒誕生の瞬間を目撃しよう!

キャラクターたちにまつわる過去

ここに注目!映画『ハン・ソロ』を200%楽しむポイント

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今作は、シリーズ第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)で、ルークやレイアと出会う前の若きハン・ソロの姿が描かれる。

『スター・ウォーズ』シリーズは、主にスカイウォーカー家の物語であるため、シリーズの主要キャラでありながらも、ハン・ソロの過去はこれまであまり描かれてこなかった。

彼の幼いころに何があったのか、なぜパイロットになったのか、チューバッカはなぜ生涯の相棒になったのか、ファンならずとも気になるポイントが、今作で次々と明らかになっていく。

また、気になるのはハン・ソロの過去だけではない。公開されている映像では、悪友ランド・カルリジアンの若いころ、そして、幼なじみで謎の美女キーラも登場。さらに、本作におけるチューバッカの年齢が、“190歳”であることも判明している。彼らがどのようにハン・ソロの未来に影響を及ぼすのかも、大きな見どころと言えるだろう。

そしてもう一つ、ハン・ソロの愛機であり銀河最速の宇宙船、ミレニアム・ファルコンにも注目。現行シリーズでも大活躍する、まさにシリーズを代表する宇宙船だが、はじめて登場した頃からすでにオンボロ船の烙印を押されていた。過去作において、ハン・ソロが悪友ランドとの賭けに勝って手にしたということは語られていたが、今回は、若きハン・ソロが真新しいミレニアム・ファルコンに初めて乗り込むというシーンを見ることができるはずなので、大いに期待したい!

大ヒット作の舞台裏

制作も一筋縄でいかない!?

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ハン・ソロの波瀾万丈な冒険同様、本作の制作も一筋縄ではいかなかったようだ。

監督を務めたのは、ジョージ・ルーカスが監督した『アメリカン・グラフィティ』(1973年)に俳優として出演し、その撮影現場でルーカスが「スター・ウォーズ」シリーズのアイデアを語るのを聞いたという名匠ロン・ハワード。

しかし本作は、当初『LEGO(R) ムービー』(2014年)のフィル・ロード&クリス・ミラーのコンビが監督していたが急遽、ロン・ハワード監督がメガホンを取ることが発表されたのだ。

ハワード監督は、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)の制作当時、ルーカスから直々に監督をオファーされていたことを明かしている。撮影が開始してからの降板劇となったが、ルーカスから厚い信頼を得るロン・ハワード監督がメガホンを握ることになった。

制作途中での監督交代というのは、なかなか勇気がいる決断のはずだが、そこは記録を塗り替え続ける世界的なヒットシリーズだ。クオリティに妥協を許さない、『スター・ウォーズ』首脳陣の執念が垣間見えるところだろう。

全世界が待ち望んだ2018年最大の話題作、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、6月29日(金)に日本でも公開を迎える。新たなる若きハン・ソロ誕生の瞬間を見届けよう!

文=SS-Innovation.LLC

 

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