先月第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞した映画『万引き家族』にて、圧倒的存在感を放つ女優・松岡茉優。彼女は“アイドルオタク”という意外な一面も持つ。

「新生モーニング娘。の大ファン」と公言する松岡は、過去にも自身の一番のひいきメンバー、通称“推しメン”が鞘師里保であること、彼女を応援するうちグループ全体を応援する“箱推し”になったことに加え、「ハマるっていうか、人生(そのもの)」と溢れるモー娘。愛を語ってきた。モーニング娘。を筆頭にした“ハロプロ”ことハロー!プロジェクトのアイドルたち。松岡以外にも、数多くの女優のハートを鷲掴みにしているようだ。

私の推しがかわいすぎてツライ!? 桐谷美玲、新木優子も

ハロプロと言えば、“歌って踊れてトークもイケる”三刀流のアイドル軍団。振り返ってみると、“王道アイドル”といえば「カワイらしい振りつけで歌うウブい歌手」というイメージが強かった日本の音楽シーンに、まったく新しいアイドル像を打ち立てたのは、本格的なフォーメーションダンスをお家芸とするモーニング娘。たちであったようにも感じられる。

松岡だけでなく、桐谷美玲もモーニング娘。を愛する女優のひとりだ。「ハロプロショップで高橋愛ちゃんの写真買ってました」「カラオケで必ずモー娘。の曲を歌う」と自身のInstagramでも明かしている桐谷は、小学生の頃からモーニング娘。の大ファンだという。2017年12月20日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)では、モーニング娘。のヒット曲「シャボン玉」の「本気で好きだって言ったじゃん!」で始まる長台詞をカンペキに再現し、共演者たちを沸かせた。

また映画、ドラマと引っ張りだこの女優・新木優子も、ハロプロアイドル好きで知られる。今年1月より放送されたドラマ「トドメの接吻」(日本テレビ系)、7月公開予定の映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』にも出演予定と多忙な日々を送る傍ら、大好きなアイドルたちを推し続ける新木は、6月2日にはモーニング娘。’18が主演する舞台「ファラオの墓~蛇王・スネフェル~」東京公演に訪れ、メンバーとの記念写真をInstagramに投稿。新木のInstagramを見ると、他にもJuice=Juiceやこぶしファクトリー、つばきファクトリーなど、あらゆるハロプログループのライブに参加しており、その熱狂ぶりがうかがえる。

ラジオ、本でも止まらない!? 蒼井優、菊池亜希子のハロプロ愛

ハロプログループの中でも「アンジュルム推し」を公言している蒼井優は、2017年10月13日放送のラジオ「オールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)で、昨年末にモーニング娘。’17を卒業した工藤遥に言及。プライベートでも仲良しの菊池亜希子の家で、ハロプロのDVDを観ながら「(工藤が)女優になるって! どういう作品がいいかな」とふたりで盛り上がったエピソードを語った。

菊池といえば、兼ねてよりハロプロファンを公言している女優のひとり。自身のムック本『菊池亜希子ムック マッシュ vol.5』(小学館)には“気になるあの娘。”に前述の工藤をピックアップし、「以前から『工藤さん、かわいいな~』って思ってた」と本人を前に熱烈告白。同誌には、菊池自らが選んだ服を身にまとった工藤の写真も掲載されている。

ハロプロは女優転向後もおもしろい!?

コンサートと同様、演劇やミュージカルにも定評のあるハロプロ。そのためか、ハロプロ出身者の中には、工藤のように“元アイドルで現女優”の肩書を持つ者も少なくない。工藤は現在、特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(テレビ朝日系)にルパンイエローの早見初美花役で出演中。

ほかにも、ソロで活躍した真野恵里菜が女優に転向後、一躍ブレイク。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK)、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)、映画『覆面系ノイズ』(2017年)、『坂道のアポロン』(2018年)など数々のヒット作に出演と、その活躍は途切れない。元アイドルたちが女優として育っていく過程を見守るのも、ファンにとっては楽しいもの。そのあたりが、ハロプロから目が離せない理由の一つなのかもしれない。

“歌って踊れてトークもイケる”改め、“歌って踊れてトークも演技もイケる”四刀流のハロプロ軍団。今後も、どんな逸材が輩出されるか、いまから楽しみである。

(文/ナカニシハナ)